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技術系サラリーマンの生活実験

【レースレポート】東海シクロクロス2019-2020 第6戦 大野極楽寺公園

 愛知牧場ステージから2週間空けて,もはや東海シクロクロスの定番コースとなった大野極楽寺公園ステージがやってきました。大野極楽寺公園は名古屋からほど近い一宮市にあり,名古屋市在住の私にとっては愛知牧場ステージについてアクセスのよい会場です。過去にはチェーンを落として最下位,そのあと焦ってコースを逆走するなど数多くのやらかしがあった,苦手だけど思い入れのあるコースです。
 

■事前の準備~トレーニン

56Cycleに1回行けました。今は隔週1回のペースで通っています。最盛期は毎週通えていましたが,最近は仕事の都合から隔週1回が限度になってきました。足りない分は自宅でローラー練をすればよいのですが,残業して帰宅後すると完全に気が抜けてしまっていて,とてもトレーニングする気力がわきません。おそらく早起きしてローラー練が一番良いのですが,平日に早起きする気力がわかない。早起きしてトレーニングされている方々を尊敬します。もうちょっと何とかならんかなぁ・・・
 

■事前の準備~メンテナンス

洗車サービスを利用した
前回の愛知牧場では,最近東海シクロクロスに出展されている洗車専門店「ラバッジョ」さんの洗車サービスを利用しました。¥3,500/1台です。
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初めて利用したのですが,有料サービスだけあって見事な仕上がりです。どのくらい見事かというと,f:id:tkcx3110:20200112134736j:plain
この洗車前のタイヤが,
 
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こうなります。タイヤの左側に付着している茶色い塊はタイヤ製造時のゴム糊で,新品開封時からあるものです。新品かと見まごうばかりのトレッド面の美しさ。スゴイ。工夫されているな,と感じるところは写真で私が指でどけている梱包用のラップです。洗車後タイヤに巻き付けて保護してくれるのですが,洗車後に移動する際,自転車を押して移動してもタイヤが汚れないようにする工夫だそうです。あまりの美しさに感動するので,ぜひ1度利用されることをお勧めします。毎回利用している方もいるようです。

後輪の振れ取り
前回の愛知牧場ステージでチェーンをスプロケットとスポークの間に落としてしまいました。ということはドライブ側のスポークが削れて,後輪が触れていることを意味します。帰宅後スプロケットを外してみると,
 

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やはりスポークがガリガリ削れていて,さらに一部曲がっています。まだ組んでから5回しか走っていないのに・・・

チューブラータイヤのホイールセットのため,スポークを交換するにはタイヤを剥がす必要があります。まだ5回しか走っていないチューブラータイヤを剥がして,スポークを新品にする気力はさすがにありません。2020-2021シーズンが終わるまで振れ取りでごまかしたいと思います。

 

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スプロケットは戻してしまって振れ取りです。何とか許容範囲まで振れが取れました。

 

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こんなこともあろうかと買っておいたUNIORのセンターゲージです。棒の先にあるこのドーナツのおかげでタイヤがついていてもセンター出しができます。センター出しのしやすさ,測定精度でいうとHOZANのセンターゲージがベストだと思いますが,タイヤを外せない/外したくないときに実用的な範囲でのセンター出しには十分な威力を発揮します。名古屋のCultureClubで買えます。

 

■レース前日

大野極楽寺公園はコースの範囲内が普通の公園のため,コースウォークは可能ですが自転車に乗っての前日試走はできません。 なのでのんびり過ごすことにしました。
食べ過ぎず,昼寝もしっかりして休息です。土曜日には平日の疲れが残っていることが多いです。
 

■レース当日

AM6:50には会場入り,すでに多くの車が集合しています。
今回から新しいヒッチキャリアが実践投入です。
 

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積み込みは以前に比べると面倒になりましたが,装着した状態でKangooの観音が開くのが大きい。これだけで価値があります。

 
朝の試走
基本的に平坦な大野極楽寺公園。アップダウンがないので愛知牧場よりは体重の重さが響かない,ハズ。NAGARAのHASEさんから「今日は体重関係ないだろ!」と釘を刺されます。そうだったらいいんだけど・・・
コースはホームストレートが伸びて,第3コーナーが下りになっています。ここはかなり渋滞しそうな予感。それ以外には特に昨シーズンと大きな違いはありませんでした。
試走をしてからローラーアップまで少し時間があったのですが,気が付いたら車でぐっすり眠ってしまいました。気が付いたら招集30分前です。急いでアップしました。
 

■実際のレース

スタートは4列目右から4番目,「みんなスゴイ勢いで行くんだろうなぁ」と考えながらスタートを待ちます。

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Photo by kikuzo 前走者の右足に前輪が当たりそう・・・
 
