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技術系サラリーマンの生活実験

【レースレポート】東海シクロクロス2019-2020 最終戦 ワイルドネイチャープラザ

私にとって2019-2020シーズンの最終戦にあたる,ワイルドネイチャープラザがやってきました。第7戦で東海シクロクロス初のコースとなった「梅林公園」は,日曜日から泊りの出張となったため不参加。
第6戦の大野極楽寺公園以来のレースです。東海シクロクロスではシーズン中に2回ワイルドネイチャープラザが巡ってくるのが定番となりましたが,個人的にはこのままシーズン中に2回続けてほしいと思っています。開催地である稲沢市からも,河川敷砂丘保全として「シクロクロスはアリ」という考えのようですし,私はこのコースが大好き,つまり稲沢市と私にとってWin-Winの関係であると言えます。
さらに今シーズンから導入したチューブラータイヤは,ほぼこのコースを低圧のタイヤで走るために準備したようなもの。過去最高の機材と,過去最高とは言えないイマイチな体で今シーズン最後のシクロクロスが始まります。
 

■事前の準備~トレーニン

56Cycleに行った
56Cycleでのローラー練には1回行けました。が,普段全然走れていないせいか全然パワーが上がらず,途中で脚が止まってしまいました。うーんイマイチ。普段走っていないからなのは間違いないのですが,平日の早朝も土日の朝も最近疲れ切っていて起きることができず,夜も思考停止していて走る気力が湧きません。その点56Cycleでのローラー練は周りに人がいるし,落車して怪我の恐れもないし,メニューは56さんが考えてくれるので,何も考えず必死で漕ぐだけなので気楽です。肉体的には猛烈に過酷ですが,私にとって精神的にはある種癒しの時間です。願わくば毎週通いたいところなのですが・・・
 
久しぶりにMTBに乗った
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海外で働いていたSimworks CXのレイ君が一時帰国。CXではマスターカテゴリのガミさんと3人でMTBで山に入りました。やっぱりMTBを含めたオフロード走行は本当に楽しいです。普段の土日は朝起きられないのですが,シクロクロスがあるか,こうやって約束すると起きれます。これは普段の土日も自分一人で走りに行こうとせず,誰かを誘って走る時間をシェアするのが良いということでしょうか。
確かに自分との約束は反故にしがちですが,だれかとの約束は可能な限り達成しようとするもの。これからは誰かに声をかけてみようかと思います。

 

■事前の準備~メンテナンス

ワイルドネイチャープラザでは砂でローギアに落とすことが十分あり得ます。愛知牧場ステージでスプロケットのインナー側にチェーンを落としているため,変速調整を念入りにしました。
特にリミットスクリュー。ローギアに落とした時にチェーンが鳴るくらいギリギリに調整しました。走行抵抗は上がりますが,チェーンをインナー側に落とすよりはましです。
 

■レース前日

本当は前日試走に行くつもりでしたが,のっぴきならない事情により緊急の関西への帰省となり断念。移動往復6時間,滞在4時間でした。激しい雨も降っていたのである意味では前日試走に行かなくても気は楽でした。帰宅後準備をして早々に就寝しました。
 

■レース当日

最近一緒にMTBで走ったレイ君も出走するので相乗りしたい,ということで我が家の車に4人4台乗車で会場に向かいました。以前の自転車車内積みなら無理でした。ヒッチキャリア様々です。今つけているヒッチキャリアYAKIMAの「FullTilt5」は一応自転車5台用なので,タイヤを外したりハンドルの向きを変えるなど工夫したら,カングーで5人5台での遠征が可能になりそうです。
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ばっちり雨やがな・・・
 
天気予報は晴れでしたが,会場に近づくにつれて雨が降ってきました。晴れると思っていたので傘を持ってきていません。甘かった・・・
雨も降っているし強烈な伊吹下ろしで寒いので,荷下ろしなどの準備は進めず受付開始まで寝て待つことにしました。そのまま意識を失い,気が付いたら試走時間が終わっていました!疲れがたまっているのか一度眠るとまとめて寝てしまいます・・・同情していたレイ君はいつの間にかいないし,受付済みの私のゼッケンがダッシュボードに置かれていました。完全に意識失ってるなコレ。ここまで来たらしかたありません。試走は諦め,ゆっくり観戦とレース準備にいそしむことにしました。雨がパラパラ降りになってきたところでローラーやらの準備,雨が降ってきたら車の中でゼッケン着け,また晴れたらお着換えテントの設営という感じでゆっくりした時間が過ぎました。最後にタイヤのエア圧を1.4barに合わせました。80kgを超える体重の私には破格の低気圧です。チューブラータイヤの力を思い知ります。
 
 

■実際のレース

アップを終わらせ,招集に向かおうとしたところでトイレに行きたくなりました。寒いときはトイレのタイミングが計りづらい。トイレは渋滞していて焦りました。招集時間ギリギリで間に合いました。
今回ゼッケンNo.36,4列目右から2人目に位置づけました。ワイルドネイチャープラザのスタート直後は中央部から左よりが砂が柔らかく沈みやすい。悪くない位置です。

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Photo by Kikuzo 落ち着きすぎたスタート。
 
スタート後は過去に前走者に突っ込んだりしたことがあるため,ついスピードを落としてしまい,他車と安全な距離が確認できるまで後ろに下がってしまいます。もっとうまくなって前に出たいところですが,今は致し方なし。第一コーナーの砂区間にインよりに突っ込むと,少しスペースが空いていました。しかし前走者と絡みそうなので少し減速,ラインをわずかにずらして進みます。次は左手が前にいたMTBの方のバーエンドにヒット。痛ぇ。相手側もびっくりしていたので「ごめんよ!」と叫んで追い抜かします。しかしスピードが落ちてしまい第一コーナーの砂区間は乗車で越えられませんでした。締まった路面に入ったらすぐに乗車,次の砂を越えます。右コーナーを越えたら次は砂の弱めのクランク,渋滞しています。何とか大外から乗車で越えますが,ここでモタつきました。

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Photo by Kikuzo 遅いとわかっていても,つい乗車したくなってしまうのです。
 
普段は自転車を押す姿がゾンビの集団に見えるからか「ゾンビ坂」といわれるセクションが下りになっており,つい乗りたくなって乗車してみました。不安定な下りの感覚が楽しいです。しかし斜度が下がってくると途端に遅くなるため,乗車は1周目だけにして以降は押して走りました。結果的に押したほうが早かったです。
 
今回空気圧を1.4barまで落としたチューブラータイヤの砂でのグリップ感は今まで感じたことがないレベルでした。雨により砂が締まっていたこともあり,結構乗車できてしまいます。路面が固い森区間でも,若干タイヤが腰砕けになる瞬間がありましたが,タイヤがヨレる感覚も感じれたので,慣れれば何とかなりそうな気がします。砂区間はつい楽しくなって乗車しすぎてしまい,結果的に遅くなるというのが良くないところです。しかし乗れると楽しいんだよなぁ。砂区間中央部のテント周りの登りも,最終周回では乗車で進むことができました。後ろの走者に「スゲェ!」と言ってもらえてちょっとうれしい。
 
最終周回のゾンビ坂の下りになると,太鼓の音が聞こえてきました。おそらく私の隣のライダーを応援しているのですが,若い男子たちが太鼓に合わせてZARD「負けないで」を合唱しています。最終周回の下りにピッタリすぎて笑ってしまいます。思わず太鼓の音に合わせて合いの手を入れながら走ってしまいました。こういう応援思いつくのスゴイなぁ。叫んでいるだけの私とは大違いです。
 

