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I'm curious about... -コレが気になる-

技術系サラリーマンの生活実験

【自転車実験室】Tanpan組み付け位置のナゾ

先日私のシクロクロスバイクに組み付けたWolf Tooth Tanpan SH-10。

組み付けた後に、1枚の写真が私に組み直しを訴えてきました。まず結論を述べますと、

 

◼︎結論

トップルーティンのシクロクロスバイクでは、Tanpanはハンドルバー付近に組み付ける。

 です。

 

◼︎考えに至った経緯

問題の写真が、Wolf Toothの公式サイトに載っていたこれです。

f:id:tkcx3110:20170401133632j:plain

 引用:Wolf Tooth Components

ハンドルバー付近にTanpanが組み付けられています。でも、他の紹介記事で見かけるのはリアディレイラーに直付けされたものばかり。もちろん公式サイトにも以下の写真のようにリアディレイラーに直付けされたものが載っています。

f:id:tkcx3110:20170401133710j:plain

引用:Wolf Tooth Components

つまり、Tanpanには2通りの組み付け方があります。では、ハンドルバー付近に組み付ける場合ってどんな場合だろう、と考えていたら脳内で何かが繋がりました。

 

以下の写真は、先週組み付けたばかりの写真に、リアディレイラーに後ろ向きの力がかかった時に想定される力の伝わり方を記入したものです。

f:id:tkcx3110:20170401220442p:plain

リアディレイラーの構造上ピボットの回転方向の抵抗はほとんど無いため、リアディレイラーに対して後ろ向きの力がかかった時、

 

アウタワイヤが短かく直線的 = 応力の逃げ場が無い

 

 ので、Tanpan本体や、ディレイラーハンガ、シートステーのアウタ受けへ余計なダメージが蓄積しそうです。私のシクロクロスバイクはトップルーティンのため、シフトワイヤがシートステーを伝ってきます。そのためアウタワイヤがこの通り短くなり、非常にスッキリした見た目になりました。

が、ここが盲点でした。

さて、以下のWolf Tooth公式サイトの写真の通り、アウタワイヤがチェーンステーから出ている場合は、アウタワイヤが湾曲しているため、リアディレイラーに後ろ向きの力がかかっても応力の逃げ場があります。

f:id:tkcx3110:20170401220918j:plain

 引用:Wolf Tooth Components

つまり、Tanpanはチェーンステーからアウタワイヤを引く場合はリアディレイラー直付けで問題ありませんが、トップルーティンでシートステーからアウタワイヤを引く場合は直付けは避け、ハンドルバー付近に組み付けた方が良いのでは?という考えに至りました。

 

また、私のMTBの変速システムを確認するとMTB用10速のシフトワイヤ調整ダイヤル(バレルアジャスタ)はシフタ側にしか付いていません。

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明確な根拠は不明ですが、シマノMTB用ワイヤ式変速システムはシフタ付近でワイヤ調整をする前提の設計になっていると推測できます。

 

Tanpanもワイヤ調整器なので、シフタ付近に組み付けるのは筋が良さそうです。というわけで、先週組み付けてから1kmも乗っていないのに早速組み換えです!致し方なし。

 

◼︎ハンドルバー付近に組み付ける

Wolf Tooth公式サイトの写真を見ると、ハンドルバー付近に組み付けるには「Ferrule」と呼ばれるアダプタが必要なようです。別売り可能みたいです。「Ferrule」って知らない単語で、調べて見ると「フェルール」と読み、ワイヤなどを通すための金属の筒や環を意味する単語のようです。

 f:id:tkcx3110:20170401204452j:plain

引用:Wolf Tooth Components 

 

ただ、私の購入したモデルにはアダプタはついていないので代替品を準備する必要があります。しかし自転車用スキマ部品の大家Problem Solversにもそんなパーツありません。

で、考えたのがコレです。

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ホームセンターで売っている内径6mmのホースにシフトアウタエンドを突っ込んだモノです。

これにTanpanを突っ込み、

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シフトアウタを接続すると何とかなりそうな感じです。

自転車に組み付けてみました。

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側面から見ると

f:id:tkcx3110:20170401145531j:image

こんな感じ。

ハンドルを左右に切っても、

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大きく干渉する感じはありません。

まぁこんなもんやろ。Tanpanが目立ちますが私としては許容範囲内です。ブレーキアウタの取り回しは少し悩んでいるのですが、これはまたの機会ですね。

 

リアディレイラーへの取り回しはこうなりました。

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シフトアウタが適度に湾曲し、力の逃げ場がありそうです。変速調整は、Tanpanのバレルアジャスタだけで簡単に決まりました。前回リアディレイラー直付けで調整した時より早く調整出来たように感じます。やはりMTB用のワイヤ式変速システムは、シフタ側で調整するのが筋なのでしょうか。

 

 組み付けた時の収まりの良さは断然リアディレイラー直付けなのですが、ハンドルバー付近に組み付けられることが確認できた結果、ワイヤリングの自由度が上がり、変速調整もしやすかったです。

 

後は実走でテストするのみ。来シーズンのAJOCCカレンダーも公開されましたし、気分が盛り上がってきました!!あとは走る時間を作るという最も難しい課題が待っています(白目)。

 

追記:

念のためWolf Toothに直接問い合わせをしてみたところ、「君の場合はハンドルバー付近への組付けがオススメ」と回答をもらい、更に「Ferrule」と呼ばれるアダプタを送ってくれる事になりました!海外の個人ユーザーに誠実に回答してくれて嬉しかったです。コレは、ファンになりますね。。。