【レースレポート】東海シクロクロス2017第2戦 各務原アウトドアフィールド C4B
「天高く我肥ゆる秋」を実感したレースとなりました。何かを得るためには、何かを支払わないといけない。表彰台に登って昇格の権利を獲得するためには、売れるくらいある体脂肪を断捨離しなければ、と今更ながらに思うのでした。これ毎回ボヤいている気がする・・・
◼︎事前準備
東海シクロクロス第1戦の「平田リバーサイドプラザ」が台風で中止になり、5月に参戦した「白州の森バイクロア」以来半年ぶりのレースとなりました。色々あってここ最近レースに出れず、何だか休日も朝早く起きれずですっかり腑抜けになってしまっていました。前週の日曜にちょっとだけ練習したのと、
前日に友人の練習会に参加し、さらに昨年のDVDを見てやっとテンションが上がってきました。土曜日の夜は夜更かしせず早々に床に着きました。
◼︎レース当日のコンディション
前回の第1戦の朝もそうだったのですが、ここ最近の日曜日は全然起きれないのに、「よしクロス行くぞー!」とテンション高く4:30に目覚めました。外の気温と天気予報をチェックして、少し寒くなるかと思ったので、長袖インナーを着込んだのが失敗でした。妻を起こして寝ている息子をそのまま車に押し込み、5:40頃出発。名古屋市内の自宅からレース会場までは全て一般道で1時間ちょい。7:00には到着。後述しますが、「各務原アウトドアフィールド」は東海シクロクロスの中でも特にアクセスの良い会場で、落ち着いて会場入りが可能です。
昨年の経験から、朝から固形物は食べず、しっかり水分を摂ったおかげで便通もあり、レース前には胃も腸もカラッポ。日常と比較すると体調は良い状態です。
前日試走が出来なかったので、アップを兼ねてコースを確かめるように試走しました。今回感じたのは「コースを覚えやすくなって来ている」という事。ロワークラスとはいえ数年の経験値は馬鹿にならないのか、シクロクロス的なコースが頭に入りやすくなったのでしょうか。1年目は何周しても頭に入らなかったのに。
◼︎実際のレース
・スタートでビビる
今回はボディNo.3(!)で嬉しいはずのフロントローなのですが、猛烈な不安に駆られました。スタート直後の砂利道での落車、昨シーズン失敗した第1コーナーが頭をよぎり、ホールショットのイメージが湧きませんでした。でも時間は待ってくれないので姿勢を決めてスタートしました。
スタートは悪くない・・・ Phot by kikuzo
kikuzo氏の写真を見ると、スタート直後は前に出れています。私の中でスタート時のペダルの位置とギア比はだいぶ決まって来ていて、スタートミスの確率は減って来ました。 特に昨シーズンこのコースはスタートでギア比が重すぎて出遅れた事を考えると進歩しています。でも、ビビりが入ってスピードが伸ばせません。今考えると、全力で踏むべきでした。第1コーナーに7番手で進入。ペースを落としたせいか、落ち着いて乗り切りましたが、先頭集団から離されています。 舗装路区間はハッキリ苦手です。上手くスピードを乗せられず、詰められ抜かされやすい区間。必死で漕いでいるつもりなのですが、心臓は着いてこないし、トルクが掛かっている感覚も乏しい。ズルズル離されながら未舗装路区間に突入です。
自転車は水平に。 Photo by kikuzo
慣れて来たのと腕力は多少あるので、シケイン超えの姿勢は良くなってきたと思っています。シケインを越えた後はすぐに乗ろうとせず、身体のバランスが整ってから乗車するようにしています。早く乗れたほうが良いのでしょうが、無理に飛び乗ってミスするより私には向いていると思っています。
・暑い!
日差しが厳しく暑い・・・ Photo by kikuzo
しっかり水分を摂っていたのに、2周目くらいから猛烈に喉が渇いてきました。私の唯一のRaphaウェアである長袖のメリノウールインナーが暑くてたまらない。久々のシクロクロスで完全にウェアの選択を誤りました。この熱気、長袖は小デブな私には必要ありませんでした。
タレてきて口が全開。喉が乾く・・・ Photo by kikuzo
全然ペースが上がらず、ズルズル順位を下げます。なんでもないところで杭に前輪をヒットさせる始末。
今更気付いたのですが、私は舗装路区間でそんなに早くないので、一度離されると追い越すのは至難の技です。喉が熱い、心臓は苦しいでどうにも足に力が入らない感じ。モガくつもりでもすぐにサドルに尻をつけてしまいます。
・ズルズルと順位を下げる
最終周回に入る手前で抜かれた・・・ Photo by kikuzo
少しでも前の走者についていこうと追いすがりますが、着いていけませんでした。
イメージ通りに曲がれたコーナーもありましたが、直線で着いて行けないと離される一方。結局ズルズル順位を下げて16/28位と不甲斐ない結果に終わってしまいました。
レース後、上の写真で抜かれた方に話しかけたのですが、「シングルナンバー背負ってるんだったらもっと前に行かないと」と突っ込まれたのが響きました。シクロクロスでは前に出るのは難しい。昨シーズン走っているから得られたフロントローだったのだから、後でタレるのは別にして、ビビらずもっと突っ込んで行くべきでした。反省です。
何回走っても毎回発見と反省があります。昨シーズンより結果が悪いことも含め色々残念なのですが、友人から「シーズンは始まったばかりだよ」と声を掛けられて気を取り直したのでした。
◼反省点
・身体が重い←単純に練習不足
今年は夏場から時間的にも体力的にも通勤以外で自転車に乗れず、走力を落としてしまいました。というか腹や尻に余計な脂肪が増えて単純に重くなったということです。走っていないくせにストレスで過食してしまったり、パワーウエイトレシオが低下しています。
昨シーズンに悔しい思いをしていてもオフシーズンにしっかり乗れなかったら身体もたるむし結局レベルが上がらない。来シーズンこそオフトレーニングを計画的にこなしたいです。
・ウェア選択
朝が寒かったので長袖インナーしか持ってきていなかったのが失敗でした。シクロクロスでは急な天候の変化に対応できるよう、各種インナーを用意しておくべきだったのを忘れていました。
◼良かった点
・イメージ通りに曲がれたコーナーがあった
後半は殆ど身体のバランスが取れない走りでしたが、一部のコーナーはイメージ通りに曲がれたのが嬉しかったです。特にバックストレート手前の右180°でインベタにつけたのは気分が良かったです。
・レースはアガる
会場の雰囲気、他のレーサーの走り、レース後のプロテインの美味さ、久々の再会、新しい発見など、普段では得られないものがたくさんあります。そして走っている私を応援してくれる友人がいる。ここ最近色々モチベーションが上がらなかったのですが、月曜の朝激しい筋肉痛でもスッキリ目覚められたのは、何かスイッチが入った感じがします。やはりレース、シクロクロスはいい。
■まとめ
リザルト
出走:C4B
順位:16/28位(57%)
タイム:32:53(+2:47)
各務原アウトドアフィールドという会場は、名古屋市内からだと国道22号を経由できるので交通の便が良く、下図の通りスタート地点から駐車場が近いので便利です。
引用元:東海シクロクロス公式
子供の遊び場もしっかりあるし、家族で参加するのにピッタリで、結果は出ていませんが好きな会場です。来シーズンこそはビビらず、そして前に出れる身体でこのコースを走りたいと思います。