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技術系サラリーマンの生活実験

【ライドルート】Rapha Women's 100 Ibi リトライ

去る7/23に、全世界で"Rapha Women's 100"というイベントが開催されました。自転車アパレルのハイブランド"Rapha"が主催する、女性ライダーが同じ日に自転車で100km走る事を目標にしたイベントです。

 

RaphaアンバサダーであるTeam Rueda Nagoya代表の落合氏が主催となり、東海地方で開催されたのが"Rapha Women's 100 Ibi"です。舞台は岐阜県揖斐郡。昨年の愛知県新城市を舞台とした"Rapha Women's 100 Okumikawa"を妻が走っており、今年も妻が走って、私と息子はサポートカーとして参加する事にしました。

 

時折豪雨となる終始雨のコンディションの中、結論としては大変素晴らしいイベントとなり、20名を超える参加者がそれぞれのライドを楽しんだようでした。

 

完走した妻の満足気な顔を見て私も嬉しかったのですが、ずっと妻のお尻をにらみながらサポートカーに徹した結果、コースの風景をさっぱり覚えていないのです!

 

「俺も走りたい!」というわけでその翌週の7/30に、友人と連れ立って"Rapha Women's 100 Ibi"のコースを走ってきたのでした。

 

◼アクセス

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名古屋市から名神高速を経由して60km強。スタートは岐阜県揖斐郡の「道の駅池田温泉」です。朝7:00台であれば名古屋から1時間程度で到着できます。帰りの名古屋方面は名神高速一宮の付近で渋滞しやすいので、2時間見ておいたほうがよさそうです。

 

◼ライドルート

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「道の駅池田温泉」から山沿いを北上、揖斐川沿いに徳山ダムを目指して登り、時計回りで走ります。注意すべきは複数あるトンネルで、前後ライトが必須です。今回私は前に「CATEYE VOLT800」、後ろに「CATEYE RAPID3」を装着しました。

 

◼実際に走ってみた

・スタートから第1チェックポイント

"Rapha Women's 100 Ibi "と同じく、8:00頃に「道の駅池田温泉」を出発しました。7/23と同じく雨です。空は一面雲に覆われ、雨脚は強くなってきました。濡れたグレーチングに注意して走ります。走り出して気付いたのですが、「暑くない」のです。目に雨が入ってこなければ、日焼けする事もないし、身体が濡れても寒過ぎない。むしろミストシャワーのようで快適でした。

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揖斐川の橋の上からは山の上が何も見えませんでした。

 

平地かと思われる位の軽いアップダウンを繰り返して、最初のチェックポイントである「道の駅藤橋」に到着です。全体を通して、スタートからのこの区間が1番交通量が多かったです。が、それでも少ないほうだと思います。ここはトイレが綺麗でした。トイレ入り口が自動ドアで珍しいなと感じました。

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雨です。

ここも温泉併設の道の駅で、足湯としっかり入れそうな温泉施設があります。

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まだ9時過ぎだったので開いていませんでした。

 

・藤橋城へ

道の駅藤橋」を出て国道303号を北上します。しばらく走ると右手に「藤橋城」の看板が見えてきます。気になっていたので今回は立ち寄りました。

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お城が建っていますが、プラネタリウムの外装だそうです。隣に小さな天文台があり、プラネタリウムで予習して夜に天体観測するイベントとかがありそうです。近くにキャンプ場があればぜひ利用してみたいのですが、それらしいものは見つかりませんでした。

 

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駐車場には意外と車が多く、隣に御食事処もあります。夏休みの親子連れと思われる家族を何組か見かけました。

 

徳山ダム

藤橋城」を出てさらに北上します。

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7/30にもかかわらず気温は24℃!ものすごく快適です。小雨は降っていましたが、全然気になりません。

 

藤橋城」から約5km登ると貯水許容量日本一の「徳山ダム」につながります。

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デカい。

 

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ダム湖が広く、先が見えません。

ダムの管理事務所でもらえる、一部で話題の「ダムカード」ですが、徳山ダムの管理事務所は日曜日も昼間は開いていて、入り口すぐの受付でもらえます。 

 

 ・ダムカレーを食す

"Rapha Women's 100 Ibi"の時は食べられなかった「ダムカレー」をお昼に食べることに。「徳山ダムカレー」が食べられる「徳山会館」は、ダムを出てすぐの「漆原乙女隧道」を通ってすぐ左折です。

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トンネル出口に小さくオレンジ色の看板があります。ここを左折です。

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建物が立派なのですが、驚いたのが建物内が土足禁止です。

サイズが充実したスリッパがたくさんあります。思い切って靴下も脱いだのですが、お陰で食事中爽快でした。

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徳山ダムカレー(¥900)は米の「ダム」の間を「放流」するタイプでした。中辛でんまい。

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 ぺろりと平らげました。

メニューに「地獄」と名がついた定食がありました。気になるので次回はこれにしたいと思います。

 

・ピークから折り返し

昼食を終えると雨は止んでいました。

「徳山会館」を出て橋を渡り、トンネルを抜けると写真の場所に出ます。

小さく写っている看板の通り、「根尾」方面に右折します。

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ここから先はピークまでこんなのや、f:id:tkcx3110:20170731212907j:image

 

こんな登りが続きます。

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私はこういう登りが一番好きです。緑が濃厚で、路面が濡れていたこともあり空気の粘度が高い感じがしました。斜度はきつくなく、グイグイ登れます。

 

