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技術系サラリーマンの生活実験

【レースレポート】東海シクロクロス2019-2020 第4戦 愛知牧場day1

2020年が明けて約10日が立ち,私にとって2020年最初のレースがやってきました。かつてC3への昇格を決めた愛知牧場のday1。過去最高に身体が仕上がっていた当時の私は今は存在しません。増えた体重は容赦なく私を地上に縛り付け,坂を登ることを断固阻害します。食べることが大好きな中年の私は,自分の体重による苦しみと,食欲に挟まれて身動きが取れなくなっています。今一番欲しいものは「強い意志」と言いたいところですが,意志の力は弱くすぐに折れてしまいます。考えるべきはシクロクロッサーとして生活を回す仕組み作り。すぐにはアイデア出るわけないので,来シーズンに向けて考え直したいところです。


■事前の準備~トレーニン

六甲山に登った

2020年も無事正月休みを迎えることができ,元旦に近年自分の中で恒例となった「六甲山山頂でご来光ライド」に行ってきました。

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「去年も同じことやってましたよね」と声をかけられました。

親戚が集まって大晦日夜更かししている中,一人だけ早々に就寝。5時に起きて六甲山山頂を目指しました。いつも通りの逆瀬川からのルート。全然脚が動きませんでした。元旦に六甲山に登るときは旧年を思い返しながら山頂を目指すのですが,途中は後悔やらなんやらが浮かんできても,山頂につく頃には「まぁこんなもんか」と割り切れるようになるのです。毎年の私に対する定点観測のような位置づけになるのでしょう。正月休みの帰省中は親族との付き合いも多いため走りに行く時間が作りにくいのですが,今後も元旦に六甲山に登るのは続けていきたいと思っています。

 

56Cycleに行った

久しぶりに56Cycleでローラートレーニングをしました。年末からこの日,と決めて1/8の20:00の会を申し込みました。実際のローラートレーニングはパワーが全然上げられず,弱っている自分を痛感しました。やはり続けるしかありません。以前は毎週通っていたのですが最近は仕事が忙しく隔週しか行けません。が、2020年は積極的に通いたいと考えています。

 

 

■レース前日

晩御飯をパスタにしました。少しごま油を和えて,妻が買ってきていた明太子を混ぜて地味な夕食です。

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食べ過ぎないように,しかしレースに効きそうな食事,と考えパスタでカーボローディングです。マ・マーの「早ゆで3分」はすぐに茹で上がるし,100gずつ結束されているので重宝します。「まだ食べたい」という気持ちを何とか抑え込んで,レースの準備をしました。風呂に入るとやる気がなくなるので帰宅後着替えずそのまま作業です。妙に腰が痛くて,オムロン低周波治療器で腰と尻に刺激を与えてからPM23:30就寝。意外と腰の痛みが楽になって,すぐ眠りに落ちました。

オムロン 低周波治療器 エレパルス HV-F127

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  • メディア: ホーム&キッチン
 

 これ使ってます。


■レース当日

愛知牧場day1は,妻と息子は別の用事があったので一人で参加となりました。普段は家族で参加しているので少し寂しいのですが,自分の準備に集中できるので気楽でもあります。AM5:30起床、AM6:00に家を出てAM6:35に愛知牧場の駐車場に到着しました。超早い。我が家から最も近いシクロクロス会場,今後も継続して開催していただきたいです。

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 超晴れの予感

朝の試走

走り始めると,あまりの路面の重さと,自分の身体の重さに閉口しました。何もかもが「重い」。ところどころぬかるんでいて容赦ありません。さらに緩い下りは洗濯板状になっているところが多く,ラインが限られています。あっという間に疲れてしまい試走は2周で終了。洗車コーナーでタイヤを洗ってアップの準備に移りました。


アップ

ローラーを設置した場所は地面が柔らかく,ローラーの足が沈んでしまうのですが,100均で買った5枚入りのタイルマットを敷いて対策です。FG220は地面に設置するのが4か所なので,十分足ります。

