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技術系サラリーマンの生活実験

【レースレポート】2023年9月SDA王滝100kmグラベル

2022年9月に初めてSDA王滝42kmグラベル部門に出走してから1年,今年もSDA王滝の季節がやってきました。昨年は42kmに出走したので,今年はさらなるアドベンチャーを求めて100kmにエントリしました。しかし昨年のSDA王滝のあとからはうまくトレーニングの時間を確保できず,プヨプヨの体になってしまいました。体はプヨプヨになった上に昨年よりもハードな距離に挑もうとしている以上,相当に過酷なレースになることは目に見えていたのですが,それでも走ってなんとか完走することができました。

走り終わっての正直な感想は「もう二度とグラベルで100kmは走らない」ですし,おすすめできるかというと「やめておいた方がいい」です。体が出来上がっていない自分が悪いのですが,自転車を趣味にし始めて過去イチできつい体験になりました。これを書いている今も全身がガタガタで,キーボードのパームレスト柔らかいやつで良かったと思えるくらいです。しかし過去イチきつい体験をしたからにはしっかり記録に残し,もしSDA王滝グラベル100kmに出てみようかな,という奇特な方の参考になればと思います。なるのかな。

 

 

■装備品

以下の写真は昨年度の42kmに出走した時のもので,その時と基本的な装備は変わっていませんが,少しだけアップデートされています。

①ウェア類

(1)パッドが分厚いグローブ

グローブは新調しました。昨年に激しい振動で手を痛めたので,少しでもマシになるようにパッドの分厚いグローブに。カステリを選んだのは特に理由はなく,買いに行ったときにちょうど良さそうだったのがこれだったというだけです。赤く引いてあるゴムがバーテープやブラケットとなかなか相性良し。右端は昨年使ったGIROのもの。普通に使うぶんには何も問題ないのですが,今回はとにかく手のひらを保護するためのパッドが欲しかったです。

 

②自転車の装備品

今回はあえてボトルケージを外し,自転車にボトルをつけないことにしました。昨年度ボトルが泥まみれになり,とても飲む気になれなかったことが理由です。さらに下りで落としたりすると取りに行くのが猛烈に面倒です。実際にレース中記憶している範囲で8本のボトルの落とし物を見かけました。あとは以下の通りです。

(1)フロントライト,リアライト

 

(2)タイヤはグラベルキングSK 43c

 チューブレス状態,タイヤインサートなし,イメジのシーラント70ml/ 本,空気圧前2.2bar,後ろ2.4bar

 

(3)大き目のサドルバッグ

 チューブ2本,Co2ボンベ3本,Co2インフレータ,チューブレス用プラグ,

タイヤブート,工具,タイヤレバー,小型のはさみ,タイラップ

 

バックパックの装備

バックパックは昨年も使用したSalomonの「Active Skin 8L」です。通気性がよく,ベストのような形状で肩に食い込まず,激しい動きでも全然ずれません。付属のソフトフラスク2本で1Lの水が運べます。

 

(1)ハイドレーションパック2L

自転車からボトルを外した分,ハイドレーションパックを背負うことにしました。Salomonのソフトフラスクと同じメーカであるHydrapak製。実際に使ってみてハイドレーションパックがベストという結論になりました。とにかく水を飲むのが楽。疲れてくるとボトルを取る動作すら面倒です。

 

(2)レインコート上下
(3)大き目の携帯ポンプ
(4)補給食

今回は100kmですので昨年より増やしているのですが,ちなみに私の体重は80kg@170cmと自転車乗りとしてはデブなので,あとから考えるとスポーツようかんアミノバイタルショットはあと1本ずつ増やしておいたほうが良かったです。。アミノバイタルゴールドの顆粒は前日の夜,レース前,レース後で3本です。

 

(5)貴重品

ジップロックに車の鍵とファーストエイドキットを入れるくらいです。

 

