【レースレポート】東海シクロクロス第2戦 ワイルドネイチャープラザ C4A
結論から申しますと、「惨敗」でした。
JCXシリーズにも組み込まれているワイルドネイチャープラザ。長い砂区間が容赦なく足を削るハードかつテクニカルなコースです。昨シーズン表彰台に登れた事もあり意気込んでいたのですが、とにかく練習不足でした。練習不足を補うため、何とか前日試走だけは時間を作りコースを走ってみて、感想は「思ったより砂を乗っていける」という事でした。あくまで主観ですよ。後から考えるとこれが大甘でした。
■レース当日
レース当日は4:30に起きて、妻子の朝食用のサンドイッチを作りながら朝食を取り、まだ寝ている息子をパジャマのまま車に押し込んで出発です。
自宅から会場までは1時間半弱。ちびちび水を飲みながら現地を目指します。起床時からレースまで、細かく分けて約2Lの水を飲んでいます。私の場合これでレース前に必ずお通じがあり、渇いた感覚もなくスッキリした状態でレースに挑めています。
7時には会場に到着。前日に試走をしているので落ち着いて準備をして、SimWorksブースでローラー台を借りてアップをしました。今回C4Aなので9:00スタート。私は前回の成績もありゼッケンNo.4でフロントローに並べました。いいスタートを切りたいので、スタート直後の砂を避けて進行方向右から3番目のグリッドに入りました。フロントローは6名という指示があったので余裕があります。
Photo by Kikuzo
スタートはいつも緊張します。
舗装路スタートという事もあり、なかなかスムーズに飛び出して、最初の直線はスピードに乗って進めました。最初の砂区間に2番手で進入です。
Photo by Kikuzo
もっとスピードを乗せても良かったと今は思います。
問題は砂区間に突入してからです。最初の砂区間は何とか乗車で越え、次の砂のUターンは降りて舗装路区間へ。舗装路を終えたあたりで3位でした。
良かったのはここまで。松林のコーナーを抜けて緩やかな砂の登りに突入した時点で、心肺が持たなくなってしまいました。砂のダウンヒルに突入する頃には息が上がってしまい、足が動かない。普段の歩きよりも遅いんではないかというくらいになってしまいました。ここからズルズル順位を下げて、2週目の中盤でやっと回復。それまでは目がチカチカして「早く終わってくれ」という感じで気持ちがグラグラ揺れました。混走していたCM3Aのライダーに飲み込まれつつ19/47位、40%でフィニッシュ。
■反省点
・思ったより砂区間を乗れる人が多い
私が「思ったより砂を乗っていける」という事は、他にも乗っていける人が多いという事です。本当に大甘でした。ただ、屋根がある区間の細かい砂も乗車で越えれたり、昨シーズンより乗れる区間が増えていたのは単純に嬉しかったです。砂は乗れないと苦しいだけですが、乗れると本当に楽しいです。今シーズンはもう1回あるので、今から楽しみです!
・ウォーミングアップに問題あり?
ウォーミングアップでしっかり心拍を上げたつもりだったのですが、レース序盤は心拍音がはっきり聞こえる位追い込まれてしまいました。レベルは低いにしても、中盤に回復してきたのでアップの仕方次第でもう少しコンディションが変わらないものか。アップ不足と、やり方がマズい可能性があります。やり方を考え直さなくては。
・心肺機能が弱い。
Photo by Kikuzo
太ましい身体です。。。
ここでお恥ずかしながら私の体型を公開すると、
身長:170cm
体重:75.8kg(BMI26.2)
体脂肪率:15.3%
と、見たまんま体重が重たいのです。体脂肪率だけ見ると標準的ですが、同じ身長のサイクリストと比較する(するまでも無いか)とはっきり言って「デブ」であります。体重に対して心肺機能が追い付いていないのは明白です。痩せろよ、という話ですが、意思が弱く減量には今まで成功していません。なので、心肺機能を高めるトレーニングを何とかこなして、あわよくば痩せる、というという方向に持って行きたい。言うだけではなく実施しないと…
これを書いている今、足の筋肉痛はあまり無いのです。心肺機能が追いつかなかった証拠だと思います。
・ちょっとした段差に弱い
最初の砂区間から次の砂区間までの砂が締まった区間などに細かい段差が隠れていました。この段差を上手くいなせずペダリングが止まってしまいました。結果スピードが落ち、砂を乗り切る勢いが無くなってしまいます。身体が重たいため、上下の動きに速く反応できずペダルが回せないのです。単純な話ですが普段から未舗装路の練習が要りますね。
■良かった点
・トレーニングのモチベーションが上がった
ここ最近仕事も忙しく、土日も色々と用事が重なってトレーニングをする気力がわかず、ほとんど何もできませんでした。でも、レースに出ると今の自分の力が浮き彫りになるので、意思の弱い自分の尻を叩く力になります。
他のレーサーと運営のおかげで、自分の中に火が灯るのです。生活にも張りが出ます。
・やっぱり観戦は楽しい
今回のワイルドネイチャープラザは、JCXシリーズに組み込まれているため国内のトップレーサーが数多く参戦しています。天気も良かったし観戦は本当に楽しかった。家族で会場を練り歩き、その走りを間近で観戦できるのが純粋に楽しいのです。我が家は今回夫婦共に出走しているので、「あの区間をあんな走りでクリアするのか!」という驚きを夫婦で共有できるのも、門戸が広いシクロクロスの楽しみだと思います。
Photo by Kikuzo
観戦中の我が家。こうやって知らない間に家族写真まで押さえてもらっているのです。
■まとめ
リザルト
出走:C4A
順位:19/47位(40%)
タイム:31:42(+5:06)
・スタートは悪くない気がする。今後も継続。
・心肺機能の向上と減量が課題。
・悪路走行の経験を増やす工夫が必要。
次回は東海シクロクロス第3戦、平田リバーサイドプラザに参戦予定です。平地の芝コースですが、パワーもテクニックも要求される厳しいコースになるはずです。今回の反省点を少しでも活かせるように行動して、次回のレースも楽しみたいと思います!