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ローラー台の下にマットを引いて沈み込み防止。

今回は少しアップに時間をかけてみました。20分くらいかけて徐々に心拍数を上げていき,最後3分くらいで心拍数を180bpm超えまで上げました。シクロクロス中の私の平均心拍数は180bpmを超えるので,アップでそこまで上げておかないとキツそう,という判断です。アップの前後にアミノバイタルゼリーの赤の小さいやつを食べました。空腹感は感じませんでした。


実際のレース

今回はボディNo.43で後ろからスタートです。5列目左端のグリッドに入りました。すぐ前にかつては勝手にライバル認定していたオーニシさんがいます。最近は全くついていけず,ライバルとはとても言えません。いつかまた追いつきたい。スタートを待って待機していると日差しが照り付け,ぐんぐん気温が上がってきました。スタート4分前にジャケットとタイツを脱ぎましたが全然寒くない。

 

ホイッスルでスタート。スタート直後に右前方の2~3名が絡んで急に前が開けました。その間を進んで少しだけ前に出れました。その後はぐんぐん隊列が伸びていきます。ラインが限られているので,よほどの走力が無いと前走者を抜かすことができません。前に出れないままずるずる後ろに下がってしまいます。とにかく体が重く,前に進まないのです。洗濯板状の路面で腰を浮かしたくても「ドッコラショ」状態で路面からの突き上げをモロに食らってしまいます。

それにしても路面が重い。地面はしっかり水分を含んでいて,数ヵ所泥のセクションができていました。轍になっているところはいいのですが,平らなところは泥が粘って急速に減速します。

 

そして階段。

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Photo by Yahiro Hidenori 手すりがないと登れない・・・

手すりを掴み,身体を引き上げながら登ります。すでに心拍は限界近くに達し、駆け上がる余裕はありません。階段を登ってからは下り基調になりますが,心臓バクバクで余裕がありません。階段を越えた後のセクションは、ラインをきちんと選べばスピードを落とさずに走れるのですが、コーナーの処理が上手くできませんでした。登りながらの右ターンが苦手。目線をうまく出口に持っていけないんですよね。

 

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Photo by Hidenori Yashiro

「モーモー坂」は、ギアを1番下(40×32)まで落とし,可能な限りサドルの前に座って足を回します。チンタラ登っているのでM2ライダーにズバズバ抜かれますが,抜き返す余裕はない。立ち上がるとトルクが抜けてしまいます。乗り方とラインの選び方が悪いんですが,それを改める余裕もありません。

 

「モーモー坂」を登り切った直後にシケインといういやらしいレイアウトにより、降車にも余裕がなく,飛び乗りもできませんでした。

3周目になると辛さが襲ってきて、「明日もコレ走るのか〜」と泣きが入るように。抜かされたM2ライダーの方にも「こんなところでどうしたんや」と言われる始末。トレーニング不足と増大した体脂肪による物ですハイ。

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Photo by youkan_0045 苦悶の表情。全く余裕なし・・・

特にいいところもなく、ひたすら苦しいレースが終わりました。終わった時点で「明日もあるのか」と「デブるのはダメだ」という思いで頭がいっぱいに。特に後者については湧き上がる自分の食欲が恨めしく思えます。「まず自分の中のデブを◯さなくては…」と朦朧とした意識の中で考えるのでした。

 

■リザルト


カテゴリ:C3
順位:43/51位(92%)
タイム:31:32.5(+7:05)
Lap1:10:11.9
Lap2:10:37.8
Lap3:10:42.8

 

周回を重ねる毎にタイムが遅くなっていきますね。身体が感じていたつらさはそのままタイムに直結していました。かつて昇格したコースでこの体たらく。なんともつらいレースでした・・・


■まとめ

・とにかく身体が重たい

・登りの右コーナーが苦手

・シクロクロッサーとして生活が回る「仕組み」を考えたい。 

 

久々に家族を連れず一人のレースだったので,完全に自分のペースで準備できたのに全く良いところがないまま愛知牧場day1は終わってしまいました。失意の中帰宅しようと自転車に跨ると前輪に違和感が・・・チューブラータイヤの空気圧が極端に下がっています。どうやらスローパンクしていたようです。高価かつ手間のかかったチューブラータイヤ,2回走ってさっそくパンクとは・・・青ざめてしまいましたがこの後お使いもあるしどうしたものか,「明日もあるのに・・・」と苦悩しながら岐路についたのでした。