■リザルト

カテゴリ:C3
順位:36/48位(75%)
タイム:29:36.2(+4:12)
Lap1:8:03.2
Lap2:7:11.4
Lap3:7:09.8
Lap4:7:11.8
 
2周目以降のタイムは安定していますが,他の方と比較すると納得の順位です。1周目にもたつかなくてもあと2つ順位を上げるのがせいぜいでしょう。
今回1位の選手は別格でしたが,1周あたりあと30秒縮めないとシングル順位には程遠いです。よく訓練されている東海シクロクロスのC3常連組にとって,ワイルドネイチャープラザの砂は最早「乗れて当たり前」の領域になってきています。表彰台へはまだまだ先が長い・・・
 

■まとめ

・チューブラータイヤの効果は絶大。体重が重い自分には必須な気がしてきた。
・今の走りでは運が良くても勝てない。速さのベースアップが必要。
・最早ワイルドネイチャープラザの砂は「乗れて当たり前」。その先を目指さないとC3で表彰台はない。
 
 今シーズンは明らかなトレーニング不足で全く振るいませんでした。後半になるにつれて少しだけ感覚が戻ってきて,やっとゼッケンNo.の順位にまでたどり着けました。かつて同じくらいの順位で争っていた人々ははるか彼方。追いつきたいです。仕事の忙しさのあまり思考停止してトレーニングがすっかりおろそかになっていて,「残業ばっかりしている場合ではないぁ」と感じる今日この頃。勝てる人たちはそれをやりくりして結果を出していて憧れます。なんにせよあと半年もしたらまたシーズンが巡ってきます。そこまで何ができるか,もうちょっと頭を働かせてみたいです。

【レースレポート】東海シクロクロス2019-2020 第6戦 大野極楽寺公園

 愛知牧場ステージから2週間空けて,もはや東海シクロクロスの定番コースとなった大野極楽寺公園ステージがやってきました。大野極楽寺公園は名古屋からほど近い一宮市にあり,名古屋市在住の私にとっては愛知牧場ステージについてアクセスのよい会場です。過去にはチェーンを落として最下位,そのあと焦ってコースを逆走するなど数多くのやらかしがあった,苦手だけど思い入れのあるコースです。
 

■事前の準備~トレーニン

56Cycleに1回行けました。今は隔週1回のペースで通っています。最盛期は毎週通えていましたが,最近は仕事の都合から隔週1回が限度になってきました。足りない分は自宅でローラー練をすればよいのですが,残業して帰宅後すると完全に気が抜けてしまっていて,とてもトレーニングする気力がわきません。おそらく早起きしてローラー練が一番良いのですが,平日に早起きする気力がわかない。早起きしてトレーニングされている方々を尊敬します。もうちょっと何とかならんかなぁ・・・
 

■事前の準備~メンテナンス

洗車サービスを利用した
前回の愛知牧場では,最近東海シクロクロスに出展されている洗車専門店「ラバッジョ」さんの洗車サービスを利用しました。¥3,500/1台です。
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初めて利用したのですが,有料サービスだけあって見事な仕上がりです。どのくらい見事かというと,f:id:tkcx3110:20200112134736j:plain
この洗車前のタイヤが,
 
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こうなります。タイヤの左側に付着している茶色い塊はタイヤ製造時のゴム糊で,新品開封時からあるものです。新品かと見まごうばかりのトレッド面の美しさ。スゴイ。工夫されているな,と感じるところは写真で私が指でどけている梱包用のラップです。洗車後タイヤに巻き付けて保護してくれるのですが,洗車後に移動する際,自転車を押して移動してもタイヤが汚れないようにする工夫だそうです。あまりの美しさに感動するので,ぜひ1度利用されることをお勧めします。毎回利用している方もいるようです。

後輪の振れ取り
前回の愛知牧場ステージでチェーンをスプロケットとスポークの間に落としてしまいました。ということはドライブ側のスポークが削れて,後輪が触れていることを意味します。帰宅後スプロケットを外してみると,
 

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やはりスポークがガリガリ削れていて,さらに一部曲がっています。まだ組んでから5回しか走っていないのに・・・

チューブラータイヤのホイールセットのため,スポークを交換するにはタイヤを剥がす必要があります。まだ5回しか走っていないチューブラータイヤを剥がして,スポークを新品にする気力はさすがにありません。2020-2021シーズンが終わるまで振れ取りでごまかしたいと思います。

 

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スプロケットは戻してしまって振れ取りです。何とか許容範囲まで振れが取れました。

 

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こんなこともあろうかと買っておいたUNIORのセンターゲージです。棒の先にあるこのドーナツのおかげでタイヤがついていてもセンター出しができます。センター出しのしやすさ,測定精度でいうとHOZANのセンターゲージがベストだと思いますが,タイヤを外せない/外したくないときに実用的な範囲でのセンター出しには十分な威力を発揮します。名古屋のCultureClubで買えます。

 

■レース前日

大野極楽寺公園はコースの範囲内が普通の公園のため,コースウォークは可能ですが自転車に乗っての前日試走はできません。 なのでのんびり過ごすことにしました。
食べ過ぎず,昼寝もしっかりして休息です。土曜日には平日の疲れが残っていることが多いです。
 

■レース当日

AM6:50には会場入り,すでに多くの車が集合しています。
今回から新しいヒッチキャリアが実践投入です。
 

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積み込みは以前に比べると面倒になりましたが,装着した状態でKangooの観音が開くのが大きい。これだけで価値があります。

 
朝の試走
基本的に平坦な大野極楽寺公園。アップダウンがないので愛知牧場よりは体重の重さが響かない,ハズ。NAGARAのHASEさんから「今日は体重関係ないだろ!」と釘を刺されます。そうだったらいいんだけど・・・
コースはホームストレートが伸びて,第3コーナーが下りになっています。ここはかなり渋滞しそうな予感。それ以外には特に昨シーズンと大きな違いはありませんでした。
試走をしてからローラーアップまで少し時間があったのですが,気が付いたら車でぐっすり眠ってしまいました。気が付いたら招集30分前です。急いでアップしました。
 

■実際のレース

スタートは4列目右から4番目,「みんなスゴイ勢いで行くんだろうなぁ」と考えながらスタートを待ちます。

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Photo by kikuzo 前走者の右足に前輪が当たりそう・・・
 
スタート後のクリートキャッチはそこまで悪くなく,スムーズな出だしでした。が,前が混雑しており,前走者の右足に前輪が当たりそうに。恐怖感から右に少し動いたところ,右隣のグリッドにいた方に接触してしまいました。「落車する!」という恐怖感がわきましたが,接触した方もちょうど左に動こうとしていたようでお互い体重を預けあう形になりました。そのままお互いにバランスを取り合って分離,出遅れましたが安全に復帰できました。いい練習になりました。感謝です。
 

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Photo by M.Hattori 渋滞する下りで一人だけ担ぎに入る。
 
予想通り第3コーナーの下りは大渋滞でした。どう考えても歩いたほうが速い速度で渋滞しているのを見て,即時降車を決断しました。一人だけ自転車を担いで,隙間を縫うように走ります。下りを過ぎた後で自転車を肩から下ろし,乗車しようとしましたが,よく見るとその先もコーナーで渋滞しています。そのまま自転車を押して走ることにしました。「まだ走るか!」の声が他のライダーからあがりました。しかしかなりの距離を押して走り,ほぼほぼ最後尾から一気に真ん中くらいまで順位を上げました。
 

しかしこの後のコーナー2ヵ所で曲がり切れず,降車できないままペダルを外す失態。さらに焦ってペダルに足が乗せられず,走りだせなくなってしまいました。降車して走りだすまでだいぶもたついてしまう体たらく,この間にさっきのランで抜かしたライダーほとんどに追い抜かされてしまいました。

