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技術系サラリーマンの生活実験

【レースレポート】東海シクロクロス第5戦 愛知牧場 C3

愛知牧場。

昨シーズンの東海シクロクロスで、C4で2位となりC3への昇格を果たした思い出の地です。さらに自宅から一般道のみで車で30分という超好立地であるこのコース。万全の態勢で臨みたいところだったのですが、そうは問屋が卸さないのがトラブルの多い私の人生。苦しいレースでした。

 

 

■事前の準備 ~ トレーニン

ありがたいことに正月休みがもらえる仕事ということもあり、ここ数年は元旦からほぼ毎日自転車に乗っています。今年も元旦に実家から六甲山山頂に上り、今年一年の無事を祈願しました。

 

今年は寒かった。

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路面に雪は積もっていませんでしたが、六甲山ヒルクライムルートの一つである逆瀬川ルートの途中にある温度計が示すのは-4℃。去年より2℃低い。

 

無事山頂へ。

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毎年写真を撮っているポイントに自転車を止め、上ってくる太陽に今年の無事を祈願しました。誤算だったのは、自分の走力が上がっていて自己ベストを更新、思ったより早く山頂についてしまったことです。山頂の温度はGarminの温度計では-7.2℃。めっちゃ寒い。周りで火をおこしカップラーメンを食べている人々がうらやましい。

日の出まで20分も待機することになり、来年はダウンジャケットを持ってくることを決意しました。元旦の祈願を終えてディープウィンター用ジャケットの上にウインドブレーカーを重ねて下りに入ると、学生と思われる自転車乗り集団に遭遇したのですが、そのうち2名が「半袖」でした。思わず「半袖ェ?!」と声が出てしまったのですが、「おはようございます!」とさわやかに挨拶をもらいました。モンスターめ。おじさんには無理や。 

さて翌日1/2の夜から、猛烈に熱っぽくなってきて、寝込んでしまいました。1/3に妻の実家に行く予定だったのですが、運転もままならないほどへばってしまい、妻と息子だけ妻の実家に行ってもらい、私は自分の実家でひたすら眠るのみ。眠っては起きるを繰り返し、暇になったらAmazonビデオで映画を見て布団から出ない生活。毎日自転車に乗るつもりだったのがグダグダです。見ていなかった「デッドプール2」を1日で2回見た後に夢の中でお告げがあったのですが、それはまた別の機会に。

1/4に実家付近の内科にかかった結果「インフルエンザA型」であることが発覚。予防接種と元旦の祈願もむなしく実に10年ぶりのインフルエンザ発症でした。薬で熱はすぐに下がりましたが、気管支系にはっきりダメージが。結局元旦のみしか走れず超不完全燃焼でした。愛知牧場はレース前からコースの一部を開放していて、試走が可能にもかかわらず一度も走りに行けませんでした。

 

 

■事前の準備 ~メンテナンス~

・ブレーキシューを交換した

レーニングは全くできなかったのですが、せめてメンテナンスだけでもと思いブレーキシューを交換しました。毎年恒例の年の瀬の走り納めで雪の中を走った結果、ブレーキシューがほぼ無くなりました。

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下の新品と比べるとその差は歴然。ブレーキシュー単体は前後で¥1,200弱ですので安いものです。私のシクロクロスバイクは前後ブレーキともPAUL Componentを使っているのですが、初期状態ではKOOLSTOPのシューが着いてきます。もともとのシューがなくなった時点でシマノVブレーキ用に変更しています。初期投資はシマノのほうが高くなりますが、2回ほどシューを交換するとシマノのほうが安くなってきます。

 

・シューズのスパイクを外した

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第3戦、4戦と着けていたスパイクを外しました。愛知牧場には南山協会の十字架まで駆け上がる通称「ゴルゴタの丘」と罰当たりな名前の付いた階段があります。シューズにスパイクがついていると断然階段が登りにくくなります。東海シクロクロスでは愛知牧場、大野極楽寺公園では階段があるのでスパイクはなしです。

 

・タイヤを変更した

タイヤをSERAC CX EDGE前後から前SERAC CX MAD、後SERAC CXに変更しました。前回のワイルドネイチャープラザの反省もあり、後輪だけラテックスチューブでチューブドにしました。愛知牧場もハードな登りでトルクフルな走りが求められるためです。一度はドライコンディションでは転がり重視で前後EDGEも考えましたが、自分にはテクニックが乏しい。グリップ重視です。

 

 

 

