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技術系サラリーマンの生活実験

【ライドルート】和歌山市から和泉葛城山、龍門山ループを走る。

私の妻の実家は和歌山県和歌山市にあり、帰省の度に時間をもらって走りに行く山があります。今回は年始の休みの2日間で走ったライドルートを2箇所紹介したいと思います。

 

◼2018年1月4日 和泉葛城山

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和歌山市から国道24号を東へ走り、「京奈和道 紀の川IC」がある県道62号を北上すると「神通温泉」があり、その脇に葛城山への分岐があります。

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神通温泉」正面の道を東へ入ると「和泉葛城山」への登り口になります。

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こんな雰囲気の2車線分の登りが約10km続きます。勾配は最大で12%程度。交通量がほとんど無いため落ち着いて走れます。

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途中1箇所分岐がありますが、この看板で左へ進みます。

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山頂には東屋があり、周辺にはトイレ、自販機もあります。

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東屋の脇を覗くと、竹藪に繋がる轍が3本ほど見えました。これはひょっとして・・・

ここまで約10kmの登りはなかなかキツいので、その時はe-bikeが欲しい。

 

山頂の看板の写真を見ると、東側の下りが4km弱。登りに対して猛烈な下りです。

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過去にロードバイクで下った時に懲りたので、この日は山の東側には下りませんでしたが、夏に走った時はこんな雰囲気でした。みかん畑を下る急坂の農道で、まさにディープ和歌山。

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ガードレールが無い上に勾配は急で、シクロクロスバイクのカンティブレーキだと猛烈に握力を消耗します。

私のような小デブにはディスクブレーキが欲しいです。

 

ここまでのルートは和歌山市内の妻の実家から山頂まで往復して60km弱、900mアップ程度。私の脚でも休憩を取らなければ3時間あれば往復できます。短時間のトレーニングに持ってこいです。

 

この日はライドの締めに、最近和歌山市内に移転した「Kualis Cycles」の工房を訪ねました。妻の実家から近い、とは聞いていたのですが、果たして妻の実家から約10km。住所は公式には公開されていないので多少探しましたが、住宅街の一角に見つけました。アポ無しの訪問だったのですが、ビルダーの西川氏はホームページのリニューアルのため工房に出ていました。突然の訪問にも関わらず工房をじっくり見せていただいて、色々貴重なお話を聞かせていただけました。Kualisのチタンフレームを間近でじっくり見たのは初めてだったのですが、リアエンドの溶接部の輝きと変色範囲の狭さに衝撃を受けました。遠目に見ても輝きが目立ったので、思わず鼻息が荒くなりました。

 

私は専門が電子工学で、半田付けには多少の心得があるのですが、半田付けも溶接の一種。半田の輝きは上手い作業かどうかの評価基準の一つで、まず注目するポイントです。西川氏の溶接は噂には聞いていましたが、言葉が選べない感覚でした。

 

また注文したいフレームが増えてしまった…全く高いと思えなかったのですが、資金が無いのだけが問題ですね…

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写真はビルダーの西川氏が撮ってくれました。

注文したい注文したい注文したい。

 

◼2018年1月5日 龍門山ループ

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私が勝手に名付けているのが、紀の川の南側にある「龍門山ループ」です。

龍門山へ登るわけではなく、龍門山を囲む県道のルートで、序盤にハードな登りが楽しめます。

 

国道24号を東へ走り、JR名手駅とJR西笠田駅の中間に県道120号があります。

和泉葛城山の東側を下ってくると県道127号につながり、そのままこのルートに入る事ができます。2つのルートをつなぐと120kmオーバー、1700mアップは可能になるハードコースになります。

 

国道24号を東向きに見て、この看板が目印の交差点「小島」を右折します。交差点の奥にはホームセンター「コメリ」が見えます。

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交差点を曲がると橋が見え、その奥がこの後登る山になります。前日の快晴とは変わってこの日は曇り空だったのですが、この辺りから雪がチラチラ降ってきました・・・

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先程の橋を渡って右折、「ヘアーサロンハヤシ」を左折です。下の写真の奥側が県道120号の続きです。

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ここからは斜面の果樹園の間を抜けるつづら折りの登りになります。序盤はそれほど傾斜はきつく無いのですが、徐々に傾斜がきつくなってきます。途中何箇所か分岐がありますが、とにかく登り方向に進みます。

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「ここからが本当の地獄だ・・・」県道120号の登りは、終盤にかなりの斜度を体験できます。「Strava」の結果によると最大28.8%(!)。今回は38×32のギア比1.188というスーパーローを用意していたので初めて脚を付かずに登れました。ブラケット上部を握る鬼ハン状態で、捲れないように最大限伏せてクランクを回しました。個人的な感想としては、東海地方では一部で有名な、知多半島の「花ちゃん坂」よりキツいです。

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坂を登りきると観音像を祀った小さなお社があります。ハードな登りはここまで。この日は雪が徐々に強くなり、うっすら積もってきていました。

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観音像のお社前に「上柄那賀線」の看板があり、そのまま進むみます。

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杉林の間を進みます。

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途中分岐があります。以下の写真の右手から進んできました。「飯盛山荘」の方向(進行方向右)に進みます。

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先程の写真の分岐を進行方向左へ進むと国道480号につながります。この交差点から18km登ると高野山です。この日は「高野山まで行くと倒れるな・・・」と思ったので断念しました。

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先程の分岐を「飯盛山荘」方向に進むとさらに分岐があり、今度は左へ進みます。

飯盛山荘」へはまだ行ったことがありません。

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ちょっとした集落を抜けるとまた分岐です。以下の写真の場所を右に進むと県道4号につながります。

複雑ですが、とりあえず分岐は下り方向へ進めば問題ないです。

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県道4号を下ると県道3号へつながります。以下の看板の写真で右に進むと和歌山市の方向です。

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県道3号はアップダウンが多少ありますが平坦路と言ってもいい快走路で、天気さえ良ければかなりノッて走れるのですが、この日は雪。ペースは上がりませんでしたが、気分は上がりました。雪の振るライドって何でこんなに気分が上がるのでしょうか。