 

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Photo by Kikuzo この砂利が滑る。タイヤのグリップ感がまだ掴みきれていません。

あとはとにかく自分のベストタイムを目指して走るしかありません。ですが,キャンバーでビビッてスピードを上げきれず,地味にタイムが伸びません。 

 

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Photo by Kikuzo スピードを乗せて直線を走るのですが,他もスピードが乗っているので追いつけない。

「体重関係ないぞ」と言われはしたのですが,体重が重いと一動作毎の負荷が単純に高く,コーナー立ち上がりの加速が鈍かったり,ダンシングに鋭さがなかったりと何もかもデメリットになります。体重が関係ないのは「適正体重付近」になってから言えることですね・・・ 

 

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Photo by Youkan_0045 遅くてもコースを走ることは楽しい。

順位は全然伸びないのですが,しかしシクロクロスは楽しい。単純にコースを走ることが面白いし,ペースが合う方と競り合いになるのも面白いし,遅いことも全部自分の責任なので,ある種あきらめもつくものです。 

 

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Photo by M.Hattori チームメイト並んでランの方に「肩ポン」

最後の階段を越えてホームストレートに進入すると,同じジャージの方が2名バイクを押して走っています。2名ともメカトラのようです。「あと少し!」と声をかけて「肩ポン」して追い抜かしました。みんな笑顔です。なんとも言えない面白い気持ちになる瞬間がいろいろあって,やっぱりシクロクロスはやめられないです。

 
■リザルト
カテゴリ:C3
順位:37/50位(74%)
タイム:27:07.9(+2:24)
Lap1:7:21.4
Lap2:6:33.6
Lap3:6:34.9
Lap4:6:38.0
 
順位はゼッケンNo.と同じ「37」となりました。序盤のコーナーでもたついたせいで1周目と2周目以降でだいぶタイムの落差があります。しかし1周目でモタついなくても上位のタイムには全く届いていません。そもそもの走りに問題があります。
 

■まとめ

・コーナー大渋滞でのランは効く。
・平坦メインでも体重が重たいのはやっぱりデメリット。
・タイヤのグリップの限界を把握したい。
 
今シーズンのワイルドネイチャープラザの成績が,自分で思っているより振るわなかった妻は,最近私のロードバイクのサドルを最大限下げて,ローラー台でPowerTapによるパワートレーニングを始めました。しかしハンドルが遠かったりなどポジションが合わず,自分のシクロクロスバイクにパワーメータの装着がしたいと訴えられておりました。何とかかわしていたのですが,今回の大野極楽寺公園でも更なるトレーニングの必要性を感じたらしく,帰宅途中の車内で強力に「自分専用のパワーメータが欲しい」とプッシュされてしまい,買うことになってしまいました・・・
選んだのはもちろん,105のシルバークランクで大変お世話になった「Stages Power」です。

brand.intertecinc.co.jp

ホイールを選ばず,気軽に使えるパワーメータとして今これがベスト,と考えています。最近価格が下がってさらに入手性がよくなりました。以前までのモデルは通信が切れやすいという評価が多かったようですが,現在のGen3を使っている私は特に不満に感じることはありません。

しかしこれによって,また私のニュージャージとかニューシューズとかニューハンドルとかニュードライブトレインとかニューサドルとかいろんなものが遠のいた訳ですが,家庭の平和を保ちつつシクロクロスを続けるためには致し方ありません。
 
次は妻のローラー用ホイールを組まなくては・・・

【レースレポート】東海シクロクロス2019-2020 第5戦 愛知牧場day2(JCX戦)

辛いツラい愛知牧場day1が終わりました。同じコースでまだ1日残っています。しかし「走らない」という選択肢は私にはなく,とにかく何とかして走る手はずを整えるのです。day1のレースが終わった時からday2のレースの準備は始まっています。
 

■事前の準備~メンテナンス

愛知牧場day1が終わった後,帰宅するために車に向かおうと自転車にまたがったところ「ブニ」と前輪に違和感が・・・
 

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親指だけでタイヤがへこんでしまうくらいエアが抜けています・・・えらいこっちゃ!
大変焦ってしまったのですが,「チューブラーのパンクがパナレーサーのシーラントで治った」という,シクロクロスアイドルKossyの投稿を目にしていたことを思い出しました。そうと決まれば買いに行くしかありません。妻に頼まれたお遣いをIKEA長久手で済ませ,速やかにシーラントを買いに行きました。
買ったのはパナレーサーのシーラント120ml入りです。税込み¥880です。
 

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なにやらくるみの粉末が入っていて,パンクの穴に効くといううたい文句です。コンクリートの骨材のような意味合いでしょうか。
日は暮れかかっていました。すぐに作業したかったので自宅の駐車場ですぐに作業開始です。
 

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車に積んであったWolftoothのチェーンリンクプライヤにはバルブコアツールがついているので,それでバルブコアを外しました。
 

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バルブコアが抜けるとタイヤがしぼむのですが,しぼみ方にムラがあります。タイヤを乗せるときに変に力がかかって中のチューブがゆがんでしまったのでしょうか。
さてシーラントをどうやって注入するかですが,考えた結果ビニールテープでバルブとシーラントのノズルの先端を留めて流し込む作戦にしてみました。
 

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が,失敗でした。空気が逃げる場所がなく,うまくシーラントが入りません。力いっぱいシーラントのボトルを握ると,ノズルの根元からシーラントが漏れてきてしまいました。この後はビニールテープを外し,バルブに一滴一滴シーラントを垂らして入れました。40ml程度入れたところでバルブをこより状にした紙ウエスでほじり,バルブコアを着け,エアを若干入れてからホイールをゆっくり回してシーラントをいきわたらせ,最後に3気圧弱入れて作業終了しました。あとは一晩寝かせてパンクがふさがっていることを祈るのみ。
 

■レース当日

朝起きて,真っ先にシーラントを入れたタイヤの状態を確認しに行きました。
指で押してみるとエアがしっかり残っていて「カッチカチ」であります。懸念していた穴はふさがったようで安心しました。ありがとうKossy!これからシーラントはパナレーサーに乗り換えることにします。
 
レースの準備
日曜日は妻子もレースに出るので忙しくなります。昨日走っているのでコースは大体把握できています。自分は朝の試走はやめて,妻子に試走の時間を持ってもらいました。
試走から帰ってきた人の話を聞くと「ちょっとコース変わっている」とのこと。まぁ,変わったところで昨日の体たらくを考えたら勝ちに絡めるわけは無く,あきらめるしかありません。
妻子が試走に行っている間に環境のセッティングです。今回から妻の要望によりこれを導入しました。

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ホームセンターでも買えるアウトドアブランド「LOGOS」の「どこでもルーム」です。
お着換えテントとして購入しました。

 

ロゴス テント どこでもルーム Type-M 71459002

ロゴス テント どこでもルーム Type-M 71459002

  • 発売日: 2013/03/11
  • メディア: スポーツ用品
 

 類似品よりは高価ですが,妻から見ても「畳むのが難しくなさそう」という点が重要でした。安価なタイプは「畳むのが難しくポールを折った」というレビューが多く,不安要素があります。また私の懐が寒くなった気がしますが,妻の期待に応えることが優先度高であります。

 
中はこのように床が無く,ただ地面に建てるだけの簡単な作りです。

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シューズを脱ぐときのためにビーチサンダルを置きました。レース後に自分も着替えてみて感じたことですが,「あったかい」のです。当日の愛知牧場はそれなりに寒かったのですが,少しの日照と風を防げることで相当の快適さとなりました。妻からも「着替えやすかった」と大絶賛でした。
 