■Day1(第5戦)

・レース前

正直準備不足でした。インフルエンザ明けで全然頭がレースモードになっておらず、「何を準備したらエエんやっけ???」でうまく準備が進みません。早く 寝たい、という気持ちと準備がうまくいっていないという板挟み。咳も鼻水も出て完調ではない私は睡眠を重視して22時に眠りました。翌5:30起床。財布の入ったウエストポーチだけ持って車に乗り込み出発します。

自宅から愛知牧場までは一般道のみで車で30分。超近い。6:30には会場入りしました。駐車場に入ってから「ヘルメット忘れた・・・」

シューズもある。グローブもウェアもサングラスもある。しかしヘルメットがない。中年ならではのボケが始まっています。ヤバい。一度もコースを走っていないのにヘルメットなしでは試走もできないしレースにも出れません。さらに私は頭が大きく、アジアンフィットのLサイズのヘルメットしか被れません。自宅に取りに行けない距離ではない。しかし今取りに行くと一度も試走しないままのレースになる。悶々としているとヘルメットのサイズが同じ友人の服部さんを発見!試走の1周だけヘルメットを貸して欲しいとお願いしたところ快く了承を得ました。走るレースが違うのでレースでも使って良いとのこと。本当に助かりました。レース会場で助けてくれる友人の有難さ。自分も常にこうありたいと思いました。時間も限られていたので試走は1周で終了。あとはC4のレースを観察して走りを決めることにしました。

今回もアップは短め、アミノバイタルショットの赤を2本レース前に食べました。アップの時にインフルエンザの影響か呼吸が苦しく、心拍系は外しました。心拍計のベルトすら苦しい状況。こんなのでレース走れるのか・・・

 

 

・実際のレース

丸一日曇天で気温はあまり上がっている印象はありませんでした。ぶっちゃけ寒い。しかし風は弱いのでレース中は暑く感じると思い結局半袖で出走。周りを見渡すとC3で私以外に半袖はotakuhouseくらいでした。

今回ゼッケンNo.23で3列目。C4の走りを観察していて可能な限り右側からスタートしようと決めました。ホイッスルでスタート。ほかのコースと違ってホームストレートが広いので比較的安心してスタートダッシュができました。第1コーナーをインで曲がり坂を駆け上がって第2コーナーに15番手くらいで侵入しました。悪くはない立ち上がりです。

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Photo by Kikuzo ヘルメットの形悪くないな・・・

貸してもらったヘルメットも違和感なく快調です。GiroのsavantのアジアンフィットLサイズ、悪くない。次期ヘルメット候補に入りました。

 

登りに入ると一気に体調の悪さが体に突き刺さります。鼻も喉も肺も苦しい。さらに乗り方が悪くトラクションコントロールがうまくいきません。漕ぐたびに後輪が滑り全然前に進む感じがない。

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 Photo by Kikuzo 必死の表情。全く進む感じがしない。

結局悪くなかったのは立ち上がりだけ、そのあとずるずる順位を下げて行きます。2周目の終わりくらいから横っ腹が痛くなってきました。ゼリー飲料以外は食事をとらず、レース前にしっかり便通があったにも関わらず、内臓に負担がかかっている感覚です。必死走っているのですが腹が痛く全然ペースが上げられない。昨シーズンの感覚と全然違います。カテゴリが上がって周りが速くなっただけと思いたい。少し短くなった名物モーモー坂も後輪が滑り、うまく登れません。体重の重さがモロに出る、自分の登りの弱さを実感しました。

 

結果は25/54位の45%。順位%は第4戦より少し上がりましたが、モヤモヤする結果となりました。しかしコースは楽しかったし、友人の応援もよく聞こえて、シクロクロスを走れる喜びを感じました。もっと万全で走りたかった。

 

ラップタイムを確認すると

1周目 7:43.4

2周目 7:44.3

3周目 8:00.2

4周目 8:06.1

と、3周目でガクッとタイムが落ちており、2周目の終わりで感じた横っ腹の痛みがモロに出ている感じです。

 

 ■リザルト

カテゴリ:C3

順位:25/54位(45%)

タイム:31:34(+2:32)

 

■まとめ

・インフルエンザはキツい。

・Giroのsavantイイ感じ。

・登りのトラクションコントロールが課題。

 

 翌日は同じ愛知牧場Day2。はっきり言って結果は振るわなかったのですが、得るものが大きい素晴らしいレースになりました。そちらは次のエントリで。