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技術系サラリーマンの生活実験

【DIY】我が家の木箱収納

リビングに置いている自作の本棚が、来客に意外と好評なので、その本棚の製作について書きます。

 
リビングには、子供がすぐに本や漫画を手にとって読めるように、という思いから「開架」を設けてあります。まだ読ませたくない本や個人的な趣味の本や漫画は「閉架(押入れの奥)」にしまうか、Kindle本で購入するようにしています。
 
開架を設定する上で使用する本棚は悩みました。
・好みの風合い、サイズが無い。
・オーダーする程コストがかけられない。
・借家のため引越しの際、大型家具は不便。
そんな折、名古屋駅無印良品で様々なサイズの木箱を使用したディスプレーを見て「これだ!」と思いました。
 
こういうやつですね。
 
 
で、木箱収納について検索すると青森のリンゴ箱等もろもろ出てきます。イメージはどんどん膨らみますが、「イメージに合うサイズが無い」。
 
そこで自作であります。材料は、ホームセンターで入手し易く安価な「SPF材」を使います。
木箱を作る上で大事にしたのが、「ある程度規格化する」事でした。
SPF材は、
・1×4等、幅が決まっている。
・ツーバイフォー住宅の構造材なので、表面の仕上げが雑。
・比較的軽くて加工し易く安い。
という特徴があります。
 
この特徴を反映して、製作条件を以下の通りとしました。
・ホームセンターで切断してもらえる寸法で設計する。
・ホームセンターの加工室を借りて表面研磨をする。
・組み立て、塗装は自宅でする。
・木工用ボンドとコーススレッドだけで組み立てられる簡単な構造とする。
 
で、簡単に展開図を書いてみました。

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これを「基本のサイズ」としています。
可能な限り立方体に近くなるような設計です。
開口部を前面として使用した時、
・高さ:1×6材、1×8材の組み合わせで作れる寸法
・奥行き:1×4材 × n個で作れる寸法
とすると都合がいいという判断です。
 
ホームセンターで切断してもらう時は、作る台数に合わせて購入する量を調整しています。図面の通り組み立てて、塗装をすると以下の写真のようになります。
1×6材と1×8材の接合面は木工用ボンドで止める簡易な作りですが、木工用ボンドは完全に硬化すると意外としっかりしているので、木箱を置いて使う分には、よほどの重量物を入れないかぎり問題ありませんでした。
電球の下なので写真が赤いですが、もうちょっと淡い色です。

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側面の板は、奥側はネジ止めされていますが、開口部側の木口は留めていません。重量物を入れる予定の時だけプレートで留めています。
 
これを基準に奥行きが浅いもの、横幅が広いものを作り、組み合わせて本棚としました。
同様の手法でテレビ台も自作しています。
 
妻から追加生産の要求があり、4月頭にまた作る予定です。その際は実際の製造工程を記したいと思います。