■レース前日

①会場入り

受付と車検を済ませるため昨年度と同じく前日入りです。レースの集合場所である松原スポーツ公園からは周辺の銭湯が遠く,一度会場入りしてからお風呂に行くのは面倒だったので先にお風呂を済ませてから会場入りすることにしました。お風呂は昨年度と同じく「せせらぎの四季」です。設備も綺麗だしお食事処も充実してるしおすすめですが,駐車場が少し狭く14:40の時点では満車でした。料金は入浴料¥700/大人1人,今回はバスタオル¥270も借りました。タオルを洗って乾かす手間が省けます。入ってみると昨年に引き続き今年も私の誘いでグラベル100kmに参加することになった友人(犠牲者)に遭遇しました。「どうなるやろね・・・」とお互い不安な表情。

王滝参加者と思われる車で駐車場が混雑してました。

会場は去年よりにぎやかな雰囲気になっていました。単純に参加者が増えています。

会場入りしたら受付と車検です。車検はWolftooth等の輸入代理店として有名なalternative bicyclesの北澤さんが対応されていました。日本国内では珍しいフレームにシルバーのGRXの組み合わせに「今日イチかっこいいよ」のお言葉をいただきなかなか嬉しい。

 

車検が終わったらブリーフィングです。コースやルールの詳細な説明がなされます。今回はエントリが1,300人を超えたとの事。「汗をたくさんかいてミネラルが失われるので補給をしっかりしてほしい」という言葉がありましたが,まさにレース中にミネラル補給がいかに大事か実感することになります。

 

受付が終わったら夕食です。翌朝が早いのでかなり早い時間に軽めの夕食です。発売したての「カップヌードル極上」と会場で買った「MANA  BAR」というエナジーバーを食べました。夕食を軽くするためこの日の朝昼はしっかり食べています。

 

夕食が終わったら浜松の自転車店グリーンコグのサイトにお邪魔してカードゲーム大会です。10人も集まってゲームできる機会はなかなかなく,これが前夜祭的な感じでとても楽しいのです。今回は「ニムト」と初めて遊んだ「お邪魔者」というゲームに2種類,どちらも楽しめました。もっと遊びたいところですが翌朝が早いので21時に切り上げて,今年はアミノバイタルゴールド顆粒を1本飲んで就寝です。

 

■レーススタート前

100km組のスタート時刻は6:00,しかしレースは3:30頃から始まっていました。これがなかなか忙しかったです。夜は妙に暑くてなかなか寝付けなかったのですが,予定していた3:30頃にはバッチリ目が覚めました。もうすでに周りはゴソゴソ動き出している気配です。スタート前の整列は4:30からなのですが,その前にスタート地点付近に自転車を置いておいて,4:30に一斉に並べるのがSDA王滝の「整列」とのこと。

 

3:30にスタートライン付近に行ってみるとすでに50台近い自転車がコースの脇に置かれています。私も比較的空いていそうなところにとりあえず自転車を置きました。

 

目の前のMTB120kmにエントリされている猛者のものでした。自転車を置いたらすぐに朝食です。

 

どん兵衛かき揚げそば大盛りをよく噛んで食べます。炭水化物と塩分を補給,食べたらすぐにトイレに急行です。4:30に整列なのでそれまでに済ませるつもりだったのですが,トイレは整列に間に合うか心配になるくらい渋滞していました。何とか4:11にトイレを済ませ,腸の中は空っぽ,胃の中に食べたどん兵衛が残っているだけです。これなら消化は追いつくはず。トイレを済ませたら急いで自転車の元に移動です。

 

整列時間が近づくと「整列まであと5分」とアナウンスが入り出しました。どんどん人が集まってきます。4:30残り10秒に近づくとみんな自転車を担ぎ,残り5秒からカウントダウンが行われ,4:30になると同時に一斉にコース内にコーンバーを乗り越えて自転車を運び込んでコース内に置く,という流れでした。

 

何とか舗装路部分に置くことができました。後方からスタートすると林道に入った時に渋滞し,周りを気にしながら走るのが大変というのを昨年経験していたので,何とか渋滞しにくそうな前の方でスタートしたかったのです。

 

