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技術系サラリーマンの生活実験

【レジャースポット】乳岩峡に行ってきた

豊橋在住の友人のお誘いで、愛知県新城市の乳岩峡にハイキングに行ってきました。大変な景勝地で、短時間ですが冒険感たっぷりな大変楽しいハイキングになりました。また行きたい。

 

◼︎アクセス

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JR豊橋駅から約50km。新城市の温泉地である湯谷温泉を通過してさらに奥地に入った所にあります。

峡谷の登山道入り口付近に車を停めることができるのですが、そこまでの道幅が細くUターン用のスペース以外ではすれ違う事が出来ません。

今回12:30頃に現地に着いたのですが、Uターン用のゼブラゾーンに駐車している車があったせいで駐車、Uターンに難儀しました。

ちょうど車に戻ってきた登山客がいたので駐車できましたが、時間帯によっては注意しないとバックで戻る羽目になりそうです。それにしても車が多い。なかなか人気のスポットのようです。

 

◼︎どんな所?

乳岩・乳岩峡 | キラッと奥三河観光ナビ

予備知識無しで行ったのですが、国の「名勝天然記念物」だそうです。石灰質の白い岩が目立ちます。

 

登山道入り口横がすぐ川です。

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川の水が本当に美しい!もうちょっと暑い時期に水着を持って来たいです。

写真の川の付近は少し開けていて、ここなら落ち着いてお弁当が食べられそうです。

この後登山道を登ってわかったのですが、道が細く、落ち着いてお弁当を食べる場所が途中の東屋しかありません。軽く腹ごしらえをして、軽食を持って登るのが良さそうです。

 

 なお、私はDocomo回線を使用した格安Simである「U-mobile」をiPhone6sで利用しています。格安SimとはいえDocomo回線なので、圏外になったことは少ないのですが、登山道入り口から山頂まで、ほぼ圏外でした。

登山道は全長2kmも無いそうですが、なかなか険しいので複数人で行くのが良さそうです。

 

◼︎険しい登山道

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子供達は平気な顔でグイグイ登っていくのですが、岩と木の根が突き出していて段差も大きく、なかなか険しいです。 段差を登るたびに大腿直筋にしっかり負荷が掛かるのがわかります。しばらく写真のような風景が続きます。所々で清流が見え、その美しさが素晴らしい。

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iPhoneのカメラではその奥行きが撮れなかったです。いいカメラを抱えている登山客も多くいたのですが、なるほど納得です。

 

◼︎さらに厳しくなる登山道

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ものすごい岩壁です。木の根の階段を越えて進みます。とにかく子供達の動きが速いので、妻と友人夫婦を置いて子供達を追いかけます。

写真の箇所を過ぎると、

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急な階段の始まりです。

階段というより梯子に近い角度です。子供達はヒャーヒャー言いながら大喜びで登って行きます。この後は本当に梯子もあります。

それにしても険しい。

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この階段の先は岩を潜るように通る必要があり、アドベンチャー感が高すぎです。どうやってこんな所に階段使ったんや。

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先ほどの階段を抜けると岩場から空が見えます。途中に見える手すりまでは岩を登ります。

コレ登山というよりロッククライミングやで。

 

下を見ると岩の隙間に大穴が。

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コレは落ちたら助からない。

 

 先ほどの岩場を抜けると、シダ植物が目立つシングルトラックになります。

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子供達の足が速すぎて写真がしっかり撮れなかったのですが、ちょうどこの辺りが「通天門」と呼ばれる石門で、壮大な景色です。実際に訪れて景色を眺めるのが一番だと思います。

 

◼︎少し下って「乳岩」へ

「乳岩」と書いて「ちいわ」と読むそうです。

「通天門」をくぐって少し下り、登り返した所に「乳岩」への登り口があります。私は岩の上に出れるものだと思っていたのですが、道は岩の中(!)に続いていました。

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登ってくるのは高所恐怖症気味の妻です。

私が写真を撮った位置が頂上で、洞窟の中です。綺麗なドーム状になっていて、どういう経緯でこんな形状になったのか想像がつきません。洞窟の中から見える景色が本当に美しくて、タケコプターとかがあったらそのまま飛んで行きたい気持ちになりました。

洞窟の中には弘法大師にまつわるらしい地蔵尊が複数あり、御賽銭を置いて行く人が多いようです。

 

「乳岩」からの下りは鉄の階段のルートとは別に下れるようになっています。段差が大きいので膝を痛めないように注意して下山しました。

登り始めてから下山するまで約2時間。しっかり登山した感覚がありました。

 

 山頂でコーヒーを飲もうと思ってコーヒーセットを持っていったのですが、そんな場所なかったので下山してから川辺でコーヒーを入れておやつタイムにしました。

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お湯を沸かしている間にも登山客が結構通ります。

鳳来湖からのルートも有るようで、ガチな雰囲気の登山客を複数名見かけました。中には新城のトレイルランニングイベント「DAMONDE TRAIL」のTシャツを来たいかにもな方も見えたので、トレーニングコースでもあるのかもしれません。

 

登山道入り口にある看板です。

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 距離は短くても道が険しいので、登山初心者の我が家にはたっぷり登山感が味わえました。駐車場には何台か自転車が停まっていたので、自称サイクリストな私としては、豊橋駅から自転車で乳岩峡の駐車場まで来て登山、帰りは飯田線三河川合」から輪行帰宅という「Bike to 乳岩峡」というのも面白そうだなと思いました。

 

登山を終えて、名古屋への帰路は国道301号で山を越えて豊田市へ抜けるルートを使いました。最近妙に新城市に縁があるのですが、車なら高速道路を使わなくても2時間弱で新城から名古屋へ戻れるルートとして気に入っています。信号が少ないし、作手を越えたらほぼ下り基調で、意外と早いです。

時間が許すなら、帰りに湯谷温泉で汗を流して行くのも良いと思います。泊りならなお良しかな。

 

◼終わりに

写真に撮りきれない美しい峡谷で、まさに景勝地と呼べる素晴らしい場所でした。ただ、「ハイキングコース」というより「トレッキングコース」ですね。短時間でしっかり登山が楽しめて、私のような登山初心者には十分なコースでした。家族連れも多く見かけたので、地域の人にとってはメジャーな登山道なのかもしれません。私は兵庫県西宮市の出身で、登山道が近い六甲山は険しいが気軽な登山としてよく家族で登りました。そんな印象です。今度はもっとゆっくり登りたい、そんな場所でした。おそらく登山愛好家にもオススメできると思います。また行きたい。