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使用後は折りたたみ傘の要領で畳むことができ,

 

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畳んでスタッフサックに入れると棒状になって収納しやすいです。サイズ感は,サイズ43の私のシューズと比較するとこんな感じです。良い買い物でした。

 

■実際のレース

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Photo by Kikuzo 人数が多い。
前日と違って曇り空,風は冷たいが気温自体はそこまで低くありませんでした。これはレース中は暑くなると感じてアームカバーは外しました。スタートは5列目左から2番目。ホイッスルと同時にスタートするも,周りが混雑していて前に出られません。右側の方がバランスを崩したのか少し出遅れ,そのすきに少しだけ前に出れました。が,怖い。昨シーズンスタート直後に他車と絡んでしまうことが多かったこともあり,スタートの集団に巻き込まれることに恐怖心があります。シクロクロスのセオリーからは外れますが,スタート直後の混雑では頑張りすぎないことにしました。
 

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Photo by kikuzo 第一コーナー直後。集団は長く伸びてしまいます。
 
第一コーナーは砂利が浮いているのでスリップダウンの恐れがあり怖い。慎重に曲がりますが,やはり落車する方がいます。何とか抜けて集団の真ん中ちょい後くらいに位置づけました。第二コーナーを抜けて段差のある登りへ。路面が若干柔らかく急に負荷が上がります。このままでは登り切れないと感じたので,さらにシフトダウンした瞬間にペダルからトルク感が抜けてリアディレイラー付近からガリガリと異音が。
 
「チェーン落ちた・・・」
 
過去に何度かあるこの感覚,チェーンがローギアとスポークの間に落ちてしまいました。最近変速周りのメンテナンスをサボっていたせいか,ロー側のリミットスクリューが緩んでいたと思われます。

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Photo by kikuzo 自転車を降りてチェーンを戻す。Kikuzo氏は毎度こういう瞬間を見事に押さえてくれます。
 
自転車を降りて,速やかにチェーンを直そうと試みます。手こずっている間にどんどん抜かされ最下位に。過去にも大野極楽寺公園で似たようなことがありました。Simworksのもんじゃさんが「どないしたん?」と声をかけながら追い抜かしていきます。「チェーン落ちた!」と叫んでやっとのことでチェーンを直し,レース再開(最下位)です。
 
もうこうなると追いかけるだけなので気楽なものです。せっせとペダルを漕ぐと前日よりも走りやすくなっていることに気が付きました。コースが少し改修されたことと,路面が少し締まって走りやすくなっていました。スピードも乗せやすくなっており,最下位による気負いの無さから断然楽しくなってきました。階段も,前日より足が軽やかに動いて「駆け上がれている」雰囲気になりました。

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Photo by kikuzo 楽しくなってきて笑顔が出る。
 
2周目に入り第2コーナーを抜けた後,まったく同じところで再びチェーンを落としてしまいました。気を付けていたつもりだったのに・・・今度は現象がわかっているので1周目よりは早く直せました。
 

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Photo by kikuzo 抜きつ抜かれつでデッドヒート。

 

レース後半になってくるとペースが合う人も出てきて,抜きつ抜かれつのレースらしい展開になってきました。勝ちに絡めなくても競り合いになると本当に楽しく,一緒に走るライダーの皆様に感謝するところです。

 

後半はどんどん楽しくなってきて,順位は全然ですが出し切った感があり,多幸感がありました。

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Photo by kikuzo 抜かされたM2ライダーとの握手でこの笑顔。本当に楽しかった。

レース後の退避路で私を抜かしたM2ライダーと笑顔で握手。なんだろうこの楽しい感じ。シクロクロスを辞めたくないのはこういうところにあるのかもしれません。
 

■リザルト

カテゴリ:C3
順位:50/63位(79%)
タイム:34:39.7(+6:08)
Lap1:8:58.2
Lap2:8:40.4
Lap3:8:29.3
Lap4:8:31.3
 
チェーンを落とした1周目,2周目と比較して3・4周目は10秒は早くなっています。もともと遅いことは別にして,ペースは落ちなかったということですね。もともと遅いことは,体重が単純に重いためアップダウンの激しい愛知牧場ステージはモロに影響を受けますね。
 

■まとめ

・チェーンを落とさないこと。細かいメンテナンスをサボるとこうなる。
・体重が重いことはすべてにおいて不利。
シクロクロスは楽しい。
 
レース後,ワールドカップへ向けて日本代表の練習があったのですが,これも本当に見ごたえがありました。基本は「前を見て走る」というだけなのですが,その光景がすごかったです。自転車に乗るうえで「前を見る」ということはどういうことかを考えるきっかけとなりました。遅くても,前を見て走りたいと思います。

【レースレポート】東海シクロクロス2019-2020 第4戦 愛知牧場day1

2020年が明けて約10日が立ち,私にとって2020年最初のレースがやってきました。かつてC3への昇格を決めた愛知牧場のday1。過去最高に身体が仕上がっていた当時の私は今は存在しません。増えた体重は容赦なく私を地上に縛り付け,坂を登ることを断固阻害します。食べることが大好きな中年の私は,自分の体重による苦しみと,食欲に挟まれて身動きが取れなくなっています。今一番欲しいものは「強い意志」と言いたいところですが,意志の力は弱くすぐに折れてしまいます。考えるべきはシクロクロッサーとして生活を回す仕組み作り。すぐにはアイデア出るわけないので,来シーズンに向けて考え直したいところです。


■事前の準備~トレーニン

六甲山に登った

2020年も無事正月休みを迎えることができ,元旦に近年自分の中で恒例となった「六甲山山頂でご来光ライド」に行ってきました。

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「去年も同じことやってましたよね」と声をかけられました。

親戚が集まって大晦日夜更かししている中,一人だけ早々に就寝。5時に起きて六甲山山頂を目指しました。いつも通りの逆瀬川からのルート。全然脚が動きませんでした。元旦に六甲山に登るときは旧年を思い返しながら山頂を目指すのですが,途中は後悔やらなんやらが浮かんできても,山頂につく頃には「まぁこんなもんか」と割り切れるようになるのです。毎年の私に対する定点観測のような位置づけになるのでしょう。正月休みの帰省中は親族との付き合いも多いため走りに行く時間が作りにくいのですが,今後も元旦に六甲山に登るのは続けていきたいと思っています。

 

56Cycleに行った

久しぶりに56Cycleでローラートレーニングをしました。年末からこの日,と決めて1/8の20:00の会を申し込みました。実際のローラートレーニングはパワーが全然上げられず,弱っている自分を痛感しました。やはり続けるしかありません。以前は毎週通っていたのですが最近は仕事が忙しく隔週しか行けません。が、2020年は積極的に通いたいと考えています。

 

 

■レース前日

晩御飯をパスタにしました。少しごま油を和えて,妻が買ってきていた明太子を混ぜて地味な夕食です。

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食べ過ぎないように,しかしレースに効きそうな食事,と考えパスタでカーボローディングです。マ・マーの「早ゆで3分」はすぐに茹で上がるし,100gずつ結束されているので重宝します。「まだ食べたい」という気持ちを何とか抑え込んで,レースの準備をしました。風呂に入るとやる気がなくなるので帰宅後着替えずそのまま作業です。妙に腰が痛くて,オムロン低周波治療器で腰と尻に刺激を与えてからPM23:30就寝。意外と腰の痛みが楽になって,すぐ眠りに落ちました。