整列が終わったら着替えと装備の確認です。車に戻ろうとするとトイレの渋滞はさらに伸びていて,最後尾からは30分以上待ちそうな勢い。早めに済ませておいて良かった。車に戻ってハイドレーションパックとソフトフラスクに水を合計3Lいれ,補給食をバックパックのポケットに収納,ビブのパッドにはシャモアクリームをこれでもかとベタ塗りして着替え,車の中においていく貴重品やモバイルバッテリなどの熱に弱いものはクーラーボックスに収納し,車の鍵をかけて5:23に準備完了です。なかなか忙しい。

 

スタートライン付近に戻ると車列は駐車場の端まで伸びています。

 

5:45からスタートセレモニーが始まり,シード選手のコールアップ,ご祈祷,山へのお祈りと続きカウントダウン,6:00定刻,ホーンの音と共にスタートです。スタート直前に塩タブレットを1つ口に入れました。

 

■レース

6:00〜

スタート後6kmまでは先導車が付きサイクリングペースでパレードランという事だったのですが,先頭はまあまあのペースで進み隊列はあっという間に縦に伸び,おかげで混雑せず落ち着いて進めます。しばらくは友人と並走で走りましたがすぐに置いていかれました。

 

林道に入ってしばらくすると景色が変わってきます。思わず止まって写真取りました。後ろから来たMTBの人たちに「余裕やな!」と声をかけられました。このときはまだ舗装路の下りも多かったので余裕がありました。前日のブリーフィングで「30kmくらいで灯りの無いトンネルを通る」と聞いていたのですが,なかなかトンネルに近づいている気がしない。気分を変えようと7:43,距離25.53kmで塩タブレットを2個食べたのですが,即足に効いた気がします。「ハイドレーションパックにはサプリメント溶かしておいた方が良かったかな」とぼんやり考えたのがこの辺り。

 

7:54 距離29.96km 灯りのないトンネル

しばらく舗装路を下って登って前日のブリーフィングで注意されていたトンネルにたどり着きました。途中で弱虫ペダルの作者である渡辺先生に遭遇。今年も参加されていたようです。トンネル内は灯りがなく真っ暗ですが,ダブルトラックのように舗装されていて走りやすく,そこまでビビる必要はありませんでした。トンネル内にも誘導スタッフがいて親切。とにかく安全に走り抜けます。

 

8:39 距離39.27km 第一関門

トンネルを抜けたらそこはひたすらガレた上りでした。とにかくせっせと登って第一関門を目指して走り,制限時間から‐1:20で第一関門に到着。このあたりから腰と手が痛くなってきてしまいました。アミノバイタル赤1本と塩タブレット2個を補給。美味え。アミノバイタルの苦味が全く気にならないくらいスルスル入ります。

 

8:50 距離40.89km 第一関門直後の下り

グラベルバイクでの王滝参戦は,とにかく下りの過酷さが全てだと思います。第一関門から1kmくらいしか走っていないのに,長い下りが始まるということで集中力を上げるためにアミノバイタルショットを1本補給。空は青く山はきれいに見えて景色は最高です。気温が意外と低く,暑さはあまり感じませんでした。ある意味,この写真を撮ったポイントあたりからが今回の苦しい旅の始まりでした。すでに40km走っていて制限時間にも1時間以上余裕がある。このペースなら完走できるやろ,という甘い考えがこのあとの下りで破壊されます。

 

10:13 距離57.30km 

下って登ってまた下るとしばらく平坦な道が続きました。ところどころぬかるんでいたり水たまりがあったりとなかなか泥跳ねが激しい。ボトルを外したのは正解でした。フロントのブレーキキャリパに泥水がかかったのかブレーキをかけていなくてもローターが「ショリショリ」と音を立てています。しかしちょっと前の登り下りのダメージが全然抜けず,ローターの状態を確認する余裕がありません。ふくらはぎにも違和感を感じてきたのでスポーツようかんと塩タブレットを2個補給。塩タブレット食べた途端にふくらはぎの違和感が少し増しになった感覚があったので,思った以上に体からミネラルが抜けていたようです。日陰で涼しかったので甘くみていたのですが,思った以上に発汗していたようです。

 

