I'm curious about... -コレが気になる-

技術系サラリーマンの生活実験

【レースレポート】東海シクロクロス第4戦 各務原アウトドアフィールド C4B

レース後、車に戻って悔し涙を流す結果となってしまいました。

 

1ミスが大きく響いてしまうのがシクロクロス。それを実感したレースでした。

 

■事前の練習

今回は平田リバーサイドプラザの反省から、普段ろくに練習できないのを改め、2週間でできうるトレーニングをしてみました。

・往復12kmの自転車通勤で、可能な限り「中腰乗り」

 平田リバーサイドプラザで感じた、路面の衝撃を受けないように中腰になると足腰が持たない、というところを反省し、通勤中に可能な限り中腰で走ってみました。あっという間に太ももの前側が疲労して、継続できない。やはり体重に対して姿勢をキープする力が弱いようです。ただ、僅かなトレーニングでも2週間で少し継続時間が伸びたので、若干の効果はあったと思います。

・ラントレーニング

 

Takeshi Saitoさん(@tkcx3110)が投稿した写真 -

少しでも心肺機能を鍛えるため、22時までに帰宅できた場合、足で走ることにしました。我家は古い集合住宅の4階のため、ローラー練は困難。かと行って実走だと思いの外準備に時間がかかります。Circlesの10周年パーティで久々に会った友人から、「準備が少なくて気軽」と言われた事で思い立ち、眠っていた安いジョギングシューズを引っ張り出しました。確かに準備が少なく、一瞬で身体があったまるため、短時間で負荷をかけやすい。我が家の周辺は坂が多いので苦しかったです。5km/h程度で40分強。脚はしっかり筋肉痛になりました。今後も続けたいと思います。

 

 ■前日試走

今回も前日試走の時間を作ってもらえました。コースは、草の中に石がゴロゴロ隠れている硬い路面。コース設営は本当に大変だったと思います。岐阜車連の皆様、レースだけではなく設営もしているBUCYO、ハッチさん等主催の皆さんの力に頭が下がるばかりです。

f:id:tkcx3110:20161219062434j:image

走ってみたところ、昨シーズンより走れる感覚がありました。タイヤが良い、というのもあって、しっかりグリップして曲がれます。ただ、コーナーで脚を回していると、内側のペダルが路面にヒットしてバイクが跳ねる、という事が多くありました。なのでコーナーで脚を止めて、脱出から脚を回すことにしました。

たまたま試走中のハッチさんとタイミングが合い、少しだけ稽古をつけていただくことができました。後について気づいたのが、全然ブレーキを引きずる音がしないということです。後で聞くと「ほぼノーブレーキ」とのこと。周回カウントのクランクもノーブレーキ、ノーペダルで差を開けられてしまいました。レベルの違い、と言ってしまえばそれまでですが、何故?となるとコーナー進入前の減速と、ラインの選定、そして重心の位置に大きな違いがありました。コーナリング中に尻がサドルから浮いていて、バイクの上下動を身体が受けないようにさばいています。反対に私は座ったままのため、路面の影響で身体がぶれ、どんどん減速してしまっているのです。頭ではわかりましたが、まだまだ練習が必要ですね。

 

Takeshi Saitoさん(@tkcx3110)が投稿した写真 -

 試走後に小雨が降り虹が・・・

翌日のレースの祈願をして帰宅しました。

 

■実際のレース

さて、虹に願いは届かず、というか自分のせいなのですが、全く良いところがないままレースは終わってしまいました。前回の結果もあってゼッケンNo.4でフロントロー。申し分なしです。

・スタートミス

f:id:tkcx3110:20161219055534j:plain

左から2人目の私は明らかに出遅れ…

Photo by Kikuzo 

 各務原はスタート後の舗装路が長いので、フロントはアウターにかけました。リアは5枚目にかけてしまっていたのが失敗でした。号砲で後輪を滑らせてしまい出遅れ。全力で回して何とか3番手で第1コーナーに入りました。前の2名に意識が行って、路面への意識が薄まりました。

 

・コースアウト

スタートミスが響き、 前を走るゼッケンNo.1、2の方に追いすがるので必死になってしまい、オーバースピードで第1コーナーに入ってしまいました。結果、第1コーナー直後のコブか石でフロントがはねてしまい、制御不能になって反対側のコーステープに突っ込んでしまいました。落車しなかっただけマシですが、ここで4〜5人に抜かされてしまいました。その後の4コーナーで直前を走っていた方が落車。なんとか止まれましたが、降車してパスするしかなく、その間に2名に抜かれます。

 

・立ち漕ぎで加速できない!

f:id:tkcx3110:20161219060226j:plain

Photo by Kikuzo

 やはり「ダンシング」には及ばず「立ち漕ぎ」の領域です・・・未舗装区間を超えて舗装路に入ると、周りの方は早くなるのですが、それに着いていけない。アウターにかけて立ち漕ぎしますが、力がペダルに伝わっている感じがしないまま筋肉が消耗していきます。3周目くらいで「下ハン」と気付くのですが、ハンドルをしゃくり過ぎていてイマイチ握りにくい。少し脚を回しやすくなりましたが、前との差を詰める程ではありませんでした。Kikuzo氏の写真を見ても、何だろうこの「顔だけ」必死な感じ。

下手な立ち漕ぎで筋肉を消耗し、どんどんコーナーをさばく余裕が無くなって、結局13位。1人も抜けず、前の人が見えない状態でゴール。

 

レース後、今までで一番消耗していたらしく、普段は楽しみなC1のレースをほぼ観戦できないまま眠ってしまいました。ある意味出し切ったのか?

 

■反省点

・1ミスが響くメンタルの弱さ

スタートミスがそのまま響いて、試走では全力で飛び込んでもこなせていた第1コーナーでミス。自分史上では派手に跳ねた事もあり、頭が真っ白になりました。その後前との距離を詰め過ぎて、落車した方を避けきれず立往生。その後も心の余裕が無く、コーナーで細かくミスをしました。誰にも追いつけなかったのが辛かった…

 

・立ち漕ぎの弱さと、舗装路を走る力が弱い

「ダンシング」には程遠い私の「立ち漕ぎ」。全身がギクシャクしてパワーが伝わっている感じが全然しません。ポジションの見直しと、単純な反復練習が必要です。舗装路の立ち上がりで明らかに差を付けられてしまいます。また、舗装路でも差を付けられるので、パワーもペダリングスキルも足りない。伸び代いっぱいや(涙)。

 

■良かった点

今回は全く良かったところがない、と思っていましたが、メカトラがありませんでした。特に後輪に入れたIRC SERAC CX X-guardは、今までの私ならパンクしていたところをしっかり仕事してくれました。後輪のリムがコツコツいっていたので、何回か危ういところがあったはずです。タイヤは本当に重要ですね。

 

■まとめ

リザルト

出走:C4B

順位:13/33位(38%)

タイム:26:38(+1:37)

 

・1ミスを後に響かせない。

・単純なトレーニング不足。

・ポジション見直し。

 

今回のレースでライバルの佐藤氏は昇格。差を見せつけられました。

帰宅中の車内で「何も良いところが無かった」としょげる私に、7歳の息子から「まだチャンスはあるし、落車した人を踏まずに怪我させなかったんだから良いじゃん!」とありがたい言葉を頂きました。これを糧に翌1/15の第5戦、平田リバーサイドプラザに挑みます!