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山の上で雪ということは、下界は当然雨ですよね・・・寒かったです。

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このまま県道3号を下りきると、国道424号につながります。国道424号からは海南方面にも岩出方面にも道がわかりやすいため、迷うことは無いと思います。

 

こちらも和歌山市内から走ってトータル70km弱、800mアップ程度です。

 

県道3号の終着付近には「藤桃庵」という農家が経営しているジェラート屋さんがあるのですが、ずぶ濡れと寒さでさすがに寄る気にはなれませんでした。

www.toutouan.biz

 

テレビで紹介されたせいか大変な人気店です。確かに美味しいのですが、オペレーションが朴訥な感じで少し待たされてしまうのが難点。バイクラックはあります。

 

和歌山県は、高い山はありませんが山と山をつなぐことでかなりの獲得標高を稼ぐ事ができるルートがたくさんあると感じています。

 

更にはハンドメイドバイク愛好家には、世界最高峰のビルダーに直接採寸してもらってオーダーが可能な地域でもあります。アドベンチャーライドを求めるサイクリストにとっては通年で走りを楽しめる地域です。次はお盆休みに帰省予定。そのときには新しいルートを開拓したいと思います。その時は友人も誘って走れると最高だろうな、とか妄想しています。

【雑記】C4シクロクロッサーのぼくの1日

シクロクロスはとっても楽しくて、自転車が好きなら色んな人にオススメしたいのですが、なんというか「少し忙しい」のです。あとは楽しくて1日中動きっぱなしなので、あっという間に1日が終わります。妻子ありC4シクロクロッサーの参考になるかもしれない、多分参考になるんじゃないかな的な私の1日を記録してみました。

 

4:00 起床、着替え、妻子の朝食準備

起きてすぐ試走とアップ用のビブショーツと長袖インナーを着込みます。ビブの肩紐は掛けずにズボンと上着を着て妻子の朝食準備を始めます。

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定番の超手抜きサンドイッチです。この日はスクランブルエッグとトマトチーズとブルーベリージャム。私はレースまで固形物を食べないので私の分はありません。低コストだし、移動中に食べられるので会場までの道中でコンビニストップが要らないのでスムーズに会場入りできます。

 

4:30 妻を起こす

5:15 出発

荷物は前日までに車に積んで、着替えたらすぐに飛び出せるように準備してあります。まだ寝ている息子にダウンジャケットを着せて車に押し込み出発です。今回の会場であるワイルドネイチャープラザまでは一般道で1時間強。東海シクロクロスのありがたみを感じます。f:id:tkcx3110:20171217211247j:image

名古屋市内から雪がチラついていました。

道中でチビチビとスポーツドリンクを1Lと、ゼリー飲料を飲み、さらに水をチビチビ飲みながら会場を目指します。C4のレースは30分なので、固形物を食べなくてもエネルギーは持つ感じです。水分を沢山摂っているので会場入りした後必ず便通があります。水分たっぷり、胃も腸もカラッポ、でも空腹感無しのコンディショニングです。

 

6:30 会場入り

可能な限りスタートに近い所に車を停めたいので早めの到着を狙います。会場の開門直後に到着できました。今回の私のレースはC4Cなので少し余裕があります。受付開始まで仮眠を取りました。

 

7:00 受付

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あらかじめスタートリストでゼッケンNo.を確認し、受付に並びます。妻の分も含めてゼッケンと安全ピンを受け取ります。安全ピンは毎度貰っていましたが、貯めて流用するようになりました。

 

7:15 ゼッケン着け、機材の準備、試走開始

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車に戻ってレース用のジャージにゼッケンを付けます。身体を冷やしたくないので、レース用と試走・アップ用のジャージを分けてあります。ゼッケンを付けたら落ち着いて自転車を準備し、試走を開始します。

 

8:00 妻が試走

実際この日は当日試走はせずに、身体を温めるためにローラーを回して、あとはコースの観察に時間を使いました。

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普段は妻と交代で試走に行っています。

 

9:20 アップ開始

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召集40分くらい前からアップを始めます。この日はC4Cなので10:00招集なので9:20頃から。これまで色々試しましたが、最終的にローラー台で軽いギアを回すのが身体に合っていました。

Raphaのウインターエンブロケーションを脚に擦り込み、ゼリー飲料や水を飲みながらクランクを回して、身体を温めほぐします。

 

9:45 アップ終了、着替え

アップでしっかり汗をかくので、その後身体を冷やさないようにウェアを全て着替えます。

着替えたらすぐにダウンジャケットを着て召集に備えます。

 

10:00 召集

この日のゼッケンNo.は「5」。フロントローに並べるので遅れないように召集エリアに向かいます。

 

10:10 レーススタート

レース開始2分前にジャケットを脱いで妻に渡し、いざレース開始です。家族と一緒に参戦だとこういう時にすぐ預かってもらえるので本当に助かります。息子(小学2年生)も最近は慣れてきて、レースの苦しいポイントがわかっているのか、へばりそうなタイミングで応援してきます。かと思ったらレースが終わると友達と遊んでいたりとピクニック感覚で楽しんでいるようです。

 

11:00 朝食兼昼食

レースが終わってやっと朝食兼昼食です!

