I'm curious about... -コレが気になる-

技術系サラリーマンの生活実験

【レースレポート】東海シクロクロス第5戦 大野極楽寺公園 C4A

「色々やらかした」というのにふさわしい、年明け最初のレースになりました。

 

◼︎レースの準備

前日の1月13日(土)の夜は猛烈に眠くなってしまい、ウェアの準備がやりきれないまま22時位に寝てしまいました。早めに寝付いたので4:30にスッキリ目覚めるつもりだったのですが、どうにも起きれず4:45に。そこから大急ぎでウェアの準備をして出発です。

 

全く初めての会場なので、いまいち駐車場の入り口がよくわかっていなかったのですが、ナビ頼りで無事6:30に到着できました。

 

到着してから気がついたのですが、心拍計は持ってきているのにGarminが無い。

さらに、とりあえずグローブをまとめて掴んで持ってきたはずなのですが、鞄を探して出てきたグローブを見てみると、すべて右手側で全部違う!両手とも右手の男(J・ガイル)になってしまう・・・

f:id:tkcx3110:20180115005616j:image

今回見つかったグローブ達・・・全部右手・・・

 

とりあえず試走の時は左手に右側のグローブをはめて走ったのですが、指先が冷たい!

というか突き刺す寒さで、グローブなしでのレースは考えられませんでした。

このまま両手とも右手で走るのか・・・と思っていたところに友人から救いの手があり、グローブを貸してもらえることになりました。本当に感謝。

 

今回から妻がCL2で走るため、レースは午前中。そのため会場での準備の余裕が少なくなりました。今回私はC4Aだったため招集は8:20。それに合わせてアップを済せたいところ。まずは私から試走に出かけます。

 

今回の大野極楽寺公園は東海シクロクロス初のステージで、誰もが初見のコースです。

さらに普段は一般客が多く訪れる公園との事で前日試走はできないため、コースが全くわからない状態でした。これが走ってみると面白い!キャンバーなども工夫をすると抜き所があり、多めに走っておきたくなりましたが、妻の試走も必要なため2周で終了。妻と交代してアップを開始しました。

 

やはりローラーアップはいい。回し始めは脚が重くて、筋肉の芯が固まっている感じがするのですが、徐々に芯が取れていく感じがします。

 

7:45から20分アップして、その後ゼッケンをつけて、汗を吸ったウェアを着替えていたら8:15。そうすると猛烈な尿意が。大急ぎでトイレに向かい、順番を譲ってもらってスタート地点に戻るとちょうど私のボディNoを呼ぶところ。遠くから声を出してなんとか招集に滑り込みました。

 

久しぶりのC4Aだった事と、妻のレースの準備に気を取られてすっかり時間の感覚が狂ってしまいました。完全にバタバタです。改めてタイムマネジメントを考え直さなくては。

 

◼実際のレース

ボディNo.4で招集に間に合ったのでフロントロー。今回は真ん中を選びました。土の路面はまだ水分が凍っているためか固く締まっていて、問題なくスタートできそうでした。ホイッスルと同時にスタート。

f:id:tkcx3110:20180114234323j:plain

上手く行きました。直線は完全に前に出ることができました。スタート時のギアの選択、クランクの角度、姿勢は自分の中で決まってきた感じです。しかし第1コーナー進入で滑るのが怖かったので減速しすぎた結果、3人に抜かれて4番手で進入。そのまま舗装路区間を抜けて、未舗装路に入って3回目の右コーナーに入った直後、ペダルからトルクが抜けた感覚が。

 

「チェーン落ちた」と気づいた時点でトルクの抜けた感覚から2周くらいクランクを回していて、足元を見るとクランクアームにチェーンが絡まっています。外側にチェーンが落ちてしまいました。私のクロスバイクはフロントシングルの設定で、フロントディレイラーが無いためチェーンが落ちきってしまい、クランクアームに絡まってしまったのでした。未舗装路に入った下りでほぼトップギアに掛けていたためチェーンのテンションが下がり、そのまま段差を上手くいなせ無かったせいでチェーンを落としてしまったようです。きちんとギアを選択していればしないトラブルでした。

 