これは"Rapha Women's 100 Ibi"で撮って頂いた写真ですが、このトンネルがコースのピークになります。

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 このトンネル内は照明がありません。「徳山会館」を出る当たりからライトを点けっぱなしでも良いかもしれません。

 

・第2チェックポイント

トンネルを抜けると第2チェックポイントまではほぼ下りです。気分のいい下りが続きます。

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しばらく道なりに進んで、「根尾谷断層」の看板が見えたらもうすぐ右折です。

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この看板の県道255号線へ進みます。かなり気持ちよく下れるので、よく見ていないとスルーしそうです。

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県道255号線に入ってすぐの「地震断層観察館」の駐車場が第2チェックポイントです。

 

駐車場に、「喫茶マグニチュード8.0」という恐ろしい名前の喫茶店があります。

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ナマズの絵の看板の小数点が消えており、 "Rapha Women's 100 Ibi"当日に息子が「マグニチュード80になっとる!」と激しくツッコんでいました。営業中みたいなのですが、怖くて入れませんでした・・・・

 

ちなみに、"Rapha Women's 100 Ibi"当日の私と息子の昼食は、この「喫茶マグニチュード8.0」からほど近い「天狗そば・樅の木」で食べました。 

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 天ぷらそばです。地元の人と思われるお客さんでいっぱいでした。女性店主1人で営業されているそうで、店主本人が手打ちした蕎麦だそうです。「天ぷらが野菜だけですけどいいですか?」と聞かれましたが、満足の味でした。

 

・県道255号線から県道40号線へ進む

 第2チェックポイントを出て南下します。途中のこの三叉路が少しわかりにくかったです。ここを右に進みます。

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しばらく山間の快走路です。ところどころ「樽見鉄道」の線路とニアミスしながら進みます。この日、遠目に電車が走っているところが見えました。樽見鉄道」は1時間に1本のダイヤ。見れたらラッキーなのかも。

県道255号線は、県道40号線につながります。この突き当りを右折します。

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・立ち寄りスポット「谷汲山華厳寺

"Rapha Women's 100 Ibi"当日は大雨だった事と、妻を追いかけていたこともあり全然気が付かなかったのですが、県道40号沿いにこんな山門を発見しました。

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山門を抜けて進むこと約1km。

 

そこは「西国三十三所」の終着である「谷汲山華厳寺」でした。

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全然知らなかったのですが、かなり由緒ある観音寺で、山門から本堂までの参道にはお店が並び、駐車場もやたらとデカかったです。時期が時期なら相当な賑わいになると思われます。山門から南にすぐのところに温泉もあり、ここをスタート・ゴールにしたルートを組むのも楽しそうだと思いました。ここもまた来たい。

 

・「乙原トンネル」を抜けて池田温泉を目指す

谷汲山華厳寺」からさらに県道40号線を西に進み、「乙原トンネル」を抜けると、コースの周回は終わりです。ここから「道の駅池田温泉」を目指します。

何気にこの序盤と終盤で走るこの区間が絶妙なアップダウンで、終盤意外と脚を削られます。

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こんな茶畑の間を通ります。左手には茶畑の先に池田町の町並みが見え、なんとも言えない風景が広がります。走り出した時は雨だったのですが、すっかり雨も上がってテンション高くゴールを目指せました。

 

◼走り終わったら風呂!

すっかり気が抜けて写真を撮るのを忘れていましたが、道の駅池田温泉」のすぐとなりに「池田温泉新館」があります。泉質はアルカリ泉で、入泉料が¥500と安くぬるめの露天風呂が気持ちいい。

雨のライドの直後に温泉に入れるのは控えめに言って「最高」でした。

サイクリングのスタート・ゴールを温泉地にするのは今後のテーマになりそうです。

 

◼コース全体の感想

一通り走ってみて、初心者から少なくとも私のような中級と呼べるレベルの方まで幅広く楽しめる見事なコース設定と感じました。

コース内に公衆トイレも確保しやすく、補給食さえしっかり持っていれば困ることはないと思います。かといって楽なルートではなく、しっかり負荷がかかりました。

見どころが多く、イベントのためにほぼ100kmとなるコース設定は、入念な調査によるものだと思います。改めてコース設定をした"Team Rueda Nagoya"と、イベントを設定してくれている"Rapha"に感謝したいと思います。

 

また、コース内のほとんどの施設にバイクラックがありました。

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 「西美濃サイクルツーリズム」のステッカーが貼ってあります。地域全体にこういう設備が整っていて、スポーツサイクリングを楽しむ方には大変快適に楽しめる地域だと思います。

交通量も徳山ダム付近は少なく、舗装もしっかりしていて余裕を持って走れます。

 

寄り道もしてトータル110kmの1,000mアップ。歯応えのあるサイクリングコースとしてぜひオススメします。紅葉の季節にまた行きたいと思います。

 

・・・帰宅後、GPSのログをSTRAVAにアップして気がついたのですが、何箇所かの登りのセグメントで妻のほうが早かった事が発覚しました。サイクリングペースで走っていたとはいえ(言い訳)、場所によっては10秒以上の差をつけられていた事に驚きました。昨年の"Rapha Women's 100 Okumikawa"では制限時間ギリギリのゴールだったのが、1年で強烈な伸びを見せつけてくれました。このままだと小デブな私は登坂では妻に置いていかれるということか・・・

夏は雨でも準備さえしっかりしていれば楽しいサイクリングができることを知った今、妻に置いて行かれないように精進したいと思います。