オムロン 低周波治療器 エレパルス HV-F127

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  • メディア: ホーム&キッチン
 

 これ使ってます。


■レース当日

愛知牧場day1は,妻と息子は別の用事があったので一人で参加となりました。普段は家族で参加しているので少し寂しいのですが,自分の準備に集中できるので気楽でもあります。AM5:30起床、AM6:00に家を出てAM6:35に愛知牧場の駐車場に到着しました。超早い。我が家から最も近いシクロクロス会場,今後も継続して開催していただきたいです。

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 超晴れの予感

朝の試走

走り始めると,あまりの路面の重さと,自分の身体の重さに閉口しました。何もかもが「重い」。ところどころぬかるんでいて容赦ありません。さらに緩い下りは洗濯板状になっているところが多く,ラインが限られています。あっという間に疲れてしまい試走は2周で終了。洗車コーナーでタイヤを洗ってアップの準備に移りました。


アップ

ローラーを設置した場所は地面が柔らかく,ローラーの足が沈んでしまうのですが,100均で買った5枚入りのタイルマットを敷いて対策です。FG220は地面に設置するのが4か所なので,十分足ります。

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ローラー台の下にマットを引いて沈み込み防止。

今回は少しアップに時間をかけてみました。20分くらいかけて徐々に心拍数を上げていき,最後3分くらいで心拍数を180bpm超えまで上げました。シクロクロス中の私の平均心拍数は180bpmを超えるので,アップでそこまで上げておかないとキツそう,という判断です。アップの前後にアミノバイタルゼリーの赤の小さいやつを食べました。空腹感は感じませんでした。


実際のレース

今回はボディNo.43で後ろからスタートです。5列目左端のグリッドに入りました。すぐ前にかつては勝手にライバル認定していたオーニシさんがいます。最近は全くついていけず,ライバルとはとても言えません。いつかまた追いつきたい。スタートを待って待機していると日差しが照り付け,ぐんぐん気温が上がってきました。スタート4分前にジャケットとタイツを脱ぎましたが全然寒くない。

 

ホイッスルでスタート。スタート直後に右前方の2~3名が絡んで急に前が開けました。その間を進んで少しだけ前に出れました。その後はぐんぐん隊列が伸びていきます。ラインが限られているので,よほどの走力が無いと前走者を抜かすことができません。前に出れないままずるずる後ろに下がってしまいます。とにかく体が重く,前に進まないのです。洗濯板状の路面で腰を浮かしたくても「ドッコラショ」状態で路面からの突き上げをモロに食らってしまいます。

それにしても路面が重い。地面はしっかり水分を含んでいて,数ヵ所泥のセクションができていました。轍になっているところはいいのですが,平らなところは泥が粘って急速に減速します。

 

そして階段。

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Photo by Yahiro Hidenori 手すりがないと登れない・・・

手すりを掴み,身体を引き上げながら登ります。すでに心拍は限界近くに達し、駆け上がる余裕はありません。階段を登ってからは下り基調になりますが,心臓バクバクで余裕がありません。階段を越えた後のセクションは、ラインをきちんと選べばスピードを落とさずに走れるのですが、コーナーの処理が上手くできませんでした。登りながらの右ターンが苦手。目線をうまく出口に持っていけないんですよね。

 

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Photo by Hidenori Yashiro

「モーモー坂」は、ギアを1番下(40×32)まで落とし,可能な限りサドルの前に座って足を回します。チンタラ登っているのでM2ライダーにズバズバ抜かれますが,抜き返す余裕はない。立ち上がるとトルクが抜けてしまいます。乗り方とラインの選び方が悪いんですが,それを改める余裕もありません。

 

「モーモー坂」を登り切った直後にシケインといういやらしいレイアウトにより、降車にも余裕がなく,飛び乗りもできませんでした。

3周目になると辛さが襲ってきて、「明日もコレ走るのか〜」と泣きが入るように。抜かされたM2ライダーの方にも「こんなところでどうしたんや」と言われる始末。トレーニング不足と増大した体脂肪による物ですハイ。

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Photo by youkan_0045 苦悶の表情。全く余裕なし・・・

特にいいところもなく、ひたすら苦しいレースが終わりました。終わった時点で「明日もあるのか」と「デブるのはダメだ」という思いで頭がいっぱいに。特に後者については湧き上がる自分の食欲が恨めしく思えます。「まず自分の中のデブを◯さなくては…」と朦朧とした意識の中で考えるのでした。

 

■リザルト


カテゴリ:C3
順位:43/51位(92%)
タイム:31:32.5(+7:05)
Lap1:10:11.9
Lap2:10:37.8
Lap3:10:42.8

 

周回を重ねる毎にタイムが遅くなっていきますね。身体が感じていたつらさはそのままタイムに直結していました。かつて昇格したコースでこの体たらく。なんともつらいレースでした・・・


■まとめ

・とにかく身体が重たい

・登りの右コーナーが苦手

・シクロクロッサーとして生活が回る「仕組み」を考えたい。 

 

久々に家族を連れず一人のレースだったので,完全に自分のペースで準備できたのに全く良いところがないまま愛知牧場day1は終わってしまいました。失意の中帰宅しようと自転車に跨ると前輪に違和感が・・・チューブラータイヤの空気圧が極端に下がっています。どうやらスローパンクしていたようです。高価かつ手間のかかったチューブラータイヤ,2回走ってさっそくパンクとは・・・青ざめてしまいましたがこの後お使いもあるしどうしたものか,「明日もあるのに・・・」と苦悩しながら岐路についたのでした。

 

【自転車実験室】YAKIMAのヒッチキャリア"FullTilt5"を導入しました

約2年前に購入し,我が家のオフロード自転車生活を支えてくれていたヒッチキャリア"Kuat Transfer3"。自転車の積載が大変簡単で,家族3人の自転車が1分もあれば積める逸品です。

tkcx3110.hatenablog.com

 

しかし我が家のRenault Kangooとの組み合わせでの最大の弱点が,「観音開きのリアハッチがヒッチキャリアに干渉して開かない」ということ。車内からアプローチすれば荷台の荷物も取れるのですが,そのたびに後部座席を倒したり,奥まった荷物が取り出しにくい等のデメリットがありました。

「どうしてもキャリアを着けた状態でリアハッチを使いたい」。実はそれにはすでに解があり,シクロクロスで私が勝手にライバル認定していたオーニシさんがKangooでYakimaのFullTilt4を使っており,観音開きが使えることは伺っていました。しかしオーニシさんのKangooと私のKangooではヒッチメンバのメーカが違うため,本当に観音開きが使えるか不明。それを先日の東海シクロクロス第3戦ワイルドネイチャープラザにて無理を言ってテストさせてもらいました。

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結論「使える」。速攻で注文したのでした。

これ以降の内容は,すべて私が先駆者のオーニシさんに教えてもらったことです。オーニシさんに感謝を表しつつ,今後Kangooにヒッチキャリアを導入したい方のために記録を残します。

※このエントリを書いていて写真が不足しているな,と感じたので今後改めて写真を撮り更新したいと思います。

■サイズ

細かい寸法を記したところで検索すればわかる話のため省略します。それよりも,以下の写真をご覧ください。

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車が汚れているのは置いておいて,この通り,たたむと荷台に収まります。KuatのTransfer3は荷台に収まらず,後部座席をすべて倒すと辛うじて詰める大きさだったため,キャリアを使わないときの収納に問題がありましたが,これなら使わないときに荷台にしまっておくことができます。

 

■車への取り付け

先ほどの写真で右側に赤い部品が見えたと思います。これがヒッチキャリアの固定用ダイヤルです。緩めておいて,取り付け部をヒッチメンバに突っ込みます。

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上記の写真で緑色のマークの右側のグレーのボタンを押し込むと,ヒッチメンバの穴に引っかかっている突起がへこむようになります。グレーのボタンを押し込みながら突起が穴に来るように装着し,先ほどの赤いダイヤルを時計回りで締め込みます。赤いダイヤルには鍵穴があり,鍵をかけると赤いダイヤルが空回りし,キャリアが取れなくなります。

 

そして肝心なのがここ!