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BUCYO COFFEEブースでプロテインカレーうどん1.5玉を買います。計¥1,100です。レースの直後は意外にお腹が空かないのですが、ちょっと食べないと後でガクッとくるのですぐ食べます。この日は寒かったのでカレーうどんは本当に有り難かった。レース会場で安価にお腹いっぱい食べられるのが東海シクロクロスのいいところ。全日本マスターズチャンプのお店は常にシクロクロッサーに(もちろんそうでなくても)優しいのです。

 

12:10 妻の召集

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召集まで念入りにアップ中の妻に付き添って時間を待ちます。レースが見える位置にローラー台を置けたのはテンション上がってよかったです。

 

12:20 妻のレース

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スターティンググリッドの横で妻のジャケットを受け取ります。寒くても半袖ジャージにショートパンツのスタイルが定着している妻はスタートギリギリまでジャケットを脱がないので、ジャケットを持ったまま応援で会場内を走ります。 

 

12:40 妻子の昼食を買いにBUCYO COFFEEブースに並ぶ

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1日に3、4回は買いに行くBUCYO COFFEEブース。レースが終わった妻に「何玉?」と確認してから妻子の昼食を買いに並びます。

 

〜15:30レース観戦、合間で洗車、片付け 

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友人の応援でレースを楽しみます。ワイルドネイチャープラザはどうしても降車で押す区間があるので伴走しながら声援を送れるメリットがあります。この「応援」も本当に楽しいのがシクロクロスのいいところ。

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軽く水洗いした自転車をフクピカで拭き上げて簡易洗車し、車に積み込みます。車はRenaultのkangoo(2010年式)で、自転車の固定は前輪だけ外してフォークを固定するMINOURAのVERGO(旧型)を使っています。VERGOは10年以上使っていますが全然壊れません。我が家のホイールがQRである限り使い続ける事になりそうです。速やかに帰宅できるようにこまめに積み込みをするようにしています。

 

16:00 帰路に着く

全てのレースを観戦してから帰宅します。夕方で一般道でも2時間かからず帰宅できます。本当に会場が近い。

 

18:00 帰宅、洗濯、夕食の準備

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帰宅して荷下ろししたら最初にするのが「洗濯」です。この日は砂まみれの靴下の砂を可能な限り払ってから風呂場で踏み洗いです。土などがついたジャージも同様に踏み洗いして洗濯機に放り込みます。晴れている場合はそのまま夜から外に干してしまい、雨のレースの後は倉庫状態になっている部屋に干して、部屋を密閉し除湿機をフルパワーで回します。

 

使っている除湿機はコレです。

panasonic.jp

梅雨の時期と雨のシクロクロスや雨のキャンプの後大活躍のアイテムで、満足しています。 

 

19:00 夕食

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洗濯が終わったら晩御飯です。手を抜くために前日からカレーを作っておきました。ルーは日高昆布の出汁に「S&Bゴールデンカレー甘口」と「横浜舶来亭カレーフレークこだわりの中辛」のミックス。冷蔵庫にウインナーがあったのでトッピング。妻の祝勝会なのでビールを開けましたが、夕食は貧相なモノです(笑)。でも、ビールを飲みながら家族で今日のレースを振り返るのは楽しい時間です。

 

〜21:00 息子の宿題を見る、一緒にマインクラフト

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夕食が終わったら息子の宿題を見て、その後「マインクラフト」です。「よゐこのマイクラでサバイバル生活」を見てマルチプレイに息子が興味を持ってから、時間があると2人でプレイしています。「2人で掘ると仕事が早いね!」とは息子の談。

 

〜21:30 入浴、息子就寝

 

22:00 kikuzo氏がアップし始めているレースの写真を眺めながらセルフマッサージしたり、レースレポートを書いたりする

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東海シクロクロス公式フォトグラファーKikuzo氏は大変仕事が早く、22:00位にはFlickrに写真のアップが始まります。写真を眺めながらブログを書きます。

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ブログを書きながらリカバリーのためセルフマッサージです。手前の低周波治療器と、黄色い「イナーメボール」を使います。「イナーメボール」は本当に気に入っていて、身体のアチコチに使っています。昨年1個買ったら妻が返してくれなくなったのでもう1個買いました。文句なくオススメします。

 

23:30 就寝

次の日は月曜日。身体は疲れていても気分スッキリで仕事に向かうためにも日をまたぐ前に就寝します。シクロクロスのあった日は布団に入ると一瞬で寝入ってしまいます。

 

こんな感じで充実した楽しい休日が過ごせるのも、運営、スポンサー、そして一緒に走ってくれるシクロクロッサーのお陰です。我が家は夫婦(たまに息子も)でシクロクロスに参戦していますが、これだけ楽しめるのは家族で参加しやすい土壌が育っているからだと思っています。自転車やスポーツが好きな方であれば、観戦だけでも気軽にできるので、休日の過ごし方が決まっていない方にぜひおすすめしたい。ご検討下さい!

【レースレポート】東海シクロクロス第4戦 エディ・メルクスCup(ワイルドネイチャープラザ)C4C

12/19追記

公開当初記事内に「Green Cogの庄司店長」と記載していましたが、後ほど庄司さんのニックネームが「店長」である事が明らかになり、Green Cog代表の山本様に大変な無礼を働いていた事が明らかになりました。深くお詫び申し上げますとともに、Green Cogのライダーはキャラが立ちすぎで面白すぎるので記事の訂正はしない事にしました。重ねてお詫び申し上げます。

 

東海シクロクロス第3戦の「ふれあいパークほうらい」から2週間。待ちに待った「ワイルドネイチャープラザ」がやってきました。

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Photo by Kikuzo この深い砂をどう乗り越えるかが勝負の分かれ目。

かつては3位表彰台だったり、フロントローからのスタート直後に前転をメイクするなど私にとって大変思い出深いステージで、ある意味一番楽しみにしているコースです。そして、良い1日になりました。

 

 前回の「ふれあいパークほうらい」でイマイチな結果だった私ですが、妻がCL3で3位入賞した事と、筧五郎さんにハッパをかけてもらった事もあって、可能な限り練習して鼻息荒く挑みました。

 

◼レースの前日まで

「ふれあいパークほうらい」まで、約5ヶ月の間56cycleに通えてず、レースも全然出ていないし、ろくなトレーニングもできていなかったのですが、筧五郎さんに再会し練習のやる気が俄然上がってきました。師と仰げる人がいる、というありがたさを今更実感しました。