11:13 距離66.03km 

しばらくガレた上りが続きました。第二関門まであと4kmというところなのに,消耗激しくアミノバイタルショット1本と塩タブレット2個を補給。手,首,腰,膝が路面からの振動を吸収しきれなくなり,痛みだしました。このあたりから実時間よりも体感時間が長くなってきます。ある程度走ったつもりなのに,サイクルコンピュータを見ると全然距離が伸びていない。制限時間は10時間,距離は100kmなので平均10km/h以上で走れば完走できるはずですが,ガレた上りは4km/h程度になってしまい,下りも8km程度しか出ない。焦ります。

 

11:35 距離69.8km 第二関門

66km付近で補給したあとから少し下ると第二関門に到達しました。下りが苦しく気を失いそうな気分でした。たまらずスポーツようかんを1本食べたあと,補給食を入れていたポケットに羊羹やゼリーがないことに気が付きました。塩タブレットだけはジャージのバックポケットに入れていましたが,補給食はバックパックの左ポケットに入れて,ゴミを右ポケットに入れる段取りにしていたのですが,羊羹を食べ終わった時点で左のポケットがカラ。「あと30kmもあるのに塩タブレットしかないのか・・・」かなり絶望感に襲われました。とにかく気分転換しようとトイレに行って出てくると,MTBに乗った56Cycle の先輩がやってきました。疲労から「もう下りイヤだ」と愚痴を言うと「そもそもグラベルで走ろうなんて1ミリも思わんよ」とのお答え。ごもっともだと思いました。

第二関門から第三関門までは約10kmの下り基調。私にとって地獄の始まりです。下り始めて300mくらいのところで荒れた路面に前輪を突っ込んでしまい落車。体は柔らかい草に突っ込んで無事でした。自転車を見るとチェーンが落ちています。リアディレイラーのスタビライザーを解除して冷静にチェーンを戻します。下りではチェーン落ち防止のためにチェーンリングはアウターに入れていたのですが,GRXのスタビライザーを持ってしてもチェーンが落ちてしまう勢いで,怪我をしなかったのが不思議なくらいです。まだツイてる。

 

12:46 距離79.6km 第三関門

第三関門までは本当に地獄の下りでした。とにかく手のひらと腰が痛い。振動に耐えられなくなったら降車して自転車を押しながら痛みが収まるのを待ち,また乗車して下り,また耐えられなくなったら降車して自転車を押すの繰り返しになりました。後ろからくるMTBの方々に「頑張って」とか「グラベルキツいよね」とか声をかけて頂いたのですが苦しくて愚痴っぽい返事しかできませんでした。申し訳ない。半泣きになりながらなんとか第三関門に到着。約10kmの下りに1時間以上かかっています。第三関門ではエナジーバー「MANA BAR」が提供されると聞いていたので,それを希望に必死で下ってきました。

 

救いの「MANA BAR」ブース。

 

もらった「MANA BAR」が涙が出るほどうまい。ブースの方にお願いしてもう1個貰いました。感謝。何口にも分けてよく噛んで食べ,塩タブレットを2個を舐めているとMTBに乗った友人が第三関門にやってきました。「残り20kmで制限時間まではあと3時間だからなんとかなるやろ!」と強がっては見ましたが,実際には「これ本当に完走できるんかな」と不安になっていました。ここで不安になりながら時刻と距離のメモを見返すと,3本持ってきたはずのアミノバイタルショットはまだ2本しか食べていないことになっています。改めて全身のポケットを探すと,ゴミを入れていたポケットからまだ食べていないアミノバイタルショットが見つかりました!このときの気持ちをなんと言ったものか・・・

グラベルシングルスピード100kmにエントリしている友人が第三関門にやってきました。彼は昨年グラベル100kmを完走しているだけあってなかなか余裕の表情。私の「グラベルシングルスピードなんておかしいで」の発言に対して「平地以外は変速ありとあまり変わらん」とのこと。さすがであります。補給食が残っていたことも分かったし,彼の発言に何故か勇気付けられ完走目指して走り出しました。

 