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ヒッチキャリアを最大限倒すと,この通り約5㎜のクリアランスをもってKangooのリアハッチのドアが開きます!ギリギリに見えるけど開くのです!感動。このクリアランスがずっと心配だったので,オーニシさんにテストさせてもらえて本当に良かったです。重ね重ね感謝しています。

 

■自転車の取り付け

アームを立てて,自転車の前三角を通します。以下のとおり専用のバンドでトップチューブ2ヵ所,シートチューブ1ヵ所を止めます。

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私の自転車はワイヤがトップルーティンのため,バンドの圧迫でワイヤがフレームに擦れ,フレームに傷がつきます。すでに傷だらけの自転車なので私は気にしませんが,気になる方は何らかの対策が必要です。

 

前輪をキャリアそのもので固定できないため,何らかのベルトで前輪とダウンチューブを留めて,前輪が動かないように固定します。

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キャリア本体の裏にはセキュリティワイヤが装備されており,

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このように取り出して,

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前三角を通してロックをかけることができます。鍵はキャリア固定用ダイヤルのものと共用です。

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■取り付け具合の比較写真

横から見たTransfer3。

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同じく横から見たFullTilt5。

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平均した搭載高さは変わらない印象。しかしこうやってみるとヒッチメンバにつながっている部分のアームが妙に細く感じますね。

 

続いて後から見たTransfer3。

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同じく後から見たFullTilt5。

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スローピングがきついと自転車がだいぶ傾きます。個人的には気にならないレベル。極端にスローピングしているか,子供用の自転車等前三角が小さい自転車の場合はステムとシートポストをつなぐトップチューブサポートが必要になります。息子の24インチには使いました。

 

続いて車両からの突き出し量です。

Transfer3は1200㎜超え,

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FullTilt5は1200㎜を切りました。

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私の身長が低いため,うまく写真が撮れませんでしたが,確実に1200㎜を切っており,突き出し量は30㎜程度短くなりました。

 

自転車の固定が若干不安定というところは気になるのですが,観音開きが使えるというメリットが大きすぎるため思い切って導入しました。実際に使用しての走行は次回の東海シクロクロス第6戦大野極楽寺公園にて。今後のシクロクロスでの荷物の積載がどう変わっていくか,今から楽しみです!

 

 

【レースレポート】東海シクロクロス2019-2020 第3戦 ワイルドネイチャープラザ

いろいろ都合が重なって、東海シクロクロス第2戦の「ふれあいパークほうらい」はDNS、今シーズン2戦目となった東海シクロクロス第3戦「ワイルドネイチャープラザ」。日本一の砂区間が自転車と身体を苛み、人間としての総合力が問われる大好きなコースです。さらに自転車が走る事で砂丘保全になっていると聞きます。

憧れのチューブラータイヤセットを組み、ついに過去最高の装備となった愛車と、過去最低の身体を引っさげて挑んだ愛するコースは、トレーニングしていない私を容赦なく叩きのめすのでした。

 

 

■事前の準備~トレーニン

これまた何もできていない。

「全然練習していない」、これは人によって全然とらえ方が違うわけですが、私は本当にトレーニングできていません。全く。ゼロ。自転車に乗れているのは通勤の往復12kmだけ。どうしてこうなってしまったのか。仕事から帰ると意識朦朧でトレーニングする、という気が全く湧きません。風呂に入るのが限界。40代、衰えを感じます。しかしちょこちょこリムセメントを塗ったりするのは意識朦朧でも出来たので、力の掛けようなんだと思います。マインドセットの入れ替えが必要ですね。中年と呼ばれる年になって、衰える体力と精神力。特に精神力が削られるとマズい。

 

■事前の準備~メンテナンス

チューブラータイヤを導入した

前回のエントリで書いた、自身初のチューブラータイヤを導入しました。

tkcx3110.hatenablog.com

貼り終わったあとにエアをしっかり入れて保管していたのですが、妙に前輪のエア抜けが早い気がします。不安になりますが「個体差あり」との事。1日で一気に抜けるわけではないので、「こんなもん」と捉える事にしました。しかし割引で買ったとはいえ高価なものですから、ドキドキしますね。いずれはシーラントを入れたほうが良いのでしょうか。シーラント選びも悩みます。

 

■レース前日 

前日試走

今回は前日試走ができました。昼食後13:30くらいに家を出たのですが、道路が混んでいて会場に到着した時には15:15でした。土曜日の昼間は名古屋市内は道路が混むので、名古屋市から抜けるだけで結構な時間がかかります。

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翌日のレースで使うシューズは使わずに、別のシューズを使います。一通り走ってみてタイヤが剥がれる気配がない事に安心しましたが、空気圧がイマイチ合いません。Panasonicの低圧用エアゲージの値よりタイヤが固く感じる。どうやら壊れてしまったようです。帰りにCirclesでエアゲージを買い直す事にして、レース当日の朝の試走で空気圧を決める事にしました。

前日試走が終わったくらいから小雨が降り出しました。「明日の砂は締まるかな?」とか考えながら帰路に。Circlesでエアゲージと、たまたまタイミングよく届いたチェーンリングボルトを買い、帰宅してから翌日の準備をして22:30には就寝。寝る前に少しでも回復を帰宅して「金グリ」を飲みます。最近は布団に入るとすぐに意識が無くなります。

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金グリ。

 

■レース当日

 朝の試走

4:30起床、5:00出発です。息子は眠たそうでしたが、親の趣味について来てくれてありがたい事です。5:00の名古屋市内の道路はさすがに空いていて、1時間半かかりませんでした。受付近くの駐車場に車を止めて、受付開始まで仮眠です。試走の時は、靴下、シューズともレースに使わないものを履き、コースを確かめる事とタイヤのエア圧を確認する事に集中しました。コーナーで後輪タイヤがよじれる感覚が把握できて、かつ走りに困らなそうな空気圧は前後とも1.45barでした。体重80kgもある私にとってはここまで空気圧を下げられたのは初めてです。チューブラータイヤ恐るべし。

 

アップ

ミノウラのFG-220を使ってアップをします。スポーツドリンクとアミノバイタルゼリーを食べてアップ開始です。STAGES POWERのパワーメータを実装しているので、タイヤを交換せずそのままアップです。アップを始めてから、全然心拍が上がらないことに驚きました。最近全然走っていなかったせいで、体が反応せず、心拍も上がらないのです。どんどん不安になってきました。結局300W付近でモガくのを繰り返してなんとか心拍180bpm付近まで持っていきました。 これ全然アカンやつや。アップの後はいつも通りお通じがあり、お腹周りの不安はなし。この辺りはルーティンがハマっています。

 

■実際のレース

第2戦の「ふれあいパークほうらい」が諸所の事情によりDNSだったので、ゼッケンNo.は37。後列スタートなので少し気が楽になりました。招集を受けてスターティンググリッドに入ると4列目左から2番目。スタート直後のコース中央部にはいやな思い出があるので悪くない位置です。 

tkcx3110.hatenablog.com かつてのいやな思い出。

 

スタート2分前にジャケットとウォーミングアップタイツを脱ぎ、スターティンググリッドまで来てくれた息子に手渡します。レースそのものに興味は無いのに親に付き合ってくれて出来た息子です。スタート15秒前にGarminのスタートボタンを押し、その時計を目安にスタートのタイミングを計ります。