2週間の間で、

夜に実走行が計2回、

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土曜日の朝に操作感覚を意識したクロス練、

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Circles主催のシクロクロスクリニック、 

そして56cycleでのローラー教室2回。

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という感じで、自分的にはこれまでになく練習できた感じです。仕事の都合もあって56cycleに木曜日に行けたのですが、レースを日曜日に控えて木曜日に限界まで追い込めるのは曜日周りが良かったです。筧五郎さんのアドバイスを練習とポジション見直しに活かせたのも大きいです。

 

さらに、「どんどん乗ったれ」と思いレース前日の土曜日は、前日試走の前に104cycleの児玉さん主催の「sfiDARE CRIT」というピストクリテリウムの練習会にも参加しました。

集団で周回練習をした後にタイムトライアルです。

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この後盛大に前転・・・

 1回目はスタート後にクリートが嵌ったと勘違いしたまま踏み込んでしまい、盛大に前転をメイク。2回目はビビリながら走って完走。スピードとバランスのコントロールが問われるので、シクロクロスにも共通する事が多くあり大変楽しめました。コレはまた行きたい。

 

ピストクリテ練習会の後に前日試走に向かいます。練習会を行った平田リバーサイドプラザからワイルドネイチャープラザまでは車で20分程度。すぐ着きました。試走で低圧を試してみようと1.3barに設定したのですが、1回目の試走のコーナー失敗で前輪のビードビードフックの間に砂が入り込み、そこからエアが漏れてしまいました。こんな時に限ってリムテープもシーラントもエアタンクも持ってきていない。1周もできないまま前日試走が終わるのか、と思っていたら、設営に来ていた深谷産業の牧さんが見かねてタイヤをはめ直してくれました。お陰でその後もしっかり試走ができて、空気圧は前後1.5barに設定。牧さんのアドバイスどおり帰宅後タイヤを再点検して、レースに備えました。本当に感謝です。

 

◼︎レース当日

前日に22:00に寝た事もあって4:00にバッチリ目覚めて準備をし、6:30には会場に到着しました。会場に近づくにつれ風は強くなり、雪がチラつく猛烈に寒いコンディション。午前中は陽射しが見え隠れしながら雪が舞う状態で、砂のコンディションも前日試走と全く違いました。

 

湿り気を帯びた砂が絡みつくとチェーンの洗浄が大変です。綺麗な状態でレースに挑みたかったので、当日の試走はやめて、Raphaのウインターエンブロケーションを脚にすり込みローラーでアップのみに。かわりに試走をじっくり観察して、どこでつまづくライダーが多いのか確認しました。相変わらずレース前の便通はしっかりあり、胃も腸も空っぽ、水分はしっかりのコンディションです。このルーチンは確率されてきました。

 

◼実際のレース

ワイルドネイチャープラザは、昨シーズンにスタート直後の前転落車をメイクしているので、スタートにはとにかく気を遣いました。「右側のラインが良い」と聞いていたので確認してみると右側のコーステープ付近は確かに掘れていない。ボディNo.5でフロントローなので、可能な限り右のグリッドに入ろうと決めました。結果右から2番目。いい位置です。しかしフロントローの他のライダーは私と違って「シュッと」した方ばかり。緊張感が高まります。

 

落車が怖いので、スタート直後は慎重に加速しました。極端に離されずに7番手くらいで第1コーナーの砂に進入。目の前の方が落車し、そこで降車、次の砂が締まっている区間まで自転車を押します。前日試走をなぜか見に来ていた筧五郎さんの「轍に乗せる」というアドバイスに従って、砂が掘れている区間で押す時はとにかく轍に乗せる事に集中しました。

 

「轍に乗せる」は乗車中も重要で、上手く乗ると私のように体重が重たいライダーでも砂区間を乗れる距離が増えます。遠くの轍を目視して、あとはクランクに360°トルクをかけ続けることをイメージして漕ぎます。

 

相変わらずキツいゾンビ坂。走って登りたいのにどうしても徒歩のスピードに。家族や友人の応援で脚を動かします。

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Photo by Kikuzo 頂上を見ると気が遠くなる・・・

 

今回は担ぐのはやめて押すことにしました。担いだ時の負荷と押した時の負荷の違いがわからなかったので、持ち上げる手間がロスになると考えたからです。

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Photo by Kikuzo 心臓が爆発しそう・・・

 

2週目のゾンビ坂後の下りで前の走者を捕まえて4番手に。15秒くらい先に昨シーズンの愛知牧場でやられたGreenCogの庄司店長の背中が見えます。宿敵発見とあっては心臓は爆発しそうですが俄然燃えて来ます。なんとか庄司さんに追いつきたい!

 

しかし相手はタイヤが太いドロップハンドルのMTB、砂では断然有利です。結局私の脚では追い付けず、逆に差を広げられてしまいました。最後の林区間で興奮のあまり「庄司さーん!」と叫んでしまいました。

 

そのまま4番手でゴール。気がついたら前の3人はMTBで、クロスバイクでは私が先頭でした。表彰台に上れなかったのは悔しかったですが、フロントローの「シュッと」した方々に負けなかった点では自分の進化を感じました。

 

◼︎良かった点

・ウェアリングが良かった

気温は低いし風も強かったのですが、インナーはメッシュのノースリーブ、腕はウインドストッパータイプのアームカバー、脚はウインターエンブロケーションでレース中は全く寒くありませんでした。特にウインターエンブロケーション。アップからレースまで脚が冷えませんでした。

・経験(アドバイス)が生きた

これまでの経験から、乗車と降車の判断が早くなった気がします。砂区間を全て乗車で超える地脚がない私としては、乗れる限り乗って、かつ速やかな降車と乗車がキモです。あとは速いライダーに教えて貰ってきたアドバイスがようやく身に着き始めてきた感じです。みんな言葉は違うのですが意味が同じの場合が多くあり、そのアドバイスは間違いなく効きました。もっと意識して練習したいと思います。

