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技術系サラリーマンの生活実験

【ライドルート】和歌山市から和泉葛城山、龍門山ループを走る。

私の妻の実家は和歌山県和歌山市にあり、帰省の度に時間をもらって走りに行く山があります。今回は年始の休みの2日間で走ったライドルートを2箇所紹介したいと思います。

 

◼2018年1月4日 和泉葛城山

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和歌山市から国道24号を東へ走り、「京奈和道 紀の川IC」がある県道62号を北上すると「神通温泉」があり、その脇に葛城山への分岐があります。

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神通温泉」正面の道を東へ入ると「和泉葛城山」への登り口になります。

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こんな雰囲気の2車線分の登りが約10km続きます。勾配は最大で12%程度。交通量がほとんど無いため落ち着いて走れます。

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途中1箇所分岐がありますが、この看板で左へ進みます。

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山頂には東屋があり、周辺にはトイレ、自販機もあります。

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東屋の脇を覗くと、竹藪に繋がる轍が3本ほど見えました。これはひょっとして・・・

ここまで約10kmの登りはなかなかキツいので、その時はe-bikeが欲しい。

 

山頂の看板の写真を見ると、東側の下りが4km弱。登りに対して猛烈な下りです。

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過去にロードバイクで下った時に懲りたので、この日は山の東側には下りませんでしたが、夏に走った時はこんな雰囲気でした。みかん畑を下る急坂の農道で、まさにディープ和歌山。

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ガードレールが無い上に勾配は急で、シクロクロスバイクのカンティブレーキだと猛烈に握力を消耗します。

私のような小デブにはディスクブレーキが欲しいです。

 

ここまでのルートは和歌山市内の妻の実家から山頂まで往復して60km弱、900mアップ程度。私の脚でも休憩を取らなければ3時間あれば往復できます。短時間のトレーニングに持ってこいです。

 

この日はライドの締めに、最近和歌山市内に移転した「Kualis Cycles」の工房を訪ねました。妻の実家から近い、とは聞いていたのですが、果たして妻の実家から約10km。住所は公式には公開されていないので多少探しましたが、住宅街の一角に見つけました。アポ無しの訪問だったのですが、ビルダーの西川氏はホームページのリニューアルのため工房に出ていました。突然の訪問にも関わらず工房をじっくり見せていただいて、色々貴重なお話を聞かせていただけました。Kualisのチタンフレームを間近でじっくり見たのは初めてだったのですが、リアエンドの溶接部の輝きと変色範囲の狭さに衝撃を受けました。遠目に見ても輝きが目立ったので、思わず鼻息が荒くなりました。

 

私は専門が電子工学で、半田付けには多少の心得があるのですが、半田付けも溶接の一種。半田の輝きは上手い作業かどうかの評価基準の一つで、まず注目するポイントです。西川氏の溶接は噂には聞いていましたが、言葉が選べない感覚でした。

 

また注文したいフレームが増えてしまった…全く高いと思えなかったのですが、資金が無いのだけが問題ですね…

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写真はビルダーの西川氏が撮ってくれました。

注文したい注文したい注文したい。

 

◼2018年1月5日 龍門山ループ

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私が勝手に名付けているのが、紀の川の南側にある「龍門山ループ」です。

龍門山へ登るわけではなく、龍門山を囲む県道のルートで、序盤にハードな登りが楽しめます。

 

国道24号を東へ走り、JR名手駅とJR西笠田駅の中間に県道120号があります。

和泉葛城山の東側を下ってくると県道127号につながり、そのままこのルートに入る事ができます。2つのルートをつなぐと120kmオーバー、1700mアップは可能になるハードコースになります。

 

国道24号を東向きに見て、この看板が目印の交差点「小島」を右折します。交差点の奥にはホームセンター「コメリ」が見えます。

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交差点を曲がると橋が見え、その奥がこの後登る山になります。前日の快晴とは変わってこの日は曇り空だったのですが、この辺りから雪がチラチラ降ってきました・・・

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先程の橋を渡って右折、「ヘアーサロンハヤシ」を左折です。下の写真の奥側が県道120号の続きです。

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ここからは斜面の果樹園の間を抜けるつづら折りの登りになります。序盤はそれほど傾斜はきつく無いのですが、徐々に傾斜がきつくなってきます。途中何箇所か分岐がありますが、とにかく登り方向に進みます。

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「ここからが本当の地獄だ・・・」県道120号の登りは、終盤にかなりの斜度を体験できます。「Strava」の結果によると最大28.8%(!)。今回は38×32のギア比1.188というスーパーローを用意していたので初めて脚を付かずに登れました。ブラケット上部を握る鬼ハン状態で、捲れないように最大限伏せてクランクを回しました。個人的な感想としては、東海地方では一部で有名な、知多半島の「花ちゃん坂」よりキツいです。

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坂を登りきると観音像を祀った小さなお社があります。ハードな登りはここまで。この日は雪が徐々に強くなり、うっすら積もってきていました。

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観音像のお社前に「上柄那賀線」の看板があり、そのまま進むみます。

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杉林の間を進みます。

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途中分岐があります。以下の写真の右手から進んできました。「飯盛山荘」の方向(進行方向右)に進みます。

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先程の写真の分岐を進行方向左へ進むと国道480号につながります。この交差点から18km登ると高野山です。この日は「高野山まで行くと倒れるな・・・」と思ったので断念しました。

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先程の分岐を「飯盛山荘」方向に進むとさらに分岐があり、今度は左へ進みます。

飯盛山荘」へはまだ行ったことがありません。

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ちょっとした集落を抜けるとまた分岐です。以下の写真の場所を右に進むと県道4号につながります。

複雑ですが、とりあえず分岐は下り方向へ進めば問題ないです。

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県道4号を下ると県道3号へつながります。以下の看板の写真で右に進むと和歌山市の方向です。

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県道3号はアップダウンが多少ありますが平坦路と言ってもいい快走路で、天気さえ良ければかなりノッて走れるのですが、この日は雪。ペースは上がりませんでしたが、気分は上がりました。雪の振るライドって何でこんなに気分が上がるのでしょうか。

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山の上で雪ということは、下界は当然雨ですよね・・・寒かったです。

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このまま県道3号を下りきると、国道424号につながります。国道424号からは海南方面にも岩出方面にも道がわかりやすいため、迷うことは無いと思います。

 

こちらも和歌山市内から走ってトータル70km弱、800mアップ程度です。

 

県道3号の終着付近には「藤桃庵」という農家が経営しているジェラート屋さんがあるのですが、ずぶ濡れと寒さでさすがに寄る気にはなれませんでした。

www.toutouan.biz

 

テレビで紹介されたせいか大変な人気店です。確かに美味しいのですが、オペレーションが朴訥な感じで少し待たされてしまうのが難点。バイクラックはあります。

 

和歌山県は、高い山はありませんが山と山をつなぐことでかなりの獲得標高を稼ぐ事ができるルートがたくさんあると感じています。

 

更にはハンドメイドバイク愛好家には、世界最高峰のビルダーに直接採寸してもらってオーダーが可能な地域でもあります。アドベンチャーライドを求めるサイクリストにとっては通年で走りを楽しめる地域です。次はお盆休みに帰省予定。そのときには新しいルートを開拓したいと思います。その時は友人も誘って走れると最高だろうな、とか妄想しています。