 

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Photo by youkan_0045 おとなしめのスタート 

ホイッスルでスタート。昨シーズンに全力で第1コーナーに突っ込んで、前走者とまさに「絡んだ」一件と、そもそもトレーニングしていないから最初から頑張ってもどうせ持たない、という諦めから静かなスタートになりました。第一コーナーに入る前に「左通るよ!」の声で二人くらいに抜かれます。

tkcx3110.hatenablog.com 過去に「絡んだ」一件。

 

第一コーナーで前走者にぶつかるのが嫌だった私はゆっくり侵入、そのまま減速して進めなくなり、早速押して走ります。しかしこうやって写真を見ると改めて太ったな。

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Photo by Masatsugu Kaneko 早速押して走ります。

 

第1コーナーの砂は乗れませんでしたが、第2コーナーの砂は乗れました。前日試走で練習していた通りのイメージです。砂のコーナーで曲がるのは実際難しいので、可能な限り直線的に抜ける。第3コーナーは渋滞していたので諦めて降りて自転車を押します。この時点でアップのときに感じなかった高い心拍数を感じました。砂区間で降りて走るとあっという間に心拍が上がります。個人的な名物と言えるピット前の180°ターンは、前日試走でNAGARA BICYCLE GarageのHASEさんから攻略法を聞いていましたが、もはや心拍MAXの私には捌く余裕はありませんでした。

 

 

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Photo by Youkan_oo45 森区間を抜けて苦悶の表情。

 

区間に入ると、チューブラータイヤのグリップの良さを改めて感じました。なんというか、タイヤのよじれ具合がわかるのに、リムから剥がれない限りエア抜けの心配が無い。(パンクは別ですが)そのため思い切ってコーナーに飛び込めるため、安心感がありました。苦悶の表情ですが、いつもより曲がりやすい。

 

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Photo by Kikuzo この地味な砂の上りがきつい

乗れるところは頑張って、

 

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Photo by Kikuzo 担ぐ。

乗れないところは諦めて担いで走ります。担いで走ると感じるのは、砂の上で自転車を押して走るのと別の付加を感じることです。砂の上で自転車を押すと、疲れてハンドルを下に押してしまい、前輪が沈んで負荷が上がります。担いだ場合は負荷は自転車と自分の体重だけになるので、場合により付加が下がります。やはり砂で体力を残すには、パワーを下げずに体重を落とす工夫がいると感じました。

 

あとは声掛けです。

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Photo by youkan_0045 ゾンビ坂の担ぎ

最も過酷な「ゾンビ坂」の担ぎ。友人のハットリさんからの「腕を振れ!前を見ろ!胸を張れ!」や、OGPボスのヒロセさんの声援が体を前に進ませます。メチャクチャきつい砂の担ぎは、声援なしでは走れません。担いでいる真っ最中なのに「チューブラータイヤの調子どう?」と聞いてくれる方も。ブログ読んでくれてありがとうございます。私の回答は「チューブラーの良さを味わい切る前に足が終わった」です。2周めのゾンビ坂で後ろからHASEさんの「サイトー!!」の声が。追いつかれてたまるものかと全力で走りました。やはり限界では声援が効くんですね。しかし不甲斐ない走りのままゴールしました。

 

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Photo by ミックさん

レースが終わった後でもカメラを向けられたらポーズをキメるライバル「テンチョー」に対して疲れ切った表情のママのワタクシ。テンチョーには順位では勝ちましたが、シクロクロッサーとしては敗北です。

 

■リザルト

カテゴリ:C3

順位:36/44位(81%)

タイム:30:57.6(+6:13)

Lap1:9:56.1

Lap2:10:29.8 

Lap3:10:32.7

 

 砂の乗車率が上がった後半につれて、タイムが落ちていることがポイントです。へばってしまって乗車区間のタイムが落ちていることに他なりません。太った上にトレーニング不足で落ちた体力を痛感する結果でした。 

 

■まとめ

・太った、かつ体力が落ちた。

・チューブラータイヤのグリップは良かった。継続してテスト。

・つくづく太ったな。

 

大好きなワイルドネイチャープラザで不甲斐ない走りをし、太って体力が落ちた私を痛感しました。年齢を重ねるごとに仕事もプライベートも忙しくなっていきます。そんな中でトレーニングの時間を確保し、良い成績で走っている方々に尊敬を感じますし、自分の不甲斐なさを痛感します。シクロクロス愛好家であり、かつC2への昇格を目指しているのだから、自分の中のトレーニングの優先度を上げて、何とか走る時間を今後確保したいものです。

タイムマネジメント」。仕事でもプライベートでも問われるこの言葉が、トレーニングをしていない自分に重く響きます。チューブラータイヤも履いて機材としては文句の言いようがない状態、結果の全ては自分の身体能力によるものになってしまいました。体の状態はすぐには改善できないので、結果が出るのは随分先になると思われますが、流石に頑張り方を変える年齢になったと思います。何かを始めるのに遅すぎることはないはず。不惑のワタクシ、これから減量に挑みたいと思います。

 

 

…しかしこれを書きながら発泡酒を飲んでしまうのである。この脆弱な精神が憎い。

 

【自転車実験室】シクロクロス用にチューブラーホイール/タイヤセットを製作した

 すでに2019-2020のシクロクロスシーズンは始まっているのですが、今頃今シーズン用のニューホイールセットを準備しました。仕事もプライベートもいろいろあってホイールを組んでいる時間が全然なく、休みの朝も全然起きられなくてトレーニングもろくにできていない。仕事の都合で東海シクロクロス第2戦「ふれあいパークほうらい」もパスしてしまう始末。しかし次は最も楽しみにしている第3戦の「ワイルドネイチャープラザ」。ここに今できる全力を投じるのです。

今回の機材アップデートは昨シーズンに安価で買ったチューブラータイヤ「A.Dugast Small Bird 33 」。サイドウォールがネオプレーンコーティングされており、従来のコットンより耐久性が高いのがウリです。タイヤのノブが他と比べて小さいですが、ワイルドネイチャープラザに最も重きを置いて選定したので悔いはありません。もちろん、東海のシクロクロッサーである私はIRCチューブレスタイヤの良さを知っていますし、その有り難みも日頃感じているのですが、シクロクロス愛好家として一度は伝統のチューブラータイヤを使ってみたかったのでした。今まで経験した自転車整備で最も手間がかかった「シクロクロス用チューブラータイヤ貼り」の始まりです。

 ■リムはTNI

チューブラータイヤを使うためにはチューブラーリムが必要です。せっかく安く買ったタイヤ、リムも安価に抑えるため、これを選びました。

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TNIのチューブラーリム、「CX22」です。リム高22mm、リム幅23.2mmとワイドリムです。1本¥4,200(税別)。前後分2本でも¥10,000しません。

重量は公称415gに対して、

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413gと、

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410gでした。

重量公差で考えると公称-2%以内に収まっているので、私の個人的な感覚では十分良心的な製品です。塗装の見た目も美しく、穴のバリも少ない。高品質に感じます。デカールはデザインが気に入らない上主張が激しすぎるので剥がしました。

 

■ホイール組み

昨シーズンまでVelocityのA23でチューブレス運用していたホイールをばらし、Dura-Aceのハブを流用して組みます。

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組めました。前輪は28hのイタリアン4本組、後輪は28hのイタリアンヨンロク組です。スポークはお気に入りの星スポーク「WingStar」です。色がイイんです。