スタート後のクリートキャッチはそこまで悪くなく,スムーズな出だしでした。が,前が混雑しており,前走者の右足に前輪が当たりそうに。恐怖感から右に少し動いたところ,右隣のグリッドにいた方に接触してしまいました。「落車する!」という恐怖感がわきましたが,接触した方もちょうど左に動こうとしていたようでお互い体重を預けあう形になりました。そのままお互いにバランスを取り合って分離,出遅れましたが安全に復帰できました。いい練習になりました。感謝です。
 

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Photo by M.Hattori 渋滞する下りで一人だけ担ぎに入る。
 
予想通り第3コーナーの下りは大渋滞でした。どう考えても歩いたほうが速い速度で渋滞しているのを見て,即時降車を決断しました。一人だけ自転車を担いで,隙間を縫うように走ります。下りを過ぎた後で自転車を肩から下ろし,乗車しようとしましたが,よく見るとその先もコーナーで渋滞しています。そのまま自転車を押して走ることにしました。「まだ走るか!」の声が他のライダーからあがりました。しかしかなりの距離を押して走り,ほぼほぼ最後尾から一気に真ん中くらいまで順位を上げました。
 

しかしこの後のコーナー2ヵ所で曲がり切れず,降車できないままペダルを外す失態。さらに焦ってペダルに足が乗せられず,走りだせなくなってしまいました。降車して走りだすまでだいぶもたついてしまう体たらく,この間にさっきのランで抜かしたライダーほとんどに追い抜かされてしまいました。

 

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Photo by Kikuzo この砂利が滑る。タイヤのグリップ感がまだ掴みきれていません。

あとはとにかく自分のベストタイムを目指して走るしかありません。ですが,キャンバーでビビッてスピードを上げきれず,地味にタイムが伸びません。 

 

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Photo by Kikuzo スピードを乗せて直線を走るのですが,他もスピードが乗っているので追いつけない。

「体重関係ないぞ」と言われはしたのですが,体重が重いと一動作毎の負荷が単純に高く,コーナー立ち上がりの加速が鈍かったり,ダンシングに鋭さがなかったりと何もかもデメリットになります。体重が関係ないのは「適正体重付近」になってから言えることですね・・・ 

 

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Photo by Youkan_0045 遅くてもコースを走ることは楽しい。

順位は全然伸びないのですが,しかしシクロクロスは楽しい。単純にコースを走ることが面白いし,ペースが合う方と競り合いになるのも面白いし,遅いことも全部自分の責任なので,ある種あきらめもつくものです。 

 

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Photo by M.Hattori チームメイト並んでランの方に「肩ポン」

最後の階段を越えてホームストレートに進入すると,同じジャージの方が2名バイクを押して走っています。2名ともメカトラのようです。「あと少し!」と声をかけて「肩ポン」して追い抜かしました。みんな笑顔です。なんとも言えない面白い気持ちになる瞬間がいろいろあって,やっぱりシクロクロスはやめられないです。

 
■リザルト
カテゴリ:C3
順位:37/50位(74%)
タイム:27:07.9(+2:24)
Lap1:7:21.4
Lap2:6:33.6
Lap3:6:34.9
Lap4:6:38.0
 
順位はゼッケンNo.と同じ「37」となりました。序盤のコーナーでもたついたせいで1周目と2周目以降でだいぶタイムの落差があります。しかし1周目でモタついなくても上位のタイムには全く届いていません。そもそもの走りに問題があります。
 

■まとめ

・コーナー大渋滞でのランは効く。
・平坦メインでも体重が重たいのはやっぱりデメリット。
・タイヤのグリップの限界を把握したい。
 
今シーズンのワイルドネイチャープラザの成績が,自分で思っているより振るわなかった妻は,最近私のロードバイクのサドルを最大限下げて,ローラー台でPowerTapによるパワートレーニングを始めました。しかしハンドルが遠かったりなどポジションが合わず,自分のシクロクロスバイクにパワーメータの装着がしたいと訴えられておりました。何とかかわしていたのですが,今回の大野極楽寺公園でも更なるトレーニングの必要性を感じたらしく,帰宅途中の車内で強力に「自分専用のパワーメータが欲しい」とプッシュされてしまい,買うことになってしまいました・・・
選んだのはもちろん,105のシルバークランクで大変お世話になった「Stages Power」です。

brand.intertecinc.co.jp

ホイールを選ばず,気軽に使えるパワーメータとして今これがベスト,と考えています。最近価格が下がってさらに入手性がよくなりました。以前までのモデルは通信が切れやすいという評価が多かったようですが,現在のGen3を使っている私は特に不満に感じることはありません。

しかしこれによって,また私のニュージャージとかニューシューズとかニューハンドルとかニュードライブトレインとかニューサドルとかいろんなものが遠のいた訳ですが,家庭の平和を保ちつつシクロクロスを続けるためには致し方ありません。
 
次は妻のローラー用ホイールを組まなくては・・・