・ポジション調整後何かいい感じ

前回のレースの反省からポジションを見直し、結果的にサドル高さが12mmアップしました。ロードバイクとほぼ同じBB⇔サドル長になってしまいました。これが意外にも調子よく、ダートでもペダリングしやすいのです。「シクロクロスはアップライトなポジション」と意識が凝り固まっていましたが、だんだん前傾が深く、サドルは高くなってきました。「ロードバイクより気持ちアップライト」という印象です。本当に効果があったのか、次の第5戦「大野極楽寺公園」でも確かめたいと思います。

 

 ◼︎悪かった点

 ・無駄なブレーキング

コースの後半の林区間で、ライン取りを誤り無駄なブレーキングでぎこちないコーナリングになってしまった箇所が何回もありました。観戦中にみた美しいコーナリングのライダーは、ほとんどブレーキを使っていませんでした。すべてのコースに影響する話なので、今後も練習が必要です。ただ、砂区間は無意識にブレーキを握らないようバートップを掴んで走りました。これは良かったと思っています。

 

■まとめ

リザルト

出走:C4C

順位:4/28位(14%)

タイム:28:39(+3:48)

 

コーナリングは常に課題。

・前回より順位が上がっている。

 

◼後記

この日最大のハイライトは、何と言っても妻がCL3で優勝したことです。

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寒くても半袖ジャージにショートパンツが妻のスタイル。

 

前日に「なんとなく上位に食い込める気がする」と言っていたのですが、勝ってしまいました。レース序盤はもたついて遅れていたのですが、後半に大きく追い上げ、最後のシケインで1位をパスしてそのままゴール。シケイン付近で観戦していた私は大興奮でした。妻のワイルドネイチャープラザの戦績は、初回はDNF、2回目は最下位。それが前回の「ふれあいパークほうらい」で3位になった勢いで優勝です。「CL2はCL3で一位になってから」の約束どおり、次回からはCL2に挑戦です。

 

帰宅後レースの事を振り返りながら2人で飲んだビールは最高でした。お酒はこんな飲み方が最高ですね。

 

しかし妻がCL2に出走となると、私がC4Cの場合同時にコースインになってしまいます。こんな日が来ようとは。。。夫婦揃ってシクロクロスを楽しむようになって、予想していなかった事がどんどん起きています。次のレースでも何が起きるのか、今から楽しみです。

【レースレポート】東海シクロクロス2017第3戦 ふれあいパークほうらい C4B

前回11/12の各務原アウトドアフィールドであまりの走れなさに閉口した私でしたが、その日から気分が全体的にアガってきて、好きな事に挑めると全てにおいて調子が良くなる事を感じました。シクロクロス、大好きです。

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Photo by kikuzo

さて、今シーズンは基本東海シクロクロスのみ参戦と決めた私には第2戦となる新城ステージ「IRC Cup」がやってきました。レースへ向けて少しでもやれる事をやろうと、今できる範囲で準備して挑みました。

 

◼︎レース当日

AM5:15に名古屋をでて、新東名で新城を目指しました。途中息子のトイレ休憩を含めても6:55に到着。ロス含めて時間が読み通りだったのが気分が良かったです。昨シーズンから続けている、固形物の朝食は摂らず、スポーツドリンクと水をトータル2L以上、あとはゼリー飲料でレース開始まで持たせました。前日に会社の忘年会でパエリアを作り、しっかり食べたので炭水化物の補給は十分でした。

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バーベキューおじさんの本領発揮inリトルワールド

 

レース前に飲む水分量の調整でほぼ決まった時間にお通じがあり、胃も腸もカラッポで保水量はタップリでレースに挑みました。

 

朝の試走は妻の試走時間も確保するため短め。妻はCL3なので昼の試走も可能なのですが、C1ライダーとキッズが混走しているのが怖いらしく、昼の試走はしないと決めていたようです。

 

今回アップは会場である「ふれあいパークほうらい」のゲートから駐車場の上りを往復してみました。シャカシャカ漕いだのですがあまり心拍が上がらずアップ不足な感じでした。次回からはやっぱりローラー台でアップにしたい。

 

◼︎実際のレース

レース開始前の気温が微妙で、ノーグローブだと指先が寒く、結局ウインターグローブとアームカバーをしました。インナーは前回の反省もあってノースリーブに。結局指切りのグローブにしておくべきでした。

 

今回はボディNo.9でセカンドロー。第一コーナーは狭い舗装路で落車が怖い。うまく前が空いたら前へ出て、無理な場合は第一コーナーを抜けてから頑張る事にしました。

スタート後第一コーナーは安全にこなして、舗装路から芝区間に突入した時は7番手に。そこから精一杯走るも特に見せ場はなく、ズルズル順位を下げて結果としては13/38位(38%)とイマイチ振るわない結果となってしまいました。

 

今回は自分の中で良かった点と悪かった点がくっきり分かれたレースでした。

 

◼︎良かった点

シケインはだいぶ上手くなってきた

今回もまあまあ上手く越えれていたように感じています。少なくともシケインの進入で焦ることはなくなりました。

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Photo by kikuzo 

kikuzo氏の写真を見ても、胸をはって走れているし、視線も前を向いています。

 

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Photo by kikuzo

後ろから見ても背筋が伸びています。私の自転車は結構重たいのですが、終始姿勢を崩さずシケイン超えができました。乗車が下手な自覚はあるので、シケイン後も焦って乗車しようとせず、ランで速度を乗せてタイミングが決まってから乗車するように心掛けました。直線では前の走者に離されましたが、シケインだけは距離を詰める事ができました。今回は6周回とも今のレベルでは及第点だと思っています。

もちろん上のカテゴリに進むためにはより上手く、より早く越える必要がありますが、全然ダメなレベルよりは先に進んだ事を自分で認めたほうが練習の励みになります。

 

 ・飛び乗りも上手くなってきた

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Photo by Satokichi

友人が撮ってくれた、野球場からの階段を越えた直後の飛び乗りの瞬間です。ちゃんと両足が地面から離れています。前回のレースから飛び乗りも練習していたのですが、効果が出ました。