13:30 距離84.14km

第三関門を過ぎてしばらく登ると,視界がひらけて景色が見える場所がありました。雲は見えるけど青空も広がっていて,見える山々が本当に綺麗でした。「とんでもないところに来ちゃったな」とつくづく実感。

 

14:11 距離89.05km 最後の補給

残り10kmが近づいたところで発見したアミノバイタルショット1本と,塩タブレット1個を補給しました。ここからはほぼ下り。両手の親指と人差し指の間に豆が出来てしまい,ブラケットを握りしめると痛い。鬼ハン状態にすると少し楽なのですがブレーキが握れない。ショックを吸収しようと二の腕を緩めると振動で二の腕がブルブル揺れて痛みます。膝も腰も痛んで下半身で衝撃が吸収できずあちこちが痛みます。痛みに耐えられなくなったら登り下り関係なく自転車を降りて押して歩き,痛みが収まってきたら乗って惰性で下ります。気が遠くなる時間帯でした。自転車を押して下っていると飛ぶように下るMTBの人たちに「頑張って」と声掛けいただきました。

 

14:54 ラスト1km

ゴールまで残り3kmのところに「あと3km」の看板が。「あと2km」を過ぎて「あと1km」の看板が見えたその先に舗装路が見えたとき,半泣きになってしまいました。なんというかよくわからない感情のまま写真を取り,ゴールまでの舗装路を下りました。橋の先に見えるゴールが見えて,ゴールを通過したらそのままへたり込んでしまい,「もう未舗装路走らなくていいんだ」の安堵感から涙が出て,しばらく動けませんでした。オールアウトって多分こういう状態なんだと思います。何にせよ制限時間を1時間残して,私のSDA王滝100kmグラベルは走行距離98.86km,総上昇2,308m,経過時間8h59mにて「完走」という目標を達成して終わりました。本当に良かった…

 

 

走り終わった自転車を確認すると,しっかり泥跳ねのあとが残っています。1度チェーン落ちはありましたが,パンクはせずほぼトラブル無し,無事これ名馬でした。過酷なレースを耐え抜いて,ますます自分の自転車が好きになりました。フレームが折れるまで乗り続けます。


■おわりに

冒頭に述べた通り今回SDA王滝100kmグラベルを走った正直な感想は,「もう二度とグラベルで100kmは走らない」なのですが,SDA王滝自体は素晴らしいイベントで,もう100kmは走りたくないけど42kmなら「辛楽しい」体験ができてまた走りたいと思えてくるのが不思議。それにMTBならグラベルロード程の振動はないはずで,それならまた100km走れる気がします。

 

レースを振り返ってグラベル100kmをもう少しマシに走り切るとした時に,もうちょっと「こうだったら良かった」という点を上げると,

・ハイドレーションパックの水には足攣り防止のサプリメントを溶かしておきたい。

何度か塩タブレットに助けられたのですが,ミネラル補給を目的にしたサプリメントをハイドレーションパックの水に溶かしておいたらもっと補給しやすかったと感じました。とにかく路面がハードなので,集中力を切らさないように補給が命です。SDA王滝の会場で試飲した中には甘すぎないものもあったので,来年は試してみたいです。

・王滝にはサスペンションフォークがほしい

レース中にリジッドフォークのシングルスピードMTBの人に遭遇しましたが,そういう特殊な猛者を除いたら,基本的にサスペンションフォークありの自転車で走るべきだと思います。廃盤になったCannondaleのSlateで走ってる人を見かけましたが,正直羨ましかったです。

・補給食は余るくらいでちょうどいい

苦しい時に「補給食足りなくなるかも」という状況は精神が蝕まれます。補給食は余って,他の人に分けることができるくらい持った方が良かったです。来年は42kmにしようと思っていますが,補給食は今回の100kmと同じ量を持ちたいと思います。

 

昨年アドベンチャーするつもりでグラベルロードを組んでから1年ちょっと,これでもかというアドベンチャーを経験しました。王滝のグラベル100kmはもういいけど,今回完走した事で少し自信がつき,他の道には挑んでみたくなりました。SDA王滝は100km以外で来年も走る事を心に決めて,次のアドベンチャーを考えたいと思います。