ホイール組は相変わらず楽しいですが、素人には数がこなしにくいのが問題ですね。もともとのリムのデカールははがしましたが、今回は別にデカールを貼りました。スポークを注文したところ、星スポークの営業担当から「もっと使って(意訳)」のお手紙とともにデカールが同封されていたのでリムに貼ることに。

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なかなかかっこいい。

 

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あとは、組む時にしか貼り付けられないように、私が最も愛するハードウェアをモチーフにしてステッカーを作りました。ステッカーの材料はエーワンのラベルシール「超耐水」を使いました。

www.a-one.co.jp

このステッカーがいつまで過酷なシクロクロスでもつか見ものです。こういう遊びができるのが自分で組むホイールの良さですね。

 

■結線用の小手先を用意した

今回の後輪のリムはオフセットリムではないため、やはり反ドライブ側のスポークテンションがタルいです。そこで結線するのですが、前回のはんだ付けの際は小手先の熱容量が小さく、最大まで設定温度を上げてもなかなかはんだが乗りませんでした。

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小手先が細い。

 

はんだこての小手先は必ず劣化するので、交換部品が売っています。今回は一番太い小手先を買いました。

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比べると一目瞭然です。

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果たして以前よりものすごくはんだが乗りやすくなりました。でも対象物から熱が逃げやすいので、なかなか薄くはんだを乗せるのが難しいのは相変わらずです。今回も芋はんだになってしまいました。まだまだ精進が必要ですね。しかし作業速度は断然早くなりました。道具をしっかり選ぶことの重要性を思い知りました。私は弘法ではないから筆を選ばなくては。

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とりあえず結線出来ました。

 

■チューブラータイヤの貼り付け

さて、ホイールが組みあがったらタイヤの貼り付けです。話が前後しますが、昨シーズン買ったチューブラータイヤは、以下の写真の状態で保存していました。Circlesのマコさんから、「リムに乗せて少し空気を入れて保存するとよい」と教わっていたので、組む前のリムに乗せて少し空気を入れてラップでくるみ、押し入れに保管していました。たまに取り出して空気を入れてを繰り返し約1年。

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タイヤの「ふんどし」にきっちりリムの型が着きました。これはタイヤを貼ったときに密着度が高そう。

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タイヤを貼る前にリムに下処理としてマスキングをします。リムセメントがブレーキ面についたら除去が大変なので。

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日東電工の床養生用を買いました。テープ幅が狭くリムにちょうどよさそうです。

 

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貼れました。思った通りリムの高さにちょうど良く、貼りやすかったです。

 

 

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前後とも貼ったら、リムセメントを塗るためにスタンドに設置です。後輪はクイックを挟むタイプのスタンドがちょうどよかったですが、前輪は使わなくなったミノウラの振れ取り台を使いました。こんな形で役に立つとは。

 

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リムセメントはパナレーサーです。

 

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ふたに刷毛がついています。個人的にはあまりにおいがキツくない印象。

 

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塗ります。仕事から帰ってきて呆然としたまま1回/1日、3日間塗りました。リムセメントを塗ったら風呂に入って寝る生活。

 

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リムセメントを塗ったホイールを床に転がしておくと自分や家族が脚をひっかけて不幸なことになるので、ミノウラのバイクタワーに付けてあるホイールラックで保管します。

 

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リムセメントを塗り始めて3日目、この日はタイヤ側にもリムセメントを塗ります。タイヤに空気をある程度入れると、上の写真のように「ふんどし」側が上を向きました。この状態で塗っていきます。

 

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「ふんどし」にピントが合っていませんが、ふんどしを観察するとフチにしっかり接着剤が含侵しています。丁寧なつくりを感じます。

 

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「ふんどし」にリムセメントをしっかり塗り込みます。「ふんどし」の繊維にリムセメントが染み込むように、刷毛の先を押し付けるように塗りました。

 

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塗り終わったらタイヤが横を向く状態でぶら下げて1日眠らせます。こちらも床に転がしておくわけには行かない。

 

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4日目、いよいよタイヤの貼り付けです。リムセメントはおそらくきっちり塗れたはず。私にとって初めてなので信じるしかありません。

 

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レース中にタイヤが剝がれてほしくないので、最大限の手を打ちます。Simworksで取り扱っている「CXテープ」を貼ります。バルブホール付近に貼れないのが気になる。うまい方法はないものでしょうか。

 

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リムに密着するようにしっかり押して貼り付けます。

 

 この後はテープの保護紙をはがし、その上からリムセメントを薄く塗って、「CXテープ」が溶けるのを見計らってタイヤをセットしました。ここからは勢いだったので写真を撮る余裕はありませんでした。「難しい」と聞いていましたが、とにかく難しかったです。リムから外れにくいように当然ながらタイヤは固く、乗せるだけでもかなりの腕力が必要で、「CXテープ」が固まる前にアライメントを取らなければなりません。タイヤを掴んで持ち上げるようにずらして修正、センターが出ているかチェック。少し波打ちましたが諦めました。これを書いている今、手の親指の付け根が筋肉痛です。

 

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何とか乗せ切ったのですが、この通り溶けた「CXテープ」がタイヤサイドに付着してしまいました。正直言って自分が知っている自転車整備の作業の中で、「CXテープを使ったシクロクロス用チューブラータイヤをリムに貼る」という作業が最も難易度が高かったです。短時間かつ不可逆の作業は難易度高い。ホイール組のほうがよっぽど簡単です。この困難な作業をなじみの自転車店Circlesでは1本¥4,000程度の工賃で対応してくれるとのこと。正直破格であります。次回からは頼みたくなりましたが、「CXテープ」が余っているので、もう1回は挑戦してみたい。

 

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さてタイヤを貼り終わったので、リムセメントと「CXテープ」が硬化するまでまた1日寝かせます。

 

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1日経って接着状態を確認すると、バルブホール付近に隙間があります。可能な限り押し込んだつもりですが、イマイチの密着度。ここから浸水して接着剤が痛むといけないので、隙間をコーキングします。

 

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セメダインの「バスコークN クリア(半透明)」です。学生の時ツーリング中に立ち寄った「Japan DIY Show」にて、小汚い学生の私にカタログと携帯ストラップをプレゼントしてくれ、丁寧に説明をしてくれたセメダインの方にはいまだに恩を感じており、それ以来接着剤はセメダイン派です。コニシボンドは買わない。

 

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タイヤとリムの隙間にコーキングをヘラで押し込みながら塗布します。

 

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コーキングが終わったら、コーキング材の表面が硬化開始する直前にマスキングをはがします。また一晩寝かせます。それにしてもチューブラータイヤ貼りは時間がかかります。チューブレスタイヤの運用の楽さを思い知りました。

 

■自転車に組付け

シクロクロスを始めてからn年、ついに待ち望んでいたこの時が!

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カッコイイ・・・

なんだろうこのカッコよさ。


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ピントがデカールにあっていない


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この黒いリムに青ニップル、そして「WingStar」の鈍い銅色の組み合わせが凄くかっこいいと思うんですよね。これにスキンサイドのチューブラータイヤがさらにかっこいい。自分の走りはともかく見た目性能が無茶苦茶アガりました。今後も「WingStar」を推していきたい。売れないとディスコンになってしまうので、私のために皆さんに使ってもらいたい。

 

何とか'19/12/15の東海シクロクロス第3戦「ワイルドネイチャープラザ」に間に合いました。もともとこのタイヤを使いたかった一番の動機は「砂を低圧のタイヤで走ってみたい」というもの。トレーニングが全然できていないので成績は望めませんが、今までと走りごたえがどう変わるか、とても楽しみです。頼むから剝がれないでくれ!