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ごく一部で話題のPVC製水道管で作ったシケインです。接着不要で簡単に組み立てられます。河川敷でC2ライダーの友人に追い立てられながらせっせとシケイン越えの練習をしました。間違いなく効果が出たので今後も練習は継続します。

 

 ◼︎悪かった点

・野球場側のコーナーでビビった

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コース幅が広く、直線で抜きどころが多い「ふれあいパークほうらい」。コーナーで速度を落とさず、次の直線につなげる事が重要なのはわかっていましたが、スリップダウンが怖くコーナー進入で減速しすぎました。当然立ち上がりが遅くなるのでその分一生懸命漕ぐ必要があり、消耗しました。ジャージはもう一着持ってきていたので、試走の時にスリップダウンを恐れず速度をつけて曲がり、タイヤの限界点を確かめておくべきでした。コーナリングだけはレース後半で速度が上がってきたので、慣れでもうちょっと早くコーナーをこなせたはずです。試走の過ごしかたが下手でした。試走はゆっくりコースを確かめながら走る、という意見も聞きましたが、私には一度はレーシングスピードでコーナーの限界を確かめる走りが必要そうです。

 

・踵がつま先より下にある!

まだしっかり理解できていないですが、本来踵が大きく動くペダリングは、「アンクリング」と呼ばれパワーロスが大きい良くないペダリングの例として上げられるはずです。

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Photo by kikuzo 

 写真を見ると、左足と右足の角度が80°くらい違います。

踏む時は踵が下がり、引く時は大幅に踵が上がっていることになります。ペダリングで激しく足首が動いている事になり、パワーロスが大きそうだし、単純に足首に良くなさそうです。確かに今まで悩んでいたのですが、いまいちクランクに力が伝わっていない感じがしていたのです。サドルが低すぎるのでしょうか。次への課題になりました。今のハンドリングは気に入っているので、ステムやブラケット位置を変えずにまずはサドル側でポジションを見直してみようと思います。

 

■まとめ

リザルト

出走:C4B

順位:13/38位(38%)

タイム:32:51(+1:34)

 

・試走時間の配分を良く考え、レーシングスピードでのコーナー進入も練習する。

ペダリングは課題。ポジションの調整と練習が必要。

 

◼後記

正直私の結果は振るいませんでしたが、当日CL3で走った妻は前半から積極的に前にでて、3位入賞を果たしました。レース前から「表彰台に乗れる気がする」と言っていたのですが、本当にその通りになりました。

我が家は妙に東三河に縁があり、新城市もその一つ。妻によると「パワースポット」である新城市でのレースは楽しみにしていたらしく、結果も出て本当に嬉しそうでした。

今回の結果で気持ちが盛り上がったのか、「出ない」と言っていた次戦の「ワイルドネイチャープラザ」もエントリーすることに。CL3で1位を取るまではCL2では走らないそうですが、次回も楽しみです。

 

また、大事なことだと思うのですが、「IRC Cup」だった今回、参加者には「BUCYO COFFE 」で使える飲食券が¥1,200分も参加費に含まれており、エントリー費だけで食費までまかなえてしまうという大判振る舞いでした。¥1,200もあれば「BUCYO COFFE 」ではパスタ2玉+プロテインが買えてしまいます。レース後に腹ペコでも満たされる分量が食べられるので、食事の心配がありません。今回は事前に用意していく食べ物が少なくて済みました。ホスピタリティの高さから、初めてシクロクロスに参戦してみたい方にもってこいのレースだと思います。

 

詳細は別の機会に書くつもりなのですが、シクロクロスシーズンが始まってからトレーニングをする気力も湧いてきて、少しずつ効果が見え始めているし、生活自体にもハリが出てきました。「金が無い」「時間がない」など色々言い訳したくなるわけですが、全くやりようがないわけでは無いと気持ちが切り替わってきました。好きなことをやっていると全てにおいて張り合いがあるので、シクロクロスは今後も続けて行きたいし、続けるための工夫をしていきたいと改めて感じました。

 

次回は特別楽しみにしている「ワイルドネイチャープラザ」。時間はわずかですが、可能な限りのトレーニングを積んで挑みたいと思います。

 

【雑記】Mac mini(late2012)にWindows10をインストールした話

このエントリの内容は、2017年11月26日現在のものです。

 

Intel Macになってから、MacWindowsをインストールしてデュアルブート環境を構築できるのは知られていますが、実際に試してみるとつまづくポイントが何箇所かありました。今後のために忘備録を残します。しかしOS単体で買ったのいったい何年振りだろう。

 

今回Windows10をインストールした理由は、MaciPhoneでマインクラフトのマルチプレイを達成するためです。Macで遊べるマインクラフトJava Editionで、iOS版とはマルチプレイができません。WindowsPCやゲーム機版を買えばいいのですが、新規でPCを導入する資金的余裕が無いことと、新しいゲーム機を増やしたくない妻の要望に合わせる形で、今回の導入に踏み切りました。

マルチプレイの導入もなかなか手こずりましたが、その話は別の機会に。 

 

◼︎購入したもの

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1. Windows10

購入して本当にに必要なのはライセンスコードのみです。箱に入っているインストール用のUSBメモリからISOファイルを作成する場合は、USBメモリが16GB以上無いと容量が足りず、MicrosoftのダウンロードページからISOイメージをダウンロードしてくる必要があります。

 

箱に入っているインストール用のUSBメモリは16GBで、その内必要なデータは8GB以下で残りは空き容量です。

8GBのUSBメモリでこと足りそうですが、「BootCampアシスタント」でISOイメージを作成すると空き容量もマウントされてしまい15.5GBのISOファイルが作成されてしまいます。買ったのが8GBのUSBメモリだったので焦りました。

 

2. 8GB以上のUSBメモリ

USB2.0であること。USB3.0不可。可能であれば16GB以上が望ましい。私は¥1,000以下だったので8GBを買いました。事前に調べたところISOイメージのサイズは5GB程度というブログエントリが多かったので。

 

◼︎Boot Camp アシスタントでWindowsをインストールする際の注意

 

細かいインストール方法は、検索すると出てくるので、それ以外の気になったこと、つまづいた事を記します。

 

1. 外付けHDDなどのUSBデバイスは全て外す

  インストール用USBメモリは、ISOファイル作成の際にフォーマットされます。

バックアップ用のHDDを誤って消さないように外しておきます。

 

2. 手持ちのUSBメモリが16GB未満の場合はMicrosoftからISOファイルをダウンロードしてくる

以下のリンクからダウンロードできます。

 

Windows 10 のディスク イメージ (ISO ファイル) のダウンロード

 

使うのは64bit版です。私がダウンロードした「Win10_1709_Japanese_x64.iso」は4.61GBでした。

 

3. インストール用USBメモリ作成には時間がかかる

 私の場合は1時間以上かかっています。とくにインジケータがなかなか動かないのでフリーズしたのかと心配になりますが、じっと待つしかありません。想像以上に時間がかかりました。

 

4.インストール先のドライブをフォーマットしてもインストールできない場合はNVRAMリセットを実施

Windowsのインストール先を選んで下さい」まで進むと、BootCampパーティションをフォーマットし、そこへインストールしようとするのですが、何回やっても「このディスクにWindowsをインストールできません・・・」とメッセジが出てインストールできませんでした。調査の結果、「NVRAMリセット」でインストールできるようになりました。

手順は、Macをシャットダウンし、「option」+「command」+「P」+「R」を押しながら電源をいれ、2回めの起動音がなったらキーを放して待つだけです。

support.apple.com

 

◼参考リンク

Windowd10がインストールできるMacモデルを調べる

Boot Camp を使って Mac で Windows 10 を使う - Apple サポート

 

インストール方法

BootCamp - Mac に Windows10 をインストールしてみた - PC設定のカルマ

 

パーティションエラーの際のNVRAMリセットについて

BootcampでWindows 10インストール時のパーティションエラー | 公式 Apple サポートコミュニティ

 

現時点ではWindows10は全く問題なく動き、息子とマインクラフトでマルチプレイを楽しめました。Windows7で止まっている私にとっては、新しいOSの導入で知見も広がりそうでいろいろ楽しみです。

【レースレポート】東海シクロクロス2017第2戦 各務原アウトドアフィールド C4B

「天高く我肥ゆる秋」を実感したレースとなりました。何かを得るためには、何かを支払わないといけない。表彰台に登って昇格の権利を獲得するためには、売れるくらいある体脂肪を断捨離しなければ、と今更ながらに思うのでした。これ毎回ボヤいている気がする・・・

 

◼︎事前準備

東海シクロクロス第1戦の「平田リバーサイドプラザ」が台風で中止になり、5月に参戦した「白州の森バイクロア」以来半年ぶりのレースとなりました。色々あってここ最近レースに出れず、何だか休日も朝早く起きれずですっかり腑抜けになってしまっていました。前週の日曜にちょっとだけ練習したのと、

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前日に友人の練習会に参加し、さらに昨年のDVDを見てやっとテンションが上がってきました。土曜日の夜は夜更かしせず早々に床に着きました。

 

◼︎レース当日のコンディション

前回の第1戦の朝もそうだったのですが、ここ最近の日曜日は全然起きれないのに、「よしクロス行くぞー!」とテンション高く4:30に目覚めました。外の気温と天気予報をチェックして、少し寒くなるかと思ったので、長袖インナーを着込んだのが失敗でした。妻を起こして寝ている息子をそのまま車に押し込み、5:40頃出発。名古屋市内の自宅からレース会場までは全て一般道で1時間ちょい。7:00には到着。後述しますが、「各務原アウトドアフィールド」は東海シクロクロスの中でも特にアクセスの良い会場で、落ち着いて会場入りが可能です。

昨年の経験から、朝から固形物は食べず、しっかり水分を摂ったおかげで便通もあり、レース前には胃も腸もカラッポ。日常と比較すると体調は良い状態です。

 

前日試走が出来なかったので、アップを兼ねてコースを確かめるように試走しました。今回感じたのは「コースを覚えやすくなって来ている」という事。ロワークラスとはいえ数年の経験値は馬鹿にならないのか、シクロクロス的なコースが頭に入りやすくなったのでしょうか。1年目は何周しても頭に入らなかったのに。

 

◼︎実際のレース

・スタートでビビる

今回はボディNo.3(!)で嬉しいはずのフロントローなのですが、猛烈な不安に駆られました。スタート直後の砂利道での落車、昨シーズン失敗した第1コーナーが頭をよぎり、ホールショットのイメージが湧きませんでした。でも時間は待ってくれないので姿勢を決めてスタートしました。 

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スタートは悪くない・・・ Phot by kikuzo

 

kikuzo氏の写真を見ると、スタート直後は前に出れています。私の中でスタート時のペダルの位置とギア比はだいぶ決まって来ていて、スタートミスの確率は減って来ました。 特に昨シーズンこのコースはスタートでギア比が重すぎて出遅れた事を考えると進歩しています。でも、ビビりが入ってスピードが伸ばせません。今考えると、全力で踏むべきでした。第1コーナーに7番手で進入。ペースを落としたせいか、落ち着いて乗り切りましたが、先頭集団から離されています。 舗装路区間はハッキリ苦手です。上手くスピードを乗せられず、詰められ抜かされやすい区間。必死で漕いでいるつもりなのですが、心臓は着いてこないし、トルクが掛かっている感覚も乏しい。ズルズル離されながら未舗装路区間に突入です。

 

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自転車は水平に。 Photo by kikuzo

 

慣れて来たのと腕力は多少あるので、シケイン超えの姿勢は良くなってきたと思っています。シケインを越えた後はすぐに乗ろうとせず、身体のバランスが整ってから乗車するようにしています。早く乗れたほうが良いのでしょうが、無理に飛び乗ってミスするより私には向いていると思っています。

 

・暑い!

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日差しが厳しく暑い・・・ Photo by kikuzo

しっかり水分を摂っていたのに、2周目くらいから猛烈に喉が渇いてきました。私の唯一のRaphaウェアである長袖のメリノウールインナーが暑くてたまらない。久々のシクロクロスで完全にウェアの選択を誤りました。この熱気、長袖は小デブな私には必要ありませんでした。

 

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タレてきて口が全開。喉が乾く・・・ Photo by kikuzo

全然ペースが上がらず、ズルズル順位を下げます。なんでもないところで杭に前輪をヒットさせる始末。

今更気付いたのですが、私は舗装路区間でそんなに早くないので、一度離されると追い越すのは至難の技です。喉が熱い、心臓は苦しいでどうにも足に力が入らない感じ。モガくつもりでもすぐにサドルに尻をつけてしまいます。

 

・ズルズルと順位を下げる

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最終周回に入る手前で抜かれた・・・ Photo by kikuzo

少しでも前の走者についていこうと追いすがりますが、着いていけませんでした。

イメージ通りに曲がれたコーナーもありましたが、直線で着いて行けないと離される一方。結局ズルズル順位を下げて16/28位と不甲斐ない結果に終わってしまいました。

 

レース後、上の写真で抜かれた方に話しかけたのですが、「シングルナンバー背負ってるんだったらもっと前に行かないと」と突っ込まれたのが響きました。シクロクロスでは前に出るのは難しい。昨シーズン走っているから得られたフロントローだったのだから、後でタレるのは別にして、ビビらずもっと突っ込んで行くべきでした。反省です。

何回走っても毎回発見と反省があります。昨シーズンより結果が悪いことも含め色々残念なのですが、友人から「シーズンは始まったばかりだよ」と声を掛けられて気を取り直したのでした。

 

◼反省点

・身体が重い←単純に練習不足

今年は夏場から時間的にも体力的にも通勤以外で自転車に乗れず、走力を落としてしまいました。というか腹や尻に余計な脂肪が増えて単純に重くなったということです。走っていないくせにストレスで過食してしまったり、パワーウエイトレシオが低下しています。

昨シーズンに悔しい思いをしていてもオフシーズンにしっかり乗れなかったら身体もたるむし結局レベルが上がらない。来シーズンこそオフトレーニングを計画的にこなしたいです。

・ウェア選択

朝が寒かったので長袖インナーしか持ってきていなかったのが失敗でした。シクロクロスでは急な天候の変化に対応できるよう、各種インナーを用意しておくべきだったのを忘れていました。

 

◼良かった点

・イメージ通りに曲がれたコーナーがあった

後半は殆ど身体のバランスが取れない走りでしたが、一部のコーナーはイメージ通りに曲がれたのが嬉しかったです。特にバックストレート手前の右180°でインベタにつけたのは気分が良かったです。

 

・レースはアガる

会場の雰囲気、他のレーサーの走り、レース後のプロテインの美味さ、久々の再会、新しい発見など、普段では得られないものがたくさんあります。そして走っている私を応援してくれる友人がいる。ここ最近色々モチベーションが上がらなかったのですが、月曜の朝激しい筋肉痛でもスッキリ目覚められたのは、何かスイッチが入った感じがします。やはりレース、シクロクロスはいい。

 

■まとめ

リザルト

出走:C4B

順位:16/28位(57%)

タイム:32:53(+2:47)

 

各務原アウトドアフィールドという会場は、名古屋市内からだと国道22号を経由できるので交通の便が良く、下図の通りスタート地点から駐車場が近いので便利です。

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引用元:東海シクロクロス公式


子供の遊び場もしっかりあるし、家族で参加するのにピッタリで、結果は出ていませんが好きな会場です。来シーズンこそはビビらず、そして前に出れる身体でこのコースを走りたいと思います。




 

【書評】最後の不良 著:小川 哲 Pen2017/11/1号掲載

泣ける。そんなお話でした。

別に、実際に涙を流すわけではないのです。が、心にしんみりとくる何かを感じ取る瞬間があると思います。そういう時を「泣ける」と表現してもよいのではないでしょうか。

 

Pen (ペン) 2017年 11/1号 [映画・小説・マンガの名作から最新作まで SF絶対主義。]
 

 雑誌「Pen」の2017/11/1号の特集は、「SF絶対主義」。この秋には「ブレードランナー2049」も公開される事ですし、少しはSFが流行る機運が高まってもいい時期です。もちろん「SFそのものが流行る」時期なんて永遠に来ないのですが。

 

本作は雑誌「Pen」の特集「SF絶対主義」のために書き下ろされた短編小説で、ハヤカワSFコンテスト受賞歴のある小川 哲氏の作品です。流行りをあまり気にしていない私なので、著者の作品は知らなかったのですが、まさに「流行りをあまり気にしない」などとヌカす私のような人間を撃ち抜く作品でした。

 

人は流行りを求めることで人と差別化したいと望み、それによって型にハマり普通になっていく。アチコチで延々繰り返されているこの話題で、数多くの作品が生み出されるわけですが、なんでこの手の話はこんなに面白いんでしょうか。ある種自虐的な笑いを誘うのか、読んでいて何回もニヤニヤできました。

 

雑誌はごくたまにしか買いませんが、Webメディアで出会えなかった特集が読めると、価値があるな、と感じます。雑誌の価値って、特集の面白さもありますが、「想定外の情報に出会える」ということだと思っています。今回の短編小説集「最後の不良」以外にも、読もうかな、と思っていたけどまだ読んでいない作品の紹介や、見れていない映画の話など、刺激がありました。

 

申し訳ないけど、多分この号はあまり売れないでしょう。でも、私は「読者が新しい情報に触れることが重要なんです」というメッセージを確かに受け取りました。この受け取り方がそもそもジョークだったのか?そう考えさせてくれる良作でした。

 

私は書店で買いましたが、書店に行かなくてもKindle版なら雑誌まるごとで¥500。次に読むSFを決めかねている人に是非オススメします。