落ちたチェーンを直している間にズバズバ抜かれて、顔を上げたときにはもうC4Aの選手はだれもおらず、CM3Aの選手の姿が見え始めていました。

焦って再スタートし少し走ると違和感が。未舗装路開始場所に戻ってきています。フォトグラファーKikuzo氏が「逆走!逆走!」と言いながら走ってきます。

 

切れたコーステープに気づかずミスコースし逆走してしまっていました。戻るにも混乱してしまってコーステープの切れ目に戻れず、結局未舗装路を最初からやり直すことに。さらに気が焦ってスリップダウンし落車。右肘が痛い。

 

昨シーズンのワイルドネイチャープラザの思い出が蘇り、

 

f:id:tkcx3110:20170226225933p:plain

 

状態で走り出したら猛烈にテンションが上ってきました。

f:id:tkcx3110:20180115000618j:plain

Photo by Kikuzo :この時点で最後尾・・・

 

最後尾から、とにかく前に追いつこうと猛然と走りました。走ってみると少しずつ追い抜かせました。もはや順位がどうなっているのかは全くわからない。とにかく前の人を抜かす。それだけ考えて走りました。

 

f:id:tkcx3110:20180115000956j:plain

Photo by Kikuzo :ほぼ一人旅。

 

予想以上に脚は回って、何人か抜かせると更にテンションが上ってきて、いつもより脚が回っている気がしました。多少腰が痛むけど気にならない。その頃には単純に走ることが楽しくなってきて、少し笑えてきました。

 

f:id:tkcx3110:20180115001308j:plain

Photo by Kikuzo :右側に落車しました。

 

2周目後半くらいで、年始の休みに教えてもらった「ダートで足を伸ばして乗る」という事を思い出し、乗り方を変えてみると1周目よりコーナーが曲がりやすい事に気がつきました。チェーン落ちした箇所でもチェーンステーがカチャカチャ言っていないし、運が悪かったのではなく、完全に乗り方が悪かったと納得。

 

走っていくとメカトラで止まっている人が意外といて、「自分だけじゃないな」と思いました。これ以降のレースでも結構パンクなどのメカトラが発生していたようです。なれないコースなのはみんな同じだったという事ですね。

 

4周回目位でSimWorksのもんじゃ氏を捉えました。「今何位!」と聞かれましたが「分かんない!」と返事してそのままパス。最終の5周回中盤過ぎた位で、1位がゴールしたアナウンスが聞こえました。もう勝てないのはわかっていたのですが、タレるまで走りきろうと脚は休めませんでした。

 

結局何位かわからないままゴール。全く勝ちに絡めないレースになりました。でも、コースは楽しかったし、追い上げられている自分の走力がアップしていることを感じて、かなり楽しかったのです。絶対速度が速いかは別にして、タレる感じはありませんでした。

 

 f:id:tkcx3110:20180115003231j:image

借り物のきれいだったグローブは、私の落車とチェーン落ちの修正でドロドロになってしまいました。さらには妻もそのままこのグローブを借りて夫婦揃ってお世話になってしまいました。これはさすがに洗っても返せない・・・いつか別の形で借りを返したい。

なお、帰宅してから荷物をひっくり返すと、私と妻のグローブの左手側がそれぞれ別のかばんから出てきました。すまんアキノリ…

 

妻のレースも終わってリザルトを確認すると、DNF含めて10/29位(34%)。最下位から19人抜かせていた事がわかりました。トップとの差は1:49。あのチェーン落ちとミスコースが無ければ先頭集団に絡めていたのに・・・と悔しくなりましたが、チェーン落ちしたのは私の責任。この経験を次の愛知牧場に活かしたいと思います。

 

■まとめ

リザルト

出走:C4A

順位:10/29位(34%)

タイム:31:03(+1:49)

 

・前日のうちにウェアが準備できるように次は気をつける。グローブ注意!

・リアがトップ側の時はチェーンテンションが落ちているので、チェーンが落ちる

 場合あり。今後要注意。

・追い上げできたから地脚は上がってきたことにする。

 

なんだか毎回やらかしている気もしますが、結局これが実力ということですね。とにかく練習しかありません。でも、今回の追い上げのペースで走れたら、次回の愛知牧場はトップ集団に絡める可能性があると思いたい。次